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  • 2023/05/31更新

公認会計士は社会人が働きながら取得するのは無理な資格?その他の資格も紹介

公認会計士試験は、会計に関する資格の中でも国内だと難易度の高い試験です。合格には膨大な勉強時間を必要とするため、社会人が働きながら取得するのは難しい資格といえます。

そこで本記事では、働きながら公認会計士の取得を目指す際のポイントを解説します。

また、働きながら取得できる公認会計士以外の3つの資格についても触れていきますので、ぜひ参考にしてください。

目次
公認会計士とは
公認会計士は働きながらの取得が難しい理由
公認会計士を働きながら目指すときの3つのポイント
公認会計士以外の働きながら目指せる会計資格
公認会計士は働きながら取得できるが、非常に難易度が高い

公認会計士とは

公認会計士とは会計および監査の専門家のことです。独立した立場から企業の財務情報の監査を行います。公認会計士になるためには、短答式と論文式の2つの試験に合格し、業務補助などを経て修了考査合格の上、日本公認会計士協会に名簿登録する必要があります。

主な仕事内容としては、独占業務である財務諸表監査が挙げられます。加えて、財務や経理をはじめ、会計コンサルティング、株式公開支援など業務は多岐にわたり、あらゆるシーンで活躍できる点が特徴です。

公認会計士試験は合格するために高レベルな専門知識が求められるため、難易度が高い試験といわれています。しかし、資格を取得することで、高い社会的信頼や年収を得られるでしょう。

公認会計士は働きながらの取得が難しい理由

金融庁のデータによると、2022年の公認会計士試験の合格者のうち、職業が「会社員」である割合は6.5%のみでした。

会社員での取得が6.5%と低い数値であることから、働きながらの取得は難しいことが分かります。

取得が難しい理由として、合格するためには膨大な勉強時間が必要であることが挙げられます。また、社会人として働きながら勉強を進めていかなければならないため、疲労やストレスもたまりやすくなるでしょう。

ここからは、働きながらの取得が難しい理由について詳しく見ていきます。

参照:公認会計士・監査審査会「令和4年公認会計士試験の合格発表の概要について」

理由①膨大な勉強時間が必要

公認会計士の合格までに必要な勉強時間の目安は、2,500〜3,500時間とされています。

例えば、3,500時間の勉強時間で合格まで2年間かかるとした場合、毎日5時間程度勉強しなければなりません。

働きながら試験に合格するためには、仕事以外のほとんどの時間を勉強時間に費やす必要があるでしょう。

理由②社会人生活で疲労がたまりやすい

厚生労働省の「令和3年就労条件総合調査の概況」によると、社会人は1日あたり平均7時間46分勤務しています。

平日に勉強を進める場合、約8時間の労働をしながら5時間程度の勉強時間を確保する必要があります。休息の時間を確保できず、心身ともにかなりの負荷がかかるでしょう。

また、仮に毎日5時間程度の勉強時間を確保できたとしても、合格の結果が出るまで時間がかかるため、ストレスもたまりやすいです。そのため、仕事で疲れている社会人が並行して公認会計士の勉強を進めるのは難しいといえます。

参照:厚生労働省「令和3年就労条件総合調査の概況」

公認会計士を働きながら目指すときの3つのポイント

仕事と並行しながら勉強を進めるのは難しいとはいえ、社会人でも合格する人はいます。

ここでは、公認会計士を働きながら目指すときの3つのポイントを見ていきましょう。

効率性を意識して勉強する

社会人生活を送りながら勉強時間を捻出するのは容易ではありません。そのため、隙間時間を活用する、過去問題を繰り返し解くなど、少しでも効率よく勉強を進める必要があります。

また、公認会計士試験は科目が多く試験範囲も広いため、多様な知識を身につけなければなりません。自身の得意不得意を理解し、各科目に費やす勉強時間を調整することも必要です。

余裕のあるスケジュールを立てる

勉強のスケジュールを立てる際には、時間に余裕を持たせ、無理のないように検討しましょう。仕事をしながら勉強をする場合、スケジュール通りに進まない可能性があります。

そのため、小さなズレが生じても全体の勉強スケジュールに影響が出ないように、予備日の確保や、長めの勉強時間を設定するとよいでしょう。

また、公認会計士試験には科目合格制が導入されている点を知っておきましょう。試験は短答式と論文式の2つに分かれており、短答式は一度合格すると一定期間は免除され、論文式には科目合格制が導入されています。

論文式は一度に全ての科目を合格する必要はありません。一定の期間内に全ての科目に合格することで資格を取得できます。

合格の有効期限は短答式・論文式ともに2年間と限られています。合格の有効期限を意識しつつ、余裕のあるスケジュールを立てましょう。

関連記事:アビタス「公認会計士試験の難易度はどれくらい? 税理士や米国公認会計士との比較など」

予備校も検討する

公認会計士試験は難易度が高く、出題範囲の広い試験です。独学では合格が難しいと感じる場合、資格の専門校を活用して勉強を進めるという選択肢もあります。

予備校によっては、社会人向けのコースを用意しているところもあります。

社会人は勉強できる時間が限られているため、通学コースではなく、オンラインで受講できるコースがおすすめです。オンラインのコースであれば、予備校まで移動する必要がないため、効率よく勉強を進められます。

