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米国上級秘書資格(Certified Administrative Professional、以下CAP)は、アメリカのInternational Association of Administrative Professionals(IAAP)という団体が実施する国際資格です。日本ではまだ知名度はあまりありませんが、幅広いビジネススキルと英語力を証明する資格として外資系企業や国際的なキャリアを目指す人に注目をされています。
当記事では、まだまだ日本では知名度の高くないこの資格について、概要や勉強方法、資格の活用例等を解説します。
目次
米国上級秘書資格(CAP)の概要について
試験概要
CAPの学習方法は?
CAP取得によるメリットは?
CAPを取得し、国際的に活躍できるスキルを身につけましょう!USCPAもオススメです!
CAPは、以前は「Certified Professional Secretary(CPS)」として知られていた資格で、現在はオフィス事務のプロ資格としての総合的な能力を認定するものに進化しました。単に秘書業務だけでなく、マネジメントやビジネスコミュニケーション、IT、会計、情報セキュリティ等、現代のオフィス事務において必要不可欠な知識を過不足なく学習するのに適しています。
この資格はアメリカ発祥の国際資格であるため、グローバルに通用し、特に外資系企業での評価が高いです。また、追って解説しますが、全ての試験は英語で行われるため、高い英語力も必要となります。
試験について、年2回(3月~4月、9月)実施となっています。
2025年春試験:2025年3月20日~4月14日のいずれか1日
2025年秋試験:2025年10月2日~10月28日のいずれか1日
また、試験会場での受験以外にも、オンライン在宅試験も実施されています(自宅のPCで受験/Webカメラで顔認証)。
試験方式:CBT(Computer-based testing)方式、4択
出題:200~225問程度
試験時間:3時間
IAAP会員:375米ドル
IAAP会員以外:575米ドル
多くの人はIAAP会員ではないと思われますので、基本的には575米ドルの受験料がかかります。
学位のレベルに応じ、下記の社会人としての実務経験が必要です。
学位なし:実務実績4年以上
短大卒:実務実績3年以上
四大卒:実務実績2年以上
試験は以下の分野で構成されており、出題割合や問題数も概ね決まっています。
1. Organizational Culture and Leadership(組織文化とリーダーシップ) (20%) (40)
2. Business Communication and Deliverables(ビジネスコミュニケーションと成果物) (16%) (31)
3. Software, Data, and the Internet(ソフトウェア、データ、インターネット) (10%) (20)
4. Office and Records Management(オフィスおよび記録管理) (17%) (33)
5. Meeting, Event, and Project Management(会議、イベント、プロジェクト管理) (19%) (38)
6. Operational Functions(運用機能) (19%) (38)
各ドメインの詳細は「IAAP CAP Body of Knowledge」に記されています。
このリーフレットの取得には名前とメールアドレスの登録が必要であり、このリーフレットは受験申込前に必ず読むことを求められています。そのため、実際に受験を考えている方は事前にこちらのリーフレットの内容を確認しましょう。
合格率は公表されていないが、試験は全て英語で実施されるため、ビジネスレベルの語彙力と読解能力が求められます。試験範囲も広めであるため、相当な努力が必要な難易度です。
ここまでで、CAPの概要について解説をしました。
受験するにあたって、実際にどのように学習をすればよいのでしょうか。まず、最も王道なのが、IAAP発行の「Study Guide」という教材を元に学習をする方法です。試験範囲が網羅されていますが、独学での学習となります
参考:Study Guide
また、数は少ないですが一部の予備校においてCAP受験対策コースが設けられており、オンライン形式でCAPホルダーの講師が指導します。試験テクニックや重点分野を効率的に学ぶことができるため、独学に不安がある方にはこちらをオススメします。
ここまで、CAPの概要、学習方法について解説をしました。
CAPを取得することによるメリットはどのようなものがあるのでしょうか。CAP取得によるメリットを3点、解説します。
CAPは日本国内でこそまだ知名度があまりないものの国際的に認知された資格であるため、特に外資系企業においては、グローバルスタンダードの業務遂行能力や専門性の証明として高く評価されます。英語力、ビジネスコミュニケーション、プロジェクト管理等のスキルが求められる外資系企業において、即戦力人材であること、信頼性をアピールできます。
日本国内ではCAPの知名度が低いことからこの資格を持つ人材は比較的少なく、競争の激しい就職・転職市場においては明確な差別化ポイントになります。特に、外資系企業においては資格が希少価値として目立ち、採用担当にも魅力的な人材に映ることでしょう。
前述の通り、CAPでは資格取得の過程で、オフィス・プロジェクト管理、ITスキル、英語力、組織運営等、秘書業務に必要な広範なスキルを習得することができます。その結果、ただの一作業者に留まることなく、高い視座を持ち広範なスキルを持った人材として活躍することができ、キャリアの幅が広がります。
ここまでで、CAP試験について解説をしました。
CAPは英語力と幅広いビジネススキルを証明する国際資格です。難易度は高く、独学にも労力を要するものの、外資系企業や国際的なキャリアでの差別化にも有効であり、取る価値の高い資格です。独学方法を工夫したり対策コースを有効活用し、キャリアアップを実現しましょう。
また、CAP試験と同様に、幅広いビジネススキルと英語力が身につく資格としてUSCPAがあります。近年、日本におけるUSCPA受験者が増加しており、国際的な知名度も高く、人気の資格です。主に会計分野の学習をすることになり、監査法人等へのキャリアアップに繋がります。
CAPよりも必要な学習時間は多く、難易度も高いですが、それでも無理のない範囲での学習で合格が可能です。公認会計士や税理士といった最難関資格の取得は困難を極めますが、USCPAは多忙な社会人でも無理なく学習・取得が可能です。
また、会計だけでなく英語力も身につくため、会計だけでなく英語もできる人材としてアピールすることができ、自身の市場価値をより高めることができます。CAPと比較検討し、自身に最適な資格取得を目指しましょう。
米国公認会計士についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
関連記事:USCPAとは?魅力や取得後のキャリア・難易度・試験内容を詳しく解説
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