本ウェブサイトでは、Cookieを利用しています。本ウェブサイトを継続してご利用いただく際には、当社のCookieの利用方針に同意いただいたものとみなします。

AbitusUSCPA合格者数6,546名
(2024年3月末時点)

03-3299-3330
  • 2022/06/01公開
  • 2024/03/27更新

USCPA(米国公認会計士)は意味がないと言われる"5つ"の理由

USCPA(米国公認会計士)は意味がないと言われる

USCPAはアメリカ 各州が認定する公認会計士資格で、ビジネスパーソンに必要なコアスキルである英語・会計・IT・法律・ファイナンスについて習得するものであるため、国際資格として世界的に評価されています。

キャリアアップや年収アップを目的として、USCPAの取得を考えているビジネスパーソンは多いでしょう。 一方で、USCPAは取得しても「意味がない」と言われることもあります。

この記事では、USCPAは意味がないと言われる理由や、USCPAのメリット、資格を取得するのにおすすめな人を解説します。

会計や経理への就職・転職に有利とされるUSCPAのメリットや、実際に取得した人の声も紹介するので参考にしてください。

監修者プロフィール

渡邊花織さん

近江 千早紀

USCPAライセンス

四年生大学教育学部卒業後、2011年に政令指定都市へ入庁し、約三年半まちづくりに関する予算決算業務に従事する。
その後タイへ移住し、私立学校の運営に従事しながら2017年〜2019年までにアビタスのUSCPAプログラムを受講する。
2019年に帰国後は四大監査法人へ入所し、金融機関向けアドバイザリー部門にてGAAPコンバージョン業務や内部統制支援業務に従事。
2020年ワシントン州ライセンス取得。

目次
USCPA(米国公認会計士)は意味がないと言われる5つの理由
USCPA(米国公認会計士)のメリット3つ
USCPA(米国公認会計士)資格はこんな人におすすめ
実際にUSCPA(米国公認会計士)資格を取得した人の声
キャリア形成にプラスになる人にはUSCPAは強力な武器になる

USCPA(米国公認会計士)は意味がないと言われる5つの理由

日本で働く場合には取得しても意味がないと言われることのあるUSCPA。

仕事の役に立たない、就職・転職に有利に働かないなどの噂もありますが、果たして実際はどうなのでしょうか。

ここでは、USCPAが「意味がない」と言われる理由を5つ紹介します。

理由1:USCPA(米国公認会計士)の国内知名度が低いため役に立たない

日本国内においては、USCPAの知名度は日本の公認会計士に比べて低いといえます。 その知名度の低さから、就職や転職でアピールできないと思われがちです。

USCPAの試験は2011年から日本でも受験できるようになったものの、日本の公認会計士と比較すると知名度は低い傾向にあります。

USCPAは国内知名度が低い?

日本の公認会計士と比べると、USCPAは知名度が低いかもしれません。

しかし、USCPA取得者が優遇されている業界もあるため、全てにおいて知名度が低いとは言い切れません。

USCPA取得者を求める業界には、監査法人、会計事務所、税理士法人、コンサルティング会社、海外関連企業などがあります。

理由2:試験の難易度が「公認会計士」より低いため意味がない

USCPAの試験は日本の公認会計士に比べて、難易度が低いと思われているようです。 日本在住者のUSCPAの各科目の平均合格率は41.2%(2019年)と、5人に2人以上が合格している計算になります。

一方、日本の公認会計士の合格率は7.7%(2022年)です。USCPAに比べて合格率は低いといえます。

試験の難しさや資格の有用性は試験の合格率だけで測ることはできませんが、試験難易度だけを見て、取得しても意味がないレベルの資格だと認識している人も見受けられます。

USCPAは試験の難易度が低い?

USCPAと日本の公認会計士の合格率を比べると、USCPAの方が合格率は高いです。しかし、既に記載しているとおり、合格率の比較だけではUSCPAの難易度が低い理由にはなりません。

USCPAを取得していることは、米国会計基準を理解していることの証明となります。加えて、USCPAは一定程度の英語力があることを示すことができる資格です。

試験の難易度のみにとらわれず、目的に応じた資格取得を検討しましょう。

参照:金融庁「令和4年公認会計士試験の合格発表の概要について」

理由3:USCPAを取得しても日本企業の就職・転職に有利にならない

USCPAは米国の公認会計士資格であるため、海外への就職や転職、外資系企業では有利になると想像できるでしょう。

しかし、日系企業では役に立たない、監査法人以外の就職・転職では意味がないと思われがちです。また、日本の公認会計士の ように、日本国内では独占業務を行えない点も意味がないと言われる理由でしょう。

USCPAは日本企業の就職・転職に不利?