公認会計士以外の働きながら目指せる会計資格

公認会計士は難易度の高い資格で、独占業務もある価値のある資格の1つですが、公認会計士以外にも有用な資格はあります。

働きながら2,500〜3,500時間の勉強時間を確保するのが難しいと感じた方は、他の資格取得を目指すのも選択肢の1つです。

ここからは、公認会計士以外の会計資格の中でも、働きながら目指せる3つの資格を紹介します。

税理士

税理士とは、納税のアドバイスや申告書の作成を行う税金の専門家です。税理士試験も難易度は高いですが、社会人が働きながら取得を検討することができる資格です。

税理士の主な仕事内容としては、次の3つの独占業務が挙げられます。

  • 税務書類の作成
  • 税務代理
  • 税務相談

企業の会計帳簿や財務諸表などを作成する業務やコンサルティング業務を通じ、企業発展に貢献できる職業といえます。

国税庁の「令和4年度(第72回)税理士試験結果」によると、2022年度の合格率は19.5%でした。受験者のうち10人に2人しか合格できないということは、難易度が高いといえるでしょう。

しかし、税理士の試験は科目合格制を採用しており、合格の有効期限はありません。そのため、社会人として働きながらでも、合格までのスケジュールを調整しやすいでしょう。

税理士試験の合格に必要な勉強時間は、一般的に4,000時間程度とされています。公認会計士の合格までの勉強時間と比べると必要な時間は多いですが、既に記載の通り、税理士は科目合格性を採用しているため、長い期間でスケジュールを立てることが可能です。

参照:国税庁「令和4年度(第72回)税理士試験結果」

日商簿記検定

日商簿記検定とは、企業の経営活動を記録・計算・整理し、経営成績と財政状態を明確にするスキルの習得度を測る試験です。

具体的には「企業の経営活動を正確に情報として公開するため」や「経営管理能力を習得するため」に簿記の知識が求められます。

経理や財務担当者をはじめ、あらゆる職種の人にとって必要不可欠なスキルといえます。

日商簿記検定の種類は原価計算初級、簿記初級、3級〜1級の5種類です。簿記2級以上を取得すると、企業から評価されやすく実務にも活かしやすいためおすすめです。

簿記2級合格までの目安の学習時間は250〜350時間とされています。比較的短い学習時間で合格を目指せるため、社会人生活と勉強を両立しやすい検定といえます。

日本商工会議所のデータによると、2022年の日商簿記検定(2級)の合格率は17.5〜26.9%でした。回によってばらつきはありますが、公認会計士よりも難易度が低く、働きながら目指せる検定といえるでしょう。

参照:日本商工会議所・各地商工会議所「簿記|受験者データ|2級受験者データ(統一試験)」
関連記事:アビタス「簿記2級の合格率は?合格の難易度を学習範囲・勉強時間から解説」

USCPA(米国公認会計士)

USCPA(米国公認会計士)とはアメリカの各州が認定する国際的な公認会計士資格です。日本をはじめ、世界中の様々な職種・業種の人が転職やキャリアアップなどの目的でUSCPAの資格取得を目指しています。

USCPA試験は4つの科目で構成されています。科目合格制をとっており1科目ずつ受験できるため、一度に全ての科目に合格する必要はありません。

科目合格には18カ月の有効期限があるものの、1科目ずつ合格を積み上げられるため集中的に勉強できます。税理士試験と同様に、勉強のスケジュールを調整しやすいでしょう。

2022年におけるUSCPA全体の科目平均合格率は52.8%と高く、受験者の半数以上が合格していることが分かります。

また、一般的に合格までの目安の学習時間は1,200〜1,500時間とされています。

公認会計士と比較すると、合格率の高さや勉強時間の短さという点では難易度が低い資格といえるでしょう。

参照:AICPA&CIMA「Resoures|Learn more about CPA Exam scoring and pass rates」
関連記事:アビタス「USCPAとは?魅力や取得後のキャリア・難易度・試験内容を詳しく解説」

公認会計士は働きながら取得できるが、非常に難易度が高い

公認会計士の資格を取得するためには、2,500〜3,500時間程度の膨大な勉強時間が必要です。2年間で合格するためには、1日5時間程度の勉強時間を確保しなければなりません。

平日休日問わず勉強を進める必要があるため、疲労やストレスがたまりやすくなるでしょう。そのため、仕事と並行して勉強を進めるのは難しい資格といえます。

働きながら取得を目指す際には効率的に勉強を進めたり、余裕のあるスケジュールを立てることが大切です。

公認会計士以外でも、税理士や日商簿記検定、USCPAなどの会計資格は働きながら合格を目指せます。

中でもUSCPAは科目の平均合格率が高く、目安の勉強時間も比較的少ないため、働きながらでも取得しやすい資格といえます。

公認会計士だけでなく、税理士やUSCPAの資格取得も選択肢の1つとして検討してみてください。

働きながら取得できるUSCPA資格の合格を目指すならアビタスで!

国際資格の専門校であるアビタスでは、5,500人以上のUSCPA合格者を輩出しています。日本在住合格者の約3人に2人はアビタス卒業生です。

通学と通信を併用できるコースやスキマ時間で学習できるコンテンツなども用意しているため、働きながら効率的に勉強を進められる環境が整っています。

また、オリジナルの日本語教材で学習できるため、英語力に不安を感じている人も安心して取り組める点が魅力です。

USCPA資格の合格を目指している人は、ぜひアビタスの利用をご検討ください。

まずは無料の説明会にご参加ください。

※記事に記載の内容は2023年4月時点のものを参照しています。

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