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  • 2022/06/01公開
  • 2024/01/26更新

USCPA(米国公認会計士)は独学でも取得可能?予備校利用と比較して解説

USCPA(米国公認会計士)は独学でも取得可能?予備校利用と比較して解説

USCPA(米国公認会計士)は国際的に認知度の高い、会計・財務のプロフェッショナル資格です。

アメリカの資格でありながら、日本をはじめ世界中の様々な業種、職種、年齢の方が就職や転職でのキャリアアップを目的にUSCPA試験にチャレンジしています。

USCPAは働きながら目指すことができる付加価値の高い国際試験ですが、独学で取得することは可能なのでしょうか。

本記事では、USCPAを独学で取得する際のメリットとデメリットを、予備校を利用した場合と比較しながら解説します。

監修者プロフィール

渡邊花織さん

近江 千早紀

USCPAライセンス

四年生大学教育学部卒業後、2011年に政令指定都市へ入庁し、約三年半まちづくりに関する予算決算業務に従事する。
その後タイへ移住し、私立学校の運営に従事しながら2017年〜2019年までにアビタスのUSCPAプログラムを受講する。
2019年に帰国後は四大監査法人へ入所し、金融機関向けアドバイザリー部門にてGAAPコンバージョン業務や内部統制支援業務に従事。
2020年ワシントン州ライセンス取得。

目次
USCPA(米国公認会計士)は独学でも取得可能?
USCPA(米国公認会計士)を独学するメリット
USCPA(米国公認会計士)を独学するデメリット
USCPA(米国公認会計士)を独学で取得するのはこんな方におすすめ
効果的にUSCPAの学習をするなら予備校がおすすめ

USCPA(米国公認会計士)は独学でも取得可能?

結論、USCPAを独学で取得することは可能です。しかし、予備校利用と比べた場合、学習効率の面だけでなく、多くの手間がかかると言われています。

2020年時点での全受験者における平均合格率は57.7%です。各科目別での合格率は下記となっています。

科目 合格率
FAR(財務会計) 50.0%
BEC(ビジネス環境および諸概念) 65.6%
AUD(監査および証明業務) 52.8%
REG(諸法規) 62.3%

日本在住者の合格率は41.2%(2019年)となっており、3人に1人以上が合格しています。全文英語であることを考慮すると、合格率は高めともいえますが、決して難易度が低い試験というわけではありません。

また、USCPAの試験は勉強面以外の手続き面等で手間がかかります。そのため、予備校を利用して負担を減らし、必要な情報やサポートを得て効率よく資格を取得しようとする方が多い試験です。

手続きに関しては、後ほど詳しく解説します。

関連記事:アビタス「USCPA(米国公認会計士)の難易度、合格率や勉強時間など解説!」

USCPA(米国公認会計士)を独学するメリット

USCPAを独学する場合のメリットには、以下のような点があります。

費用を抑えることができる

独学の最大のメリットは、資格取得の費用を抑えることができる点です。

予備校に通った場合には数十万円の費用がかかりますが、独学ならテキスト代と受験費用のみで済みます。

自分のペースで勉強できる

一般的な予備校では、あらかじめ決められたカリキュラムやスケジュールに沿って勉強することになります。

しかし、独学なら自分の好きなペースで勉強できるため、スケジュールに縛られることがありません。

働きながら取得を目指す方や、家族の都合も考慮する必要がある方等は、一般的な予備校のスケジュールに合わせることが難しい方も多いでしょう。

USCPA(米国公認会計士)を独学するデメリット

アメリカの資格であるため、勉強面以外の手続きにも独学のデメリットが存在します。

USCPAを独学する場合のデメリットを、手続き面・勉強面別に予備校利用の場合と比較しながら見ていきましょう。

州によって異なる出願手続きが複雑

独学の場合、USCPA受験のために欠かせない単位認定、受験申込等の手続きを全て自分で、英語を用いて行わなければなりません。

USCPAの場合、受験やライセンス取得に必要な単位は受験する州によって異なります。事前にしっかり確認しておかなければ、せっかく勉強したのに、受験のために必要な最低限の単位数を満たしていなかったということになりかねません。

万が一、出願手続き等に関して何らかのトラブルが発生した時は、自力で解決しなければなりません。

先方とのやりとりは全て英語で行うこととなり、場合によっては貴重な時間をトラブル解決に費やすことになるでしょう。

そのため、独学の場合は、出願手続きにも時間や手間がかかる点を考慮する必要があります。

予備校に通った場合の出願手続き

予備校を利用すると、受験やライセンス取得に関して必要な情報やマニュアルを入手できます。そのため、受験の申込手続きなど、勉強以外のことに必要以上の時間を取られることがありません。

出願手続きに不安がある方や勉強だけに集中したい場合は、予備校の利用を検討してみましょう。

近江さんからのアドバイス

渡邊花織さん

USCPAの出願手続きは複雑なうえに、英語で行わなければならず、個人で行うのは非常に大変です。不安がある方は予備校の利用も検討してみましょう。
また、単位要件を満たすことができない場合、提携米国大学で単位を取得できることも予備校ならではの強みです。試験対策の学習を進めれば、同時に単位認定試験の対策も可能なプログラムをご用意しているため、最小限の労力で受験準備を進めることができます。

