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MBAは「経営学修士」と呼ばれる学位で、国内外のMBAプログラムを提供する大学院を修了することで取得できます。
MBAは国内や海外、オンラインで取得する方法があります。
では、海外MBAの取得費用はどのくらい必要なのでしょうか。
本記事ではMBAランキング上位校の学費や学費以外にかかる費用を解説します。海外MBA取得を目指している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
海外MBAを取得する目的
海外MBAランキング上位校の学費
海外MBA取得時の学費以外にかかる費用
海外MBAの取得費用を抑える方法
海外MBA取得には留学費用がポイント
費用のかかる海外MBAを取得する目的にはどんなものがあるのでしょうか。
海外MBAを取得する目的としては以下が挙げられます。
国内MBAよりも海外MBAのほうが様々な国やバックグラウンドを持つ学生と一緒に学ぶ機会があり、多様な人脈のネットワークを構築できます。
また、海外MBAの取得により、就職や転職活動時において自分自身をブランディングできるようになります。
国内MBAと比較すると、海外MBAではTOEFL®やGMAT™などの英語力を測定する試験のスコア提出が求められるため、相応の英語力が必要です。そのため、海外MBAを取得できるということは、英語力に長けている証明にもつながります。
海外MBAを取得できるほどの英語スキルがあることを転職活動などでアピールできるようになるでしょう。
他にも、トップスクールではノーベル賞候補とされるような世界の最前線の教授陣から直接授業を受けられるといった魅力があります。
では、海外フルタイムMBAの具体的な学費はどのくらい必要なのでしょうか。
U.S.Newsの海外MBAランキング上位5校の学費を見てみましょう。
大学院 | 学費 | 日本円換算 |
---|---|---|
Stanford University | 82,455ドル | 12,377,320円 |
University of Pennsylvania: Wharton | 84,830ドル | 12,733,831円 |
Northwestern University: Kellogg | 81,015ドル | 12,161,161円 |
University of Chicago: Booth | 80,961ドル | 12,153,055円 |
Massachusetts Institute of Technology(MIT): Sloan | 84,200ドル | 12,663,343円 |
※アビタス調べ。2024年3月時点
※2024年3月4日時点の為替レート(1ドル=150.11円)で換算しています。
海外MBAの上位5校の学費は1,200万円以上です。さらに海外MBAでは現地で生活することになるため、現地での生活費や渡航費などの費用も発生します。
参照:U.S.News「Grad schools|2023-2024 Best Business Schools(MBA)」
参照:Stanford Graduate School of Business「Cost of Attendance 」
参照:MBA Tuition Costs, Fees & Financial Aid Info
参照:Kellogg Full-Time「Tuition & Financial Aid」
参照:The University of Chicago Booth School of Business「Full-Time MBA Cost |」
参照:MIT Sloan School of Management「MBA|Financing Your Education」
海外フルタイムMBAを取得するためには留学する必要があり、渡航費や生活費などの学費以外の費用がかかります。
さらに留学するための準備費用やテキスト代も必要です。ここでは、学費以外の費用も詳しく見ていきましょう。
海外のMBAプログラムを提供する大学院に入学するためには、英語技能試験であるTOEFL iBT®テストや英語でのビジネススキルを測るGMAT™やGRE®で一定のスコアを獲得する必要があります。
入学要件をクリアするためには事前に学習し求められるスコアを獲得する必要があり、事前にMBAの予備校に通う人も少なくありません。
予備校の学費は10万~50万円ほどが相場です。
海外フルタイムMBAでは、留学するための渡航費と現地滞在費として家賃や食費、交際費などがかかります。
現地での生活費は都市によって大きく差はあるものの、学費とプラスすると修了までの2年間で約2,000万円以上の費用は必要でしょう。
日本国内の大学や大学院と同様、MBAを取得するための学費にはテキスト代は含まれていません。
テキストは1冊あたり日本円で2万〜3万円程度かかることもあります。
中古やコピーを使用する学生もいますが、新品でテキストを揃える場合には、年間で20万円程度の費用が発生する可能性があります。
海外MBAの取得にかかる高額な費用を抑えるにはいくつか方法があります。
