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  • 2021/12/16公開
  • 2024/01/24更新

USCPA(米国公認会計士)を受ける際に英語検定やTOEICは必要?違いを解説

USCPA(米国公認会計士)を受ける際に英語検定やTOEICは必要?違いを解説

USCPA(米国公認会計士)の試験問題は、すべて英語で出題され英語で解答します。

そこで気になるのがUSCPAを受ける際にどのくらいの「英語力」が必要かということでしょう。英語力といえば英語検定やTOEIC®︎が有名です。

この記事では、USCPAを受ける際に英語検定やTOEIC®︎は必要なのか、また英語検定やTOEIC®︎でどのくらいの英語力を持っているとよいのかを解説します。

なお、本記事でのTOEIC®とは「TOEIC®L&R」のことを指します。

監修者プロフィール

冨野彩子さん

冨野 彩子

USCPAライセンス

政治経済学部卒業後、米国で就労することを希望してUSCPAを取得することを決意。合格証を携えてCA州ロサンゼルスにて現地企業の財務デューディリジェンスや税務申告書作成業務を行う。帰国後は四大監査法人に入所。金融機関監査のほか法人の翻訳・出版業務に携わる。その後家族に帯同して再び渡米。2022年にGA州アトランタの大学院にて会計学修士号を取得。

目次
USCPA(米国公認会計士)を受ける際に英語検定、TOEIC®︎は必要か?
USCPA(米国公認会計士)の出題形式
USCPA(米国公認会計士)で必要な英語力
USCPA(米国公認会計士)は英検、TOEIC®︎でいうとどれくらい?
USCPA(米国公認会計士)の取得に英検やTOEIC®︎は必要ではない

USCPA(米国公認会計士)を受ける際に英語検定、TOEIC®︎は必要か?

結論を先に述べると、USCPAを受けるのに英語検定やTOEIC®︎は必要ではありません。

また、USCPAに必要な英語力は、英検やTOEIC®︎とよく比較されますが、それぞれの英語の分野が違うため、USCPAに英検やTOEIC®︎が役立つとは一概にはいえません。

英語検定とは?

英語検定とは正式名称を「実用英語技能検定」といい、「英検」という略称で広く知られています。

公益財団法人「日本英語検定協会」が主催し、文部科学省が後援する国内最大級の英語資格試験です。

英検では、日常生活や学校、職場など幅広い場面でのアカデミックな英語力をはかります。

ですから、会計分野の専門英語が頻出するUSCPAとはジャンルが異なります。

TOEIC®︎とは?

TOEIC®︎とは「Test Of English for International Communication」の略で、「オフィスや日常生活における英語によるコミュニケーション能力を幅広く測定」します。

TOEIC®︎は主にオフィスで必要なビジネス英語のイメージが強いでしょう。

会計分野の専門英語が頻出するUSCPAとは、やはりジャンルが多少異なります。

USCPA(米国公認会計士)と英検・TOEIC®︎では出題形式も違う

USCPAと英検・TOEIC®︎では試験の出題形式も異なります。

英検はリーディング、リスニング、ライティングで試験問題が構成されており、TOEIC®L&Rはリーディングとリスニングで構成されています。

USCPAの試験は9割以上がリーディングの問題で、ライティングの試験はわずかです。リスニングに関しては1問も出題されません。

英検やTOEIC®︎を取得することがUSCPAの学習に役立たないということはありませんが、USCPA取得が最終ゴールであるなら、真っ先にUSCPAの勉強を始めても、問題ないでしょう。

冨野さんからのアドバイス

冨野彩子さん

英語もTOEICも英語の能力を証明する試験ですが、USCPAは英語で専門的な知識があることを証明する試験です。英検やTOEICの良い結果をお持ちでしたら自信を持ってUSCPAに挑んで頂きたいと思いますが、これらの結果があまりよくないからといってUSCPAを諦める必要はありません。
アビタスは英語力の有無にかかわらずどのような方でも学習しやすい教材を用意しております。挑戦を決意してくださった方々を合格まで全力でサポートいたします。

まずは無料の説明会にご参加ください。

USCPA(米国公認会計士)の出題形式

USCPAはコンピューターで解答し、以下の3つの出題形式を採用しています。

出題形式 該当科目
1

Multiple Choice

(MC)

4択問題

4つの選択肢から1つの正解を選ぶ FAR BEC AUD REG
2

Task-Based Simulation

(TBS)

総合問題

与えられた事例について数値入力、多肢選択、表の穴埋めなど様々な形式で解答する FAR BEC AUD REG
3

Written Communication

(WC)

記述問題

与えられた事例について、簡潔なビジネスメール形式で英文を作成する BEC

Multiple Choice(MC)

Multiple Choice(MC)は4択問題です。

  • FAR:66問
  • BEC:62問
  • AUD:72問
  • REG:76問

Task-Based Simulation(TBS)

Task-Based Simulation(TBS)は与えられた事例の数値入力や多肢問題、表の穴埋めなど形式は様々です。

  • FAR:8問
  • BEC:4問
  • AUD:8問
  • REG:8問

Written Communication(WC)