まずは無料の説明会にご参加ください。

単位要件を満たすのが困難

USCPAの試験を受験するには、受験条件である「学位要件」「単位要件」の2つを満たしている必要があります。

学位要件は4年制大学(大学在学中や高卒・短大卒の方でも受験可能な州もあり)を卒業していることで、単位要件は大学・大学院・短大等で「会計単位」「ビジネス単位」を一定数以上取得していることです。

受験条件は州によって異なりますが、大学での指定の単位数が求められていることが多く、大学で単位を取得しなければなりません。

不足単位によっては、足りない単位の受講費用として数十万円の費用が発生します。

特に、日本の大学を卒業していても単位が足りないケースが多く見受けられます。単位要件が不足している場合は、単位要件として認められている大学や単位を調べて改めて受講しなければなりません。

海外の教育機関のオンラインコースや、海外現地のコミュニティーカレッジや大学の会計コースに直接申し込んだ場合、割高になることが多いため注意が必要です。

以上のことから、学位・単位要件を満たしていない可能性がある場合、独学はおすすめとはいえないでしょう。

USCPAの学位要件や単位要件について詳しく知りたい方は、下記のURLからご確認ください。

参考:USCPA 各州受験資格について

予備校に通った場合の単位要件を満たす方法

予備校を利用した場合、予備校が提携している大学で単位取得が可能となるケースがあります。

国際資格の専門校であるアビタスなら、「単位取得プログラム」によりUSCPAの学習と単位認定試験だけで会計29単位(11科目)・ビジネス27単位(9科目)が取得できます。

単位要件を満たしていない場合には、予備校のほうが効率よく単位を取得できます。

合格後のライセンス取得手続きも必要

USCPAに合格した後も様々な手続きが必要です。

例えば、合格実績のトランスファー(合格した後に、合格実績を他の州に移してライセンス登録を行うこと)を行わなければならない場合もあります。また、会計単位やビジネス単位についての成績表の発行、倫理試験の実施、実務経験証明書の発行等を行わなければならなかったりする場合もあります。

手続き方法がよく分からない中、自分一人で申請を行うのはストレスを感じることもあるでしょう。

独学の場合は、ライセンスの取得に関しても手間や時間がかかる点を把握しておきましょう。

予備校に通った場合のライセンス取得手続き

予備校を利用すれば、ライセンス取得に関する必要な情報やサポートを得ることができます。そのため、自分で調べる時間を大幅に軽減することが可能です。

加えて、万が一ライセンス登録に必要な単位数が不足していた場合でも、予備校を利用して取得できます。

独学で必要単位を取得する場合は、大学の情報を調べるところから自分で行わなければならず、そこでも時間を費やすことになるでしょう。

近江さんからのアドバイス

渡邊花織さん

USCPA試験合格だけでは、「USCPA」と名乗ることができず、名刺に記載するためにはライセンスの取得が必要です。ライセンスの取得には、試験合格に加えて各州が定める実務経験の要件を満たすことが必要になります。
アビタスでは、ワシントン州とグアムでのUSCPAライセンスの取得に必要な全てのお手続きについてサポートいたします。

まずは無料の説明会にご参加ください。

取得に時間がかかる

予備校に比べて、独学では資格の取得に時間がかかります。独学では試験に出題されやすい問題の傾向も分からないため、学習が非効率になりがちで時間がかかるでしょう。

USCPA取得にかかる学習時間は1,200〜1,500時間といわれますが、これは予備校に通った場合の時間であり、独学ならさらに時間が必要になるでしょう。

また、試験の学習だけでなく、受験手続きの進め方も調べる必要があるので、情報収集にも時間がかかります。

資格取得までに要する時間が長くなればなるほど、モチベーションを保つのも難しくなるでしょう。

日本語の教材が市販されていない

USCPAの試験には、日本語の教材が市販されていません。そのため、アメリカで人気のBeckerやWiley等の教材を利用しようと考える人もいるでしょう。

フルパッケージを入手しようとすると、$2,000~3,000以上と高額です。

一般的に、母国語が日本語であれば、英語で学習するよりも日本語で学習した方が早く深い理解が可能です。

そのため、日本語の教材で学習したほうが効率的に学習に取り組めるでしょう。その点でも独学のハードルは高いといえます。

予備校に通った場合の教材

予備校なら 、短期合格するために研究された教材を使って、日本語で学習することができます。

実際にUSCPAを取得した方の実体験からも、英語テキストよりも日本語テキストで学習したほうが理解も速く、効率的に学習できたとの声が多く聞かれます。

また予備校ではWeb問題演習や模試等も実施されているため、演習面でのカリキュラムも充実しています。

近江さんからのアドバイス

渡邊花織さん

アビタスでは試験対策に特化したオリジナルの教材を用意していますので、学習すべき課題が明確で学習に無駄がありません。
いつでもどこでも学習可能なEラーニングのご提供や、Webによる学習質問や学習カウンセリング、講師による学習イベントの開催など、数ある予備校の中でもアビタスならではのサービスで、仕事と両立しながらの短期合格をサポートします。

