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  • 2022/06/01公開
  • 2024/03/27更新

USCPA(米国公認会計士)の勉強法・勉強時間・難易度を解説

USCPA(米国公認会計士)の勉強法・勉強時間・難易度を解説

USCPA(米国公認会計士)は「世界で最も認知されている会計士資格」といわれ、国際ビジネス資格の最高峰に位置する会計の専門家です。

USCPAを取得するためには、どのような勉強法があるでしょうか。 本記事では、USCPAを取得するための勉強法やスケジュール、勉強時間、難易度を解説します。

監修者プロフィール

渡邊花織さん

近江 千早紀

USCPAライセンス

四年生大学教育学部卒業後、2011年に政令指定都市へ入庁し、約三年半まちづくりに関する予算決算業務に従事する。
その後タイへ移住し、私立学校の運営に従事しながら2017年〜2019年までにアビタスのUSCPAプログラムを受講する。
2019年に帰国後は四大監査法人へ入所し、金融機関向けアドバイザリー部門にてGAAPコンバージョン業務や内部統制支援業務に従事。
2020年ワシントン州ライセンス取得。

目次
USCPA(米国公認会計士)の勉強法
USCPA(米国公認会計士)の具体的な勉強法
科目別のUSCPA(米国公認会計士)の勉強時間の目安とスケジュール
USCPA(米国公認会計士)の難易度
実際にUSCPAを取得した人の勉強時間・勉強法
効果的にUSCPAの勉強をするなら予備校がおすすめ

USCPA(米国公認会計士)の勉強法

USCPAの勉強法には以下の2つがあります。

  • 予備校を利用する
  • 独学で勉強する

結論からいえば予備校を利用するほうがメリットが多く、合格の近道になります。それぞれの勉強法を解説していきます。

予備校を利用する

予備校を利用することでどのようなメリットがあるのか気になる人もいるでしょう。USCPA専門の予備校には多くのノウハウがあります。

独学の場合、勉強法や受験資格についても自分で調べなければなりませんが、予備校であれば、必要な情報を簡単に手に入れることが可能です。

ここでは、予備校を利用した多くの人がメリットだと感じた2点について解説します。

予備校なら単位要件が容易に満たせる

USCPA試験の受験資格を得るには、学位要件と単位要件の2つの要件を満たす必要があります。

その際、予備校を利用することで、単位要件を容易に満たすことができ、コストも抑えることができます。

独学で必要な単位を取得することもできますが、現役の大学生でない場合には海外教育機関のオンラインコースや、海外のコミュニティカレッジ、大学の会計コースに申し込むことになり、逆に割高になる場合があります。

予備校なら無駄な労力がない

予備校なら受験に最適化された教材で勉強できます。 出願やライセンス取得のサポートもしてくれるので、情報収集に時間を割くことなく、効率よく試験に挑めます。

近江さんからのアドバイス

渡邊花織さん

USCPAの試験を実際に勉強する時は英語ですが、日本語のテキストで勉強することでインプットにかかる時間を短縮することができます。
また、アビタスは試験対策上、重要な論点にフォーカスしたオリジナルの教材を用意していますので、試験対策に直結した知識を効率的に学習することができます。