USCPAは日本の公認会計士と全く同じように独占業務に従事することはできませんが、監査法人以外にも、会計事務所・税理士法人、コンサルティング会社などに一定数の需要はあります。

USCPAという資格が、就職・転職に全く有利にならないわけではないでしょう。

理由4:キャリアチェンジに役立たない

今まで会計の知識がなかった人が、監査法人やコンサルタントへのキャリアチェンジを目的としてUSCPAを取得しても、役に立たないと言われることがあります。

確かに監査法人は、会計業務や経理の経験のある方を転職の際には優遇する傾向にあると言えます。

USCPAはキャリアチェンジに役立たない?

国際資格の専門校のアビタスの合格者の声によると、多くの人が実務経験無しでも外資系企業や会計事務所、コンサルティングファームへ転職しキャリアチェンジしています。

USCPAに加えて実務経験があれば、もちろん有利にはなりますが、実務経験がないからといってキャリアチェンジの可能性が無くなるわけではないでしょう。

合格者の声|USCPA(米国公認会計士)予備校

理由5:USCPAを取得してもアメリカの会計基準にしか対応できない

USCPAは、USGAAP(米国会計基準)やUSGAAS(米国監査基準)の専門家です。

ビジネスの国際化に伴い、IFRS(国際財務報告基準)の導入を検討する企業も多く存在し、アメリカの基準に関する知識しか身に着けられない資格は意味がないと考える方もいるのではないでしょうか。

USCPAはアメリカの会計基準にしか対応できない?

USGAAPとIFRSの主要な差異は既に解消されています。

そのため、USCPAを取得してもアメリカの会計基準にしか対応できないというわけではありません。USGAAPとIFRSとのいくつかの異なる項目を後から補足する形で学べば、USGAAPの知識もIFRSの知識も身に着けることが可能です。

USGAAPとIFRS両方の知識を身に着けられれば、市場価値の高い人材になることができるでしょう。

USCPA(米国公認会計士)のメリット3つ

USCPAが意味がないと言われる理由の多くはただのイメージであったり誤解が多く含まれていたりすることが分かりました。

ここからは、USCPAが持つ本当のメリットを見ていきましょう。

メリット1:認知度は低いが、グローバル企業中心に評価される資格

USCPAは日本の公認会計士や簿記に比べて知名度が低いのは事実でしょう。 ただし、「知名度が低い=評価されない」ではありません。

USCPA取得者は、会計業務未経験でも、監査法人や会計事務所、コンサルティングファーム、大手企業の経理部門などから多くのオファーを得ています。

日系企業の中にはUSCPAを必要としない企業もありますが、海外と取引のある日系企業では十分に評価されている資格です。

USCPAの歴史は古く、ニューヨーク州において公認会計士制度が創設されたのは1896年です。第1回公認会計士試験が施行されたのは、1917年で100年近い歴史を誇ります。

日本での知名度とは裏腹に、USCPAは世界で最も広く認知されたビジネス資格の1つといえるでしょう。

受験資格が設けられており、容易に取れる資格ではない

USCPA試験の各科目の平均合格率は41.2%(2019年)と日本の公認会計士よりも高いため、レベルの低い資格と思われがちです。 会計の入門資格と呼ばれる簿記3級の合格率に近いことも要因でしょう。

ですが、簿記とUSCPAの合格率を比較することはあまり意味がありません。 受験資格の制限がない簿記に比べて、USCPAは「学位要件」と「単位要件」の2つの受験条件があります。

学位要件とは4年制大学(大学在学中や高卒・短大卒でも受験可能な州あり)を卒業していること、単位要件とは大学等で「会計単位」「ビジネス単位」を一定数以上取得していることです。