まずは無料の説明会にご参加ください。

USCPA(米国公認会計士)を独学で取得するのはこんな方におすすめ

最後に、USCPA(米国公認会計士)の独学がおすすめの方の特徴を解説します。

一定以上の英語力がある方

USCPAの試験は全て英語で出題されるため、すでに英語力がある方は有利に学習を進めることができます。英語力の目安としてはTOEIC®800点以上、英検準1級程度が必要とされています。

USCPAの試験問題では高いレベルの英文は使われていませんが、独学で学習する場合は、英語で複雑な会計や監査の基準を理解していく必要があるため、高いレベルの英語力が必要といえます。

受験時の単位要件を満たしている方

受験時に単位要件を満たしていないと、試験を受けることができません。また、必要な単位要件を満たしていないと、ライセンス取得も行うことができません。

そのため、受験時の単位要件を満たしているかどうかは非常に重要です。単位要件を満たしていない場合は、単位取得ができる海外の教育機関のオンラインコース等を予備校よりも割高で申し込む必要があります。

受験やライセンス取得に必要な単位要件を満たしている場合はその必要がないため、独学で資格取得を目指すことが可能です。

会計の知識がある方

会計の知識がすでにあり、実務経験を積んでいる方は、独学でUSCPAを取得できる可能性が高いと言えます。

USCPA試験は、簿記等の資格がなく会計知識ゼロでも受験できる試験です。とはいえ、会計初学者が合格するためには、予備校等で、ある程度サポートを受ける必要があります。

独学で学習する場合、必要な会計知識は、簿記1級合格・日本の会計士試験合格・税理士試験の簿財合格のいずれかのレベルは必要と言えるでしょう。

時間がある方

独学の場合、予備校に通うよりも多くの学習時間が必要になります。

理由として、試験内容が常にアップデートされているため情報収集に時間を取られることや、学習範囲が広いこと等が挙げられます。

特にUSCPAの学習範囲は幅広いため、合格するためにどの分野から学習する必要があるのかも分析しなければなりません。独学の場合には全て自分で行うことになるため、予備校よりも時間を要します。

独学を検討している方は、USCPAの資格取得のために十分な時間が確保できるかも、ぜひ確認しておきましょう。

意志の強い方

USCPAの学習は1年〜1年半かけて取得するのが一般的です。長丁場なので、モチベーションを維持するための計画的な学習スケジュールを立てる必要があります。

日々の生活の中に「USCPA受験のための学習時間」を確保し、それを継続する意志の強さが必要です。

初志貫徹する意志の強さと、モチベーションを保つ忍耐力のある方は、独学で合格するのに向いています。

効果的にUSCPAの学習をするなら予備校がおすすめ

本記事では、USCPA資格を取得するための学習時間やスケジュール、学習方法や難易度を解説しました。冒頭でも述べた通り、効果的に学習するなら独学よりも予備校がおすすめです。

予備校なら単位条件を満たすことや、出願・ライセンス取得時のサポートもしてくれます。最新のテキストを使って日本語で学習できるのも大きなメリットです。

USCPA資格を取得するには英語の能力も問われるため、1,200~1,500時間の学習が必要です。自分だけでUSCPA合格のための学習をするのが大変な場合は予備校・資格スクールを利用しましょう。

予備校の費用で悩む方は教育訓練給付制度も検討しよう

USCPAを予備校を通じて取得したくても、費用が高いから難しいと考えている方も多いでしょう。

アビタスの「米国公認会計士通信コース」は、一般教育訓練給付制度の厚生労働大臣指定講座です。そのため、条件に合う方は、教育訓練給付金を受給することができます。

費用面で諦める前に、割引率や給付金額等、詳しくは下記ページをご確認ください。

教育訓練給付制度について詳しく見る

USCPA(米国公認会計士)を取得するなら国際資格専門校のアビタスで!

国際資格の専門校であるアビタスでは、6,000人以上のUSCPA合格者を輩出しています。 オリジナルの日本語教材で学習できるほか、サポート期間はUSCPAの標準学習期間の3倍以上の5年間あり、多くの方に安心して学んでいただいています。

通学またはeラーニングかをフレキシブルに選択でき、スキマ時間での学習も簡単に行えます。

また、エージェント機能を社内に持っているため、合格後も転職やキャリアアップのサポートが可能です。

USCPAの合格を狙うならアビタスの利用をぜひ検討してみてください。

アビタスでは、オンラインでUSCPAの概要や活かし方がつかめる「USCPA説明会」を行っています。USCPAに興味がある方は、まずは無料説明会にお申し込みください。

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※記事に記載の内容は2023年6月時点のものを参照しています。

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