まず端的に申し上げると、当初は財務領域における専門性を身に着けるための第一歩目の足掛かりとするためでした。
次に具体ですが、私は一般事業会社で営業やコンサルとして経験を積みましたが、
専門性が培われている実感がなく危機感を抱き、社内外で通用する専門性を身に着けるために財務部門への異動したいと考えるようになりました。
しかし、実務経験がゼロの状態で異動するためには何かしらアピールポイントが必要であると考え、その手段としてUSCPAを選択したという経緯です。

国内の業界における圧倒的なシェアおよびこれまでの合格実績を基に選びました。
一定レベル以上の試験に挑戦するときの定石かと思います。

得たものは合格という結果であったり、その過程で得た知識等を中心に膨大なものがありますが、
自分でやると決めたことを最後までやり切ったという成功体験が最大の収穫であると考えます。
会社員をやりながらUSCPAに合格することは決して簡単ではありません。
多くの合格者がいる一方でそれを大きく上回る脱落者がいる試験だと思います。
自分を律して合格まで走り切った経験は今後の自分を少しだけ支えてくれる自信になると思います。

自身の経験を踏まえ、アビタス社から提供されるリソースだけで合格できるというのは事実だと思います。
ただ、その言葉の意味を表面的に捉えている方が多いのは否めません。
合格に必要なエッセンスを凝縮してるテキストだからこそ、記載内容については本質理解まで徹底し、縦串だけでなく論点を横断的に繋げるところまで徹底していただきたいです。
そして試験前には各論点の表題を見たら学んだ内容がスラスラ話せるレベルまで仕上げることを推奨します。
また学習を通じて強く意識していただきたいことは「結果ではなくプロセスを重視する」ということです。
どうしても正答率〇％、問題集〇周、模試の合格者平均を超えた等の結果にフォーカスする受験生が多い印象ですが、仮にこれらの結果が出ていても正しい思考プロセスを踏んだ上での結果でなければ試験当日に初見の問題で合格ラインのスコアを取れる実力養成には一切繋がりません。
大事なことはテストセンターでの試験本番で合格することですので、その目的に照らして正しいプロセスを積み重ねてください。
私も当初はこれができていなくて、FARで足踏みをしました。
しかしこれを徹底したらFARのスコアもグッと上がり、その後の3科目はストレートで合格できました。
FARの段階で勉強の型を確立しておくとexpireに怯えることなくスムーズに全科目合格できます。
巷で言われているほど簡単ではありませんが、正しい努力をすれば合格できる試験です。
ぜひ最後まで走り切ってください。