スタートラインが大きく違うため、合格率が近いからといって資格の水準が同等とはいえません。 USCPAは合格率が高い=誰でも取れる意味のない資格ではない、ということをしっかり把握しておきましょう。

近江さんからのアドバイス

渡邊花織さん

アビタスでは会計・ビジネス単位を取得し、受験に必要な単位要件を満たすことが可能です。大学で会計単位を取得していない初学者であっても1,200〜1,500時間の学習で合格ラインに到達することができますが、どのように学習を進めるか、また、苦手分野を克服するかが非常に重要です。
アビタスでは、試験対策に精通したベテランカウンセラーに学習上の問題や悩みを相談できる、学習カウンセリングを受けることができます。

まずは無料の説明会にご参加ください。

メリット2: 監査法人以外でも活躍の幅が広い

USCPAは日本での独占業務こそありませんが、監査自体は日本で行うことができます。 USCPAは、会計業務未経験者にとって、監査法人や会計事務所、コンサルティングファーム、大手企業の経理部門への就職・転職に役立ちます。

意外なことに、USCPA取得者は、監査法人だけでなく一般企業での経理・財務や、CFO・CEOなどのトップ・マネジメントを含めた幅広いポジションでも活躍しています。

また、米国公認会計士協会の会員で監査・税務業務を行っているのは全体の4割以下と半数を下回っています。

会計士の資格でありながらも、監査法人や会計事務所に活躍の場が限定されない点もUSCPA の魅力の一つです。

メリット3:キャリアチェンジ、キャリアアップに役立つ

USCPAはキャリアチェンジ、キャリアアップに役立つ資格です。

特に、内部監査や経理、経営企画等の経験がすでにある人にとってUSCPA取得は、キャリアアップにつながります。

キャリアチェンジのための転職の場合は、若い世代であればあるほど資格の有効性は上がるでしょう。 会計業務未経験者でもUSCPAの資格取得で、監査法人やコンサルティングファームへの転職へ有利に働きます。

ただし、30〜40代の場合には英語力やこれまでのキャリアが重視されるなど、キャリアチェンジの難易度は高くなります。

とはいえ、現在会計業界、特に監査法人は人材不足で「売り手市場」の状況 です。USCPAを取得して、キャリアチェンジやキャリアアップを希望する場合は、年齢だけで諦める必要はありません。

USCPAは専門性の高い資格です。30代以上で転職を希望する際は、これまでのキャリアと資格をどう絡めてこれからの仕事に役立てることができるか、しっかりアピールできるよう、戦略を立てることが大切になるでしょう。

USCPA(米国公認会計士)資格はこんな人におすすめ

USCPAはどんな人におすすめなのか見ていきましょう。

  • 会計の知識を英語で学びたい人
  • 大手監査法人や会計事務所に転職したい人
  • 外資系企業やグローバル展開する日系企業で働きたい人
  • アメリカや海外各国で勤務したい人
  • 働きながら資格取得を目指したい人

USCPAの試験は、会計だけでなくファイナンスや経済学などを幅広くカバーしており、学習の中でビジネスで必要とされる幅広い知識を「英語」で身につけることができます。

BIG4である大手監査法人や会計事務所への転職、外資系企業や海外勤務したい人にも向いています。 また、国際資格の専門校 であるアビタス受講者の多くは社会人です。

現在のキャリアを中断することなく資格取得を目指したい人にもおすすめです。

近江さんからのアドバイス

渡邊花織さん

アビタスのUSCPA学習者の多くが第一線で活躍するビジネスパーソンであり、多忙な方でも学習を継続しやすい教材をご用意しています。
グローバルに活躍できるプロフェッショナルな資格でありながらも、現在のキャリアを中断することなく学習できることがUSCPAの魅力の一つです。

まずは無料の説明会にご参加ください。

実際にUSCPA(米国公認会計士)資格を取得した人の声

ここからは実際にUSCPAを取得した人の声を紹介します。

USCPAを取得することで、業務上どんなメリットがあるのか見ていきましょう。

BIG4監査法人に就職(大学4年生)

USCPAを取得したことで、普通に大学生活を送っただけでは就職できなかったであろう企業(BIG4監査法人)に就職できました。自分の出身大学のレベルを考えると、かなりの優良企業に就職できたと思います。