まずは無料の説明会にご参加ください。

独学で勉強する

USCPAは英語で行われる試験です。日本語のテキストは市販されていません。

そのため、英語のテキストで学習できるレベルの英語力や会計知識がある人、時間がある人は、独学でもUSCPAの資格取得を目指すことが可能です。

なお、USCPA試験は州ごとに出願条件や出願手続き、ライセンス取得条件などが異なります。独学の場合は全て自分で準備・対応しなければなりません。

独学での資格取得についてより詳しく知りたい方は、下記の関連記事をご覧ください。

関連記事:アビタス「USCPA(米国公認会計士)は独学でも取得可能?予備校利用と比較して解説」

USCPA(米国公認会計士)の具体的な勉強法

USCPAの試験は以下の4科目で構成されています。

  • FAR:財務会計
  • BEC:ビジネス環境及び諸概念
  • AUD:監査及び証明業務
  • REG:税法及び商法

また、USCPA試験は全て英語で出題されるコンピューター形式の試験で、3つの出題形式があります。

  • 4択問題:4つの選択肢から1つの正解を選ぶ(FAR・BEC・AUD・REG)
  • 総合問題:数値入力や多肢選択、表の穴埋めなど様々(FAR・BEC・AUD・REG)
  • 記述問題:簡潔なビジネスメール形式で英文を作成(BEC)
出題形式 形式概要 形式採用科目
4択問題 4つの選択肢から1つの正解を選ぶ FAR・BEC・AUD・REG
総合問題 数値入力や多肢選択、表の穴埋めなど様々 FAR・BEC・AUD・REG
記述問題 簡潔なビジネスメール形式で英文を作成 BEC

英語で出題されるため、合格するのに必要な英語力の目安は「TOEIC®800点以上」といわれています。

USCPA試験ではリスニングは出題されないため、リーディングとライティングの力を養いましょう。 ライティングはBEC科目のみの出題のため、ほぼリーディングの試験といえます。

なお上記の科目制度は2023年12月15日までのものです。2024年1月からは必須3科目と選択1科目による試験に変更が予定されています。

詳しくは下記をご覧ください。

参照:アビタス「2024年からのUSCPA試験制度変更(CPA Evolution)について」

FARの勉強法

FARは財務会計 の科目で、「企業会計」80%程度、「公会計と非営利組織会計」20%程度の割合で出題されます。 USCPAの試験科目の中では最もボリュームがあるため、勉強時間も多く取る必要があります。

  • テキストの全範囲を進めて科目の全体像を理解する
  • 得意分野と苦手分野を把握する
  • 着実に知識を定着させる
  • 4択問題→総合問題の順で解く
  • 計算ミスをなくす

4択問題から取り掛かり、まずは全体像を理解して苦手分野を洗い出しましょう。 4択問題を3周ほど繰り返して正解率が8割を超えるくらいまで上達したら、総合問題に取り掛かります。

総合問題では、4択問題では対応できない財務諸表の穴埋め等が出題されます。

また、資料を参照しながら文章の誤りを訂正したり、正しい数値となるよう調整値を算出したりするような問題も出題されます。短時間で資料に目を通せる英語力も養いましょう。

FAR対策についての詳しい情報は下記の記事をご覧ください。

関連記事:アビタス「USCPA試験におけるFAR対策!勉強時間や勉強方法、試験内容を解説」

BECの勉強法

BECは「ビジネス環境及び諸概念」の科目で、コーポレートガバナンス・経済学・ファイナンス・ITなど幅広い分野が出題されます。 最大の特徴は記述問題が出題される点です。

