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  • 2022/04/01更新

簿記2級は独学で合格可能?合格者の声やメリット・デメリットを解説

簿記2級は商業簿記と工業簿記を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握でき会計実務において適切な処理や分析を行うことが出来るレベルの資格です。 会計や経理の実務において必須条件とされることも多い簿記2級は、独学で合格することが出来るでしょうか?

この記事では、簿記2級は独学で合格可能か、合格者の声やメリット・デメリットを解説します。

目次
簿記2級は独学での合格が可能か
「簿記2級を独学で合格できるか」合格者からの声
簿記2級に合格するメリット/デメリット
USCPAという選択肢
簿記2級とUSCPAとの比較
簿記2級は独学での合格は可能だが効率が悪い!?

簿記2級は独学での合格が可能か

結論として簿記2級は独学でも合格することはできますが、勉強にかかる時間が受験スクール等に通う場合より多くかかるため、効率の良い勉強法と、合格に向けた適切な計画が必要になります。 簿記2級の勉強範囲や勉強時間から独学での合格の可能性を見ていきましょう。

簿記2級の勉強範囲

簿記2級の勉強範囲は「商業簿記」「工業簿記」の2分野で構成されており、試験時間は90分、合格基準は正答率70%以上と、試験合格は容易ではありません。 商業簿記は購買活動や販売活動等、企業外部との取引を記録・計算する技能、工業簿記は企業内部での部門別や製品別の材料・燃料・人力などの資源の投入を記録・計算する技能 が問われます。

簿記3級では工業簿記はないため、簿記2級では学習範囲がぐっと広がっており、近年出題内容が改定され、難易度は更に上がったと言われています。

簿記2級の勉強時間

独学の場合の勉強時間は会計初学者の場合と簿記3級の知識をすでに取得している方とでは大きく変わります。

  • 会計初学者:350~500時間程度
  • 簿記3級取得者:250~350時間程度

会計初学者の場合は350〜500時間程度が目安となり、1日に3時間勉強した場合は4〜6カ月の勉強が必要になります。 簿記3級取得者の場合は250〜350時間程度が目安で、3〜4カ月の勉強が必要です。

独学ではなく通信講座や受験スクールに通う場合は150〜250時間が目安になるため、独学よりも勉強時間を減らすことが可能になります。 独学での合格は簿記3級を持っているかで難易度が変わることが分かります。

「簿記2級を独学で合格できるか」合格者からの声

実際に独学で簿記2級に合格している人もいるため、独学での合格も不可能ではありません。ただし人一倍の努力が必要であることも確かです。 弊社が独自に実施したアンケートでは、3割の方が独学で簿記2級を取得していました。

しかし、スクール受講者に比べ試験の合格率に差がありました。 一回目の試験の合格率は、スクール受講者が55.3%、独学の方が40%とスクール受講者の方が約15%ほど合格率が高い結果となりました。また、独学の方はスクール受講者に比べ、三回目以降の試験で合格している割合が約2倍ほど高く、合格までに時間がかかっていると言えます。

下記、「簿記2級の試験に何回目で合格しましたか?」というアンケート結果をグラフで示したものです。 abitas.png

簿記2級に合格するメリット/デメリット

ここからは簿記2級のメリットとデメリットを解説します。

簿記2級のメリット

  • ビジネスのシーンで活かせる
  • 資格認知度が高く就職・転職に有利
  • 財務諸表の数字から経営内容を分析・把握できる

簿記2級を修得することで、企業の経理・会計、営業、管理など多種多様なビジネスシーンで知識を活かすことが出来ます。 また、資格認知度が高いため「日商簿記2級歓迎」など就職・転職に有利に働くことも。 財務諸表から企業の経営状況を把握できるため、自社の長所や短所や取引先企業の経営状況を把握できるのもメリットです。

社会人の一般常識・基礎力として、簿記の知識は必要不可欠であるため取得して損になることはありません。

(株)リクルートキャリアの「企業が応募者に求める資格ランキングトップ10」でも簿記2級は第1位に輝いています。

参考:商工会議所

簿記2級のデメリット

  • 合格するのに一定の時間と費用がかかる

簿記2級には大きなデメリットはありませんが、合格するためにはそれなりの時間と費用がかかります。 簿記2級(統一試験)の受験料は4,720円(税込)+テキスト購入ですので費用はそこまでかかりませんが、合格するまでの勉強時間は独学の場合、250〜500時間程度かかります。