また、もちろん結局は自分次第ですが、今後一生使える資格を持っているという安心感のようなものもあります。

英語力・財務会計力・忍耐力がバランスよく身についた(営業課長)

仕事のキャリアとしては営業一辺倒だったので、ステップアップとして財務面にも強くなりたいと考え、取得を考えました。

日本の公認会計士資格を取ることも考えましたが、監査がしたかったわけでも会計のプロフェッショナルになりたかったわけでもなかったので、英語力向上とこれからの会計基準の流れも見据えUSCPAを選択しました。

合格する頃には、英語力、財務会計力、忍耐力がバランスよく身につきました。

会計の知識やものの考え方を会得(弁護士)

私が業務上理解することが求められるのは、もっぱら日本の会計基準や監査基準に関する知識です。アメリカの会計・監査基準は、日本のそれらと同じというわけではありませんが、両者に共通するところも少なくないと感じます。

USCPAの学習を通じて得た基礎的な知識やものの考え方は、日本の会計・監査基準に準拠した議論においても、私の理解を大いに助けてくれています。

40代で取得し3回転職できたのはUSCPAの専門性のおかげ(常務取締役)

私はUSCPAを40代で取得しましたが、それから3回転職できました。合格までは大変でしたが、資格を取ったことで仕事は大きく変わりました。

名刺にUSCPAと入っていると専門性を証明できるので、海外で監査をする時は本当に楽になりました。 体系的に会計の知識が身についたことで、仕事の守備範囲が格段に広くなりました。

近江さんからのアドバイス

渡邊花織さん

USCPAは米国の公認会計士資格ですが、活躍のフィールドは財務会計や監査の領域にとどまりません。
これまで培われたビジネススキルに「英語力」「財務会計」「会計監査」「コーポレートガバナンス」といった知識が加わることで、キャリアアップや多様なキャリアパスにつなげていただくことができます。

まずは無料の説明会にご参加ください。

USCPA合格者の声をもっと見る

キャリア形成にプラスになる人にはUSCPAは強力な武器になる

日本国内での知名度が低い、公認会計士試験と比較して合格率が高いなどの理由から、USCPAの取得は意味がないと言われることもあります。

しかし、実際はUSCPAが有利に働く業界は少なくありません。

USCPAを取得した人からは、キャリアアップに活かすことができた、高い専門性が身についたため仕事に活かすことができた、一生ものの資格を身につけることができた、などの声が届いております。

USCPAの資格取得者が優遇される場は、監査法人、会計事務所、税理士法人、コンサルティング会社、海外関連企業など数多くあります。

自身の今後のキャリアを見据えた時に、USCPAが活かせる業界であるならば、就職・転職の際の強力な武器となるため、迷わず資格取得しましょう。

アビタスならUSCPA(米国公認会計士)合格を効率よく目指せる!

USCPAは意味がないと言われる理由と、USCPAのメリットやおすすめな人を解説しました。 USCPAが意味がないと言われる理由は、USCPAに対する誤解からのものであり、取得するメリットは多くあります。

USCPAのメリットや自分が向いているかを確認し、取得を目指しましょう。

USCPAの試験では英語の能力も問われるため、1,200~1,500時間の学習が必要です。 自分だけでUSCPAの学習をするのが大変な場合は、資格専門校を利用しましょう。

国際資格の専門校であるアビタスでは、 6,000人以上のUSCPA合格者を輩出しています。日本在住合格者の 約3人に2人はアビタス卒業生です。

オリジナルの日本語教材で学習できるほか、サポート期間はUSCPAの標準学習期間の3倍以上の5年間あり、多くの方に安心して学習いただいています。 教材は1ユニット約20分の「スモールユニット」形式で、スキマ時間での学習も簡単に行えます。

合格後もエージェント機能を社内に持っているため、転職やキャリアアップをサポートいたします。 USCPAの合格を狙うならアビタスの利用をぜひ検討してみてください。

アビタスでは、オンラインでUSCPAの概要や活かし方がつかめる「USCPA説明会」を行っています。USCPAに興味がある方は、まずは無料説明会にお申し込みください。

まずは無料の説明会にご参加ください。

※記事に記載の内容は2023年6月時点のものを参照しています。

合わせてお読みください

最近のエントリー

カテゴリから探す