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米系投資銀行
学習期間:1年間
出願州:アラスカ州 → ワシントン州
大学、大学院においてコンピューターサイエンス、人工知能等を学んでいた私にとって、会計は社会人になって初めて触れた分野でした。
社会人4年目の時にテクノロジー業界から一念発起して金融業界(投資銀行業務)に移った私には会計の知識は殆どなく、日々の業務(OJT)から財務・会計の知識をピースとして集めてきました。
3年間、日本で投資銀行業務の経験を積む中で知識は急速に深まりましたが、ずっと体系的に学んでみたいという気持ちがありました。
そんな時、米系投資銀行のニューヨーク本社に行くチャンスに恵まれて、今しかないという思いから日々の業務と並行してUSCPAの勉強を開始しました。
アビタスを選択したのはやはり圧倒的な合格実績と安心したサポート、それに教材の見やすさ、単位取得の柔軟性が高いからです。
合格実績は他にも有力な学校はありましたが、学校選びに悩んでいる時すぐにスカイプで相談に乗ってくれたのがアビタスでした。
親身に相談に乗ってくれ、悩み・不安の一つ一つを解決しようとしたサポートの手厚さに非常に安心感を覚えました。
また、教材も非常に簡潔にまとめられており、必要最低限の知識がわかりやすく記載されていましたし、より深く勉強したい方用にコラムやサイドバーに補足があったのも好印象でした。
他のテキストを併用する方もいるかと思いますが、私の場合、アビタスが用意した教材以外は一切使いませんでしたし、全科目余裕のある点数でストレートに合格することができました。
最後に理系出身の私にとって受験、そしてライセンス取得を見据えた時多くの単位が必要でしたが、自宅で取得できるのは非常に魅力的でした。
受験までに必要な単位数とライセンス取得までに必要な単位数は異なるので、まずは受験に最低限必要な単位数だけを取得し、試験に臨むことを強くお勧めします。
USCPAの学習を通して学んだことは、(1)時間管理能力、(2)自分への自信、(3)周囲からの評価、などです。
USCPAは4科目あり、カバーする範囲は非常に広範に亘るためある程度長期戦となります。
私のように仕事しながら目指す方が多いと思いますので、仕事との両立、そしてプライベートとの両立が大きな課題となります。
私の場合、日々の仕事が忙しく、思うように勉強できない日や週、月がありましたが、1日に30分だけでも教材を読む、問題を解くことで完全にブランクを作らないように心がけました。
そしてスキマ時間を活用するようになりました(スキマ時間の活用という意味では、アビタスのiPadアプリは大変活用させて頂きました。MC問題のみですが、ちょっとした時間の活用には最適でした)
USCPAとの戦いは長く、最初の科目合格までトンネルの中にいるかのような気持ちでしたし、1科目合格しても1年半という期限との戦いを意識する必要がある為プレッシャーと向き合う必要があります。
ただし、長いトンネルでも歩き続ければ必ず出口に辿り着けると信じて歩き続けました。
その先に全科目合格、ライセンス取得という果実があり、全て終えた時の充実感は言葉にはできないものがあります。
理系出身でしたが、この資格と取得したことで少なからず自分への自信がつきました。
当時私はニューヨークで勤務しており、周囲の同僚は米国の著名大学出身、MBAホルダーが殆どでした。
日本人もほぼいない環境の中で自分の主張や意見を認めてもらうのは最初大変なことでした。
USCPAだけの効果だとは思いませんが、それでもCPAの勉強している、そして1年以内にCPAに合格できたと言った時は皆さん非常に驚き、その後仕事がやりやすくなった感覚はありました。
USCPAの学習を通じて得たものはまだまだあります。学習期間中は時間との戦い、プレッシャーとの戦いですが、目指す価値は十分にある資格だと思います。
USCPAの学習をする上で大事だと思ったことは、(1)自分を信じて歩き続ける、(2)たまに息抜きをする、(3)勉強仲間を見つける、(4)学習の順番、などです。
私はUSCPAの勉強をトンネルに例えて捉えていました。最初の受験までの期間が一番長いので最も苦しく、真っ暗なトンネルの中にいる気分でした。
それでも教材を何度も見直し、問題を何度も解き、自分を信じて1科目目の受験まで歩き続けましょう。合格か不合格かは運の要素もありますが、1科目目合格した時には真っ暗なトンネルの中に少しだけ光が見えるようになります。
その光に向かって歩き続けてみてください。最後まで立ち止まらず歩き続けた先に必ず出口がある、そう思って私はトンネルを抜けました。
皆さん状況は人それぞれだと思いますが、ぜひ少しずつでも歩き続けてみてください。
これは個人的には非常に大事なことだと思います。特にUSCPAのようにある程度学習期間が長くなる場合、勉強に飽きない、歩き続ける為にこまめにブレークを入れましょう。
私の場合、試験の後~1 or 2週間は只管リフレッシュしました。友達と遊ぶもよし、旅行もよし、美味しいものを食べるのよし、頑張った自分を労いました。どうしても勉強する気になれない日もあります。
そういう日だと割り切って映画を見たりリラックスしました。そうした方がまた新しい気持ちで勉強と向き合えるようになります。
私はアメリカにいた為、実際の講義に出ることは最後までありませんでした。
勉強は孤独ですし、不安や課題を一緒に分かち合うこともできません。
しかし、アビタスが開催する座談会を通して何人もの素晴らしい勉強仲間に巡り合えました。その後も彼らとたまに食事したり、情報交換したりすることはモチベーションの向上にとても貢献したと感謝しています。
皆さんも可能であればぜひ勉強仲間を見つけてみてください。
学習の順番は極論個人の自由ですが、私はFAR -> AUD -> BEC -> REGのやり方がとても合っていたと思います。
FARは全ての土台となるので最初に勉強した方が効率が良く、AUDは特にFARと親和性が高い為、その次に勉強すればFARの知識を活かせます。
BECは教科書が一番薄く、内容的にもおもしろいので気分転換には最適でしたし、REGは内容も分量も大変ですが、最後の科目だと思って走り抜けることができます。
少しでも皆様がUSCPAへの道を歩き続ける中でお役に立てることを願い、長々と書かせて頂きました。
ぜひ自分のペースで、自分を信じて、最後まで頑張ってください。皆様が全科目に合格する日を迎えることを心から祈っております。
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