  • テキストを精読し理解する
  • 記述問題対策を徹底する

唯一ライティングが求められるため、記述対策も必要になります。 対策として文の構造をあらかじめ決めておき、自分なりの言い回しを用意しておくといいでしょう。

「〇〇のメリットやデメリット」「〇〇と××の違い」などの構文をすぐに使えるように、何パターンも準備し覚えておきましょう。

BEC対策についての詳しい情報は下記の記事をご覧ください。

関連記事:アビタス「USCPA BEC対策! 勉強方法や勉強時間、高得点をとるためのコツを紹介」

AUDの勉強法

AUDは「監査及び証明業務」の科目で、「監査・証明・レビュー業務など」80%、「職業倫理」20%の割合で構成されています。

出題範囲は狭いですが、深い知識と理解が必要になります。計算問題はほぼ出題されません。

高い英文読解力と会計知識が要求されるため、FAR・BECの合格後に受験をするのが一般的です。

  • テキストの全範囲を進めて科目の全体像を理解する
  • 4択問題→総合問題の順で解く
  • 監査をする立場をイメージする

基本的にはFARと同様です。 しかし、AUDは実践的な科目であるため、自分が監査をする立場ならどうするかをイメージするのが効果的です。

AUD対策についての詳しい情報は下記の記事をご覧ください。

関連記事:アビタス「USCPAのAUD対策! 勉強方法や勉強時間、コツなどを紹介します」

REGの勉強法

REGは「税法及び商法」の科目で、「連邦税法」70%、「ビジネス法と職業倫理」30%の割合で構成されています。

  • Basisをしっかり理解する
  • 問題と解答を暗記する
  • 法律用語や専門用語を理解する

最後に受験することの多い科目がREGです。 REGは出題範囲が広く、連邦税法が多くを占めており、Basisや申告フォーマットをしっかり理解する必要があります。

また、ビジネス法や職業倫理では暗記力が要求されます。 テキストで問題を繰り返し解いて法律用語や専門用語の知識を定着させましょう。

REG対策についての詳しい情報は下記の記事をご覧ください。

関連記事:アビタス「USCPA REG対策まとめ! 試験概要や勉強方法、勉強時間などを紹介」

科目別のUSCPA(米国公認会計士)の勉強時間の目安とスケジュール

USCPAは全4科目で、試験は1科目ずつ受験することができます。

ただし、18カ月以内に4科目合格をする必要があり、できなかった場合には、18カ月を過ぎた科目から順次失効します。※

そのため、18カ月以内に全ての科目に合格するスケジュールを立てるのが重要です。USCPAの取得に必要な勉強時間は、一般的に1,200〜1,500時間といわれています。

勉強時間は会計の前提となる知識・経験の有無によって異なりますが、1日の勉強時間を3時間とした場合、1週間あたりの勉強時間は21時間になります。

休むことなく続けた場合、57週(約14か月)で1,200時間程度に達します。無理のない理想的なスケジュールでの勉強を続けるのがおすすめです。

※科目合格実績の有効期間は、2023年6月現在で18カ月とされていますが、今後有効期間が30カ月に延長されることが発表されています。

USCPA(米国公認会計士)科目別の勉強時間

科目別の勉強時間の目安を見ていきましょう。

FAR BEC AUD REG
400~500時間 240時間前後 250~300時間 280~375時間

FARが最もボリュームがあるため、多くの勉強時間が必要です。 FARの次はREGで、REGも多くの勉強時間を確保する必要があります。

USCPA試験は1科目99点満点、75点以上が合格の絶対評価試験なので、ひたすら合格点を目指しましょう。

近江さんからのアドバイス

渡邊花織さん

忙しい日常をこなしながら、1,200〜1,500時間もの勉強時間を確保することは容易ではありません。
アビタスでは、1トピックを約20分にまとめたスモールユニット方式を採用しています。また、紙の教材だけではなくスマホやタブレットで学習可能なEラーニングを用意していますので、講義視聴も問題演習も場所を選ばず、スキマ時間を有効に活用することができます。

まずは無料の説明会にご参加ください。

USCPA(米国公認会計士)の難易度

日本在住のUSCPA試験受験者の合格率は2020年時点で約41%と、日本の公認会計士試験の7.7%(2022年時点)より合格率が高い試験です。

国際資格の専門校であるアビタスの受講生データによると、経理・財務業務経験があった人は21%で、ほとんどの人が経理・財務経験なしで合格しています。監査経験においては4%の人がありと回答し、96%の人が監査経験なしです。