独学では非効率な勉強方法になったり、暗記学習で本質の理解が不足したりすることも。 さらに1人で勉強に挑むためモチベーション維持が難しく挫折してしまう可能性が高いです。 この勉強時間面のデメリットを解消するためには、通信講座や受験スクールを利用することです。

USCPAという選択肢

簿記2級と比較されることの多い資格がUSCPAです。 USCPAは米国公認会計士資格で、就職・転職・キャリアアップに繋がる会計と英語を操れる人材の証明になります。

監査法人・税務業務等にとどまらず多くのフィールドで活躍できるため、簿記2級取得と共に検討してみるのも良いでしょう。

関連記事:USCPAとは?魅力や取得後のキャリア・難易度・試験内容を詳しく解説

簿記2級とUSCPAとの比較

ここからは簿記2級とUSCPAを比較し、どういった違いがあるかを解説します。 簿記2級とUSCPAを勉強時間や範囲、難易度や進路をそれぞれ比較してみていきましょう。

勉強時間・学習範囲

簿記2級の勉強時間は3級を保持しているか、独学かによって変わることは前述しました。 ここでは簿記初学者を想定して比較します。

  • 簿記2級:350~500時間程度
  • USCPA:1,200~1,500時間程度

簿記2級に必要な勉強時間は350〜500時間程度、USCPAの資格取得に必要な勉強時間は一般的に1,200~1,500時間と言われています。 日あたり1〜2時間の勉強で簿記2級が6〜8カ月、USCPAは1年半〜2年かけて資格取得するイメージです。 勉強時間に関しては、USCPAよりも簿記2級の方が少ないと言えます。

学習範囲は簿記2級が商業簿記と工業簿記の2科目に対して、USCPAは以下の4科目で構成されています。

  • FAR:財務会計
  • BEC:ビジネス環境及び諸概念
  • AUD:監査及び証明業務
  • REG:諸法規(税務、会社法)

1科目99点満点、75点で合格となり合格者の人数制限はありません。一度に全ての科目を受ける必要もないため、受験の時期を科目ごとに選択することができます。

USCPAの出題形式は選択問題と記述問題で、全て英語で出題され・解答する必要があります。 簿記2級の科目である商業簿記はUSCPA科目FAR、工業簿記はBECと勉強内容が重なっています。 USCPAの特徴はやはり英語で試験が行われるということでしょう。

難易度・合格率

  • 簿記2級:30.6%
  • USCPA:41.2%

簿記2級の難易度は過去10回の最高合格率は2021年11月の30.6%であり、最低合格率は2021年2月の8.6%です。 一方のUSCPAの合格率は日本在住者の平均科目合格率は41.2%(2019年)と3人に1人以上が合格しています。

USCPAは日本で受験することができ、社会人の割合が高く仕事やキャリアを継続させながら合格を目指しています。 合格率の面ではUSCPAの方が合格しやすく感じますが、実際には勉強量や出題範囲の広さからみて難しいとされています。

参考:商工会議所

就職・転職先の違い

学生や経理未経験の方や日本の一般企業での就職を考えている場合は簿記2級の方が認知度が高く、有利に働くでしょう。 USCPAは簿記2級を取得した後に挑戦する人も多く、年収水準が高いグローバル企業や外資系企業に有利に働く資格です。 USCPAは活躍するフィールドの広さから国内外での幅広い業種・職種が選択肢にあげられます。

具体的には以下のようなグローバルキャリアにつながる就職・転職先があります。

  • 監査法人
  • 税理士法人
  • 事業会社の財務・経理
  • コンサル企業

USCPAは監査法人だけに限らず、一般企業での経理・財務、CFO・CEOなどのトップ・マネジメントを含めた幅広いポジションで活躍しています。 国内外問わず幅広くグローバルな業種に就職・転職をしたい場合はUSCPAは有利な資格でしょう。

特に実務経験+USCPAという合わせ技が年収やキャリアップに繋がります。 また、簿記3級を取得し知識を蓄えてからUSCPAに挑戦するのも効率的で良いでしょう。

簿記2級は独学での合格は可能だが効率が悪い!?

簿記2級は独学で合格可能なのか、合格者の声やメリット・デメリットを解説しました。 独学でも合格は可能ですが、時間がかかる点や効率の良い勉強計画、適切なテキスト選びなど課題は多くあります。 金銭的に余裕があるならば、受験スクールなどに通う方が良いでしょう。

また、会計知識や実務経験があったり、グローバルな就職・転職を考えている場合はUSCPAも選択肢に入れてみましょう。

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※記事に記載の内容は2022年4月時点のものを参照しています。

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