Written Communication(WC)は記述問題で、設問に対して文章で回答します。

  • BEC:3問

驚くことに、記述問題はBECの3問だけということが分かります。またリスニングはないため、リーディング力をあげることに注力すべきでしょう。

USCPA(米国公認会計士)で必要な英語力

USCPAで必要な英語の知識はどの程度のものでしょうか?「英語×専門用語だから難しそう…」と考える方は少なくないでしょう。

USCPAで実際に求められる英語力を見ていきます。

USCPA(米国公認会計士)は英語が現状得意でないという方でも目指せる

一般的には「大学受験や高校時代に英語を勉強していれば目指すことに問題はない」と言われています。

端的に言ってしまうと、大学までに学習した英語力があればチャレンジできるレベルです。

英語、会計ともに卓越したスキルが必要というわけではなく、英語が現状得意でないという方でもUSCPAに合格できる可能性があります。

ポイントは専門用語とリーディング

問題文は比較的ベーシックな英文法で書かれており、基礎知識がそれなりにあれば、文法に関してはそこまで苦労しないでしょう。

USCPA攻略のポイントとしては、専門用語を覚えながらリーディング力を高めることが重要です。試験本番は時間との戦いになりますので、正確に速く問題文を読む力と、4時間にわたり英語で考える集中力が求められます。

冨野さんからのアドバイス

冨野彩子さん

USCPAの試験は1科目4時間で、四択問題が最大76問、タスクベースの問題が最大8問出題されます。正答するために各科目の出題論点を理解するだけではなく、英語を読み続け英語で考えることが求められます。
ですが、USCPAは限られた人だけが合格できる試験ではありません。アビタスでは留学経験や仕事で英語を使う経験がなかった方も多数合格しています。受講前の会計の学習経験や英語力を問わず、合格レベルにたどり着けるように分かりやすい教材をご用意しています。

まずは無料の説明会にご参加ください。

USCPA(米国公認会計士)は英検、TOEIC®︎でいうとどれくらい?

USCPAには英検、TOEIC®︎は不要と説明しました。

ですが、英検、TOEIC®︎はUSCPAがどのくらい英語力が必要なのかを測る指標にはなります。

すでに英検やTOEIC®︎の資格を持っている方も多いでしょう。

概算にはなりますが、USCPAは英検、TOEIC®︎でいうとどの程度のレベルなのかを見ていきます。

英語検定なら目安が2級~1級

USCPAに合格した方で、英検1級や準1級を取得していたケースが多々みられます。ですが、2級程度での英語力でも問題ないという声が多いのも事実です。

USCPAでは検定テストのような英語力はあまり重要ではないとされるのには理由があります。

それは、USCPAは一般的な英語力よりも、各科目における試験問題で問われている内容が分かることが大切になるためです。そのため、ネイティブの方でもUSCPAの問題文に戸惑うことがあります。

試験問題で問われていることが分かるためには、会計、監査、税務、法律など、各科目の専門用語を覚える必要があります。また、実務に近いタスクベースの問題も出題されるため、一般的な英語力よりも、これらの分野が理解できるような英語力が必要です。

とはいっても、英検での目安としては、2級~1級の英語力があれば、学習がスムーズに進むと思われます。

TOEIC®︎なら目安が800点。テキスト次第では400点~でも

USCPAにおいて、一般的にTOEIC®︎800点以上の英語力があると好ましいと言われています。

TOEIC®︎800点以上は大学入試で、難関国立大学・有名私立大学の中でも英語が特に得意な学生の水準です。

ただ、このTOEIC®︎800点以上というのはあくまで受験時のレベルで、日本語のテキストで学習を進めれば、初めからそこまでの英語力は求められません。

国際資格の専門校であるアビタスのオリジナルテキストを使用すれば、TOEIC®︎400~500点レベルから学習を始めることも可能です。

英語が得意でなかったとしても専門用語を覚え、問題パターンに慣れるまで反復して学習することで、合格レベルに到達することが可能です。

冨野さんからのアドバイス

冨野彩子さん

今の英語力に不安をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。アビタスはどの科目も日本語をベースとしたテキストを用意し、インプット時の負荷を軽減しました。また、アウトプットでは、試験対策上、英語で問題の解答演習を行う必要がありますが、心配はいりません。まずはMC問題で論点の定着を図りながら定型的な英語の表現に慣れ、徐々に文章量の多いTBS問題に取り組むことで、試験本番で求められる英語力を培いましょう。

まずは無料の説明会にご参加ください。

USCPA(米国公認会計士)の取得に英検やTOEIC®︎は必要ではない

USCPAに必要な英語力や英検、TOEIC®︎は必要かをみていきました。

USCPAを取得するために、英検やTOEIC®︎の点数はそこまで重要ではないでしょう。

USCPAの問題はほぼリーディングで構成されているため、問題の傾向や対策をしっかり行うことで、英語力が乏しい人でも取得できる可能性が十分にあります。

英語が苦手だから諦めようとしている方でも、ぜひUSCPAに挑戦してみましょう。

USCPA(米国公認会計士)取得なら専門校であるアビタスがオススメ!

国際資格の専門校であるアビタスは、USCPA講座をはじめ、グローバルキャリアの構築をサポートしています。

アビタスは2023年6月時点で約6,000人のUSCPA合格者を輩出しております。

アビタスのUSCPA(米国公認会計士)コースのカリキュラムには、本試験4科目向けの講義だけでなく、4科目の前提知識として必要な「英文会計入門」の講義が含まれています。

英語が苦手な人や、会計を全く勉強したことがない人でも安心して基礎知識を身に付けられます。

アビタスのオリジナル教材での各トピックは、日本語に英語を併記する形で要点をコンパクトに解説しています。

日本語テキストでUSCPAの学習がしたいという方は、アビタスをぜひご検討ください。

まずは無料の説明会にご参加ください。

※記事に記載の内容は2023年6月時点のものを参照しています。

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