USCPA試験に合格するためには、経理・財務経験や監査経験は必ずしも必要ではないことが分かります。

参照:日本公認会計士協会「公認会計士よくある質問Q&A」

実際にUSCPAを取得した人の勉強時間・勉強法

ここでは、実際にUSCPAを取得した人の勉強時間や勉強法について紹介します。

回答者の属性
回答者 年齢 50代
性別 女性
質問項目 回答
USCPAを取得した年代 30代
USCPAを取得した理由 ・簿記資格を保有しており、もともと英語が得意だったことから、それを活かせる資格を取って会計関連の仕事に転職したかった
・公認会計士と比べて働きながら科目別に受験可能なUSCPAに魅力を感じた
USCPAの取得までにかかった勉強時間 ・1日平均3時間程度の勉強時間で、1年かけて取得
USCPAを取得するための勉強法 ・予備校の通信講座を受講し、そこでもらったテキストと問題集のみを使って勉強
・テキストは3周以上読み込んだ
・問題集はできなかった問題を完全に理解し正答できるようになるまで繰り返し学習
USCPAを取得するまでに辛かったこと・難しかったこと ・英語のライティング試験が、独学や通信だと自分の回答がどこまでで正しく書けているかの判断がしにくく難しかった
USCPAを取得して良かったこと ・外資系のヘッドハンティングを受けるようになり、転職の選択の幅が広がった

回答者がUSCPA試験のためにかけた勉強時間は1日平均3時間程度で、1年かけて取得したため、総時間数は1,000時間程度だったとのことです。

一般的にUSCPAの合格までの平均勉強時間は1,200〜1,500時間といわれています。

回答者は予備校の通信講座を利用し、そのテキストと問題集のみで勉強したとのことで、テキストの内容を全て理解するために3周以上読み込まれたそうです。

USCPAの勉強では、テキストの種類を増やすのではなく、信頼できるテキストを選んだら何度も繰り返して読むことが大切です。テキストを選ぶ際は、最新情報が反映されていることを確認しておきましょう。

また、問題集は解くたびに「正解したもの」と「不正解だったもの」を記録しておき、解けなかった問題については、完全に理解して正しく解けるようになるまで何度も繰り返したとのことです。

解けない問題をそのままにせず、自分のものになるまで何度も繰り返すことが合格への大事なポイントの1つといえるでしょう。

USCPA試験の問題の中には英語のライティング試験もあります。独学で勉強する際に困った点として、自分の解答が英語でどこまで正しく書けているのか自信が持てなかったとの声が届いています。

英語のライティングに自信がない場合は、予備校などで模擬試験を受け、プロに正誤判断をしてもらう機会を設けるとよいでしょう。

近江さんからのアドバイス

渡邊花織さん

膨大な試験範囲をカバーするためには、重要な学習ポイントに絞って対策することが効率的です。
アビタスの試験対策に特化したオリジナルの教材なら、課題が明確で無駄なく学習できます。仕事と両立しながらの短期合格をサポートします。

まずは無料の説明会にご参加ください。

効果的にUSCPAの勉強をするなら予備校がおすすめ

USCPA取得のための勉強法やスケジュール、勉強時間、難易度について解説しました。効果的に勉強するなら予備校がおすすめです。

予備校を利用すると、勉強だけでなく、受験に必要な単位条件の取得や出願・ライセンス取得などのサポートも受けられます。

最新テキストを使って日本語で勉強できるのも大きなメリットです。 USCPAを取得するには英語の能力も問われるため、1,200~1,500時間の学習が必要です。

国際資格の専門校のアビタスでは、受講生の半数が会計初学者です。そして、初学者の方でも安心の「英文会計入門」を用意しています。自分だけでUSCPAの勉強をするのが大変な場合は予備校を利用しましょう。

USCPA(米国公認会計士)の予備校を選ぶならアビタス!

国際資格の専門校であるアビタスでは、6,000人以上のUSCPA合格者を輩出しています。日本合格者の約3人に2人はアビタスの受講生です。

アビタスを利用すると、オリジナルの日本語教材で学習できます。加えて、サポート期間がUSCPAの標準学習期間の3倍以上に当たる5年間もあるため、安心して利用できます。

通学またはeラーニングをフレキシブルに選択でき、スキマ時間での学習も可能です。学校内にエージェント機能があり、合格後の転職やキャリアアップもサポートしています。

USCPAの合格を狙うならアビタスの利用を検討してみましょう。アビタスでは、オンラインでUSCPAの概要や活かし方がつかめる「USCPA説明会」を行っています。

USCPAに興味がある方は、まずはお気軽に無料説明会にお申し込みください。

まずは無料の説明会にご参加ください。

※記事に記載の内容は2023年6月時点のものを参照しています。

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