奨学金、教育ローン、会社の制度、オンラインMBAについて見ていきましょう。
学費を抑える方法として、利用しやすいのが奨学金です。
国や地方自治体、民間団体は奨学金制度を運営しており、奨学金制度を利用することで、不足している留学資金を補填することができます。
奨学金には返済義務のあるものから返済不要なものまで様々で、MBAランキング上位の私立のスクールでは、留学生にも奨学金を付与しているケースがあります。GMAT™などでハイスコアを出している学生に与えられます。
社会人でも利用できる奨学金には下記などがあります。
それぞれ利用に条件もあるので、下記の各サイトで条件について確認してみてください。
参照:独立行政法人日本学生支援機構「奨学金」
参照:公益財団法人伊東国際教育交流財団「日本人奨学金制度|1.日本人奨学金概要」
参照:日米教育委員会(フルブライト・ジャパン)「フルブライト奨学金事業|日本人対象 募集要項・応募資格等」
参照:Foreign, Commonwealth & Development Office「CHEVENING|Chevening Scholarships」
教育ローンとは、金融機関が個人を対象に行う使途を「教育関係経費」に限定したローンのことをいいます。
給付型奨学金などとは異なり、借り入れたお金は返済しなければなりませんが、給付型奨学金に比べて借入条件は厳しくありません。
ビジネススクールによっては、提携している教育ローンがある場合もあります。
※教育ローンは金融機関により制度が変わる可能性があります。最新の情報は各金融機関の公式サイトをご確認ください。
会社の「社費留学制度」の利用も学費を抑える方法の1つです。
社費留学制度は、アメリカやヨーロッパなどの大学院でMBAを取得するための費用を、企業が負担し社員を留学させる制度です。
社費留学制度のメリットは、学費の負担軽減だけでなく、給与を支給されながら留学でき、帰国後も復帰して働けることです。
社費留学制度のある企業の具体例は以下です。
業種 | 社名 |
---|---|
メーカー | サントリーホールディングス株式会社 株式会社資生堂 株式会社日立製作所 |
銀行・証券会社 | 株式会社三菱UFJ銀行 株式会社みずほフィナンシャルグループ 株式会社三井住友銀行 |
商社 | 三井物産株式会社 |
コンサルティング | McKinsey & Company, Inc. ボストン・コンサルティング・グループ合同会社 |
※2024年3月時点、アビタス調べ。
MBAの社費については下記の記事でもっと詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
関連記事:アビタス UMass MBA「社費でMBAを取得できる?社費留学制度のある企業や利用方法を解説」
参照:サントリーホールディングス株式会社「新卒採用|教育研修・人事制度」
参照:株式会社資生堂「人財|人財育成と公正な評価」
参照:株式会社日立製作所「企業情報|教育・研修制度」
参照:株式会社三菱UFJ銀行「Career Recruiting|人材育成」
参照:株式会社三井住友銀行「Careers Recruitment Information|TRAINING 人材育成」
参照:三井物産株式会社「採用ポータルサイト|人材育成制度」
参照:McKinsey & Company, Inc.「採用情報|多く寄せられるご質問」
参照:ボストン・コンサルティング・グループ合同会社「中途採用」
見てきた通り、海外の大学が提供するオンラインMBAであれば、留学するよりも費用が抑えられます。
オンラインMBAであるため、留学費用そのものがかからず、日本で働きながら海外MBAを取得できます。
以下は留学とオンライン留学の学費を比較したものです。
項目 | 大学院名(国名) | 学費 | 日本円換算 |
---|---|---|---|
海外留学 | University of Chicago: Booth(アメリカ) | 80,961ドル | 12,153,055円 |
オンライン留学 | IE Business School(スペイン) | 60,000ユーロ | 9,799,200円 |
※2024年3月4日時点の為替レート(1ドル=150.11円、1ユーロ=163.32円)で換算しています。
University of Chicago: Booth(アメリカ)は、「U.S.News 2023‐2024 Best Business Schools」の海外フルタイムMBAの全米ランキング第1位のビジネススクールで、学費は約1,200万円となっています。
一方のIE Business School(スペイン)は「Online MBA 2024」第1位のオンラインMBAで、学費は約1,000万円です。
学費を比較した場合、オンライン留学のほうが現地の大学に通学するよりも安価であることが分かります。
参照:U.S.News「Grad schools|2023-2024 Best Business Schools(MBA)」
参照:THE FINANCIAL TIMES「Business School rankings|Online MBA 2024」
海外に留学してMBAを取得する場合には、学費だけではなく生活費などの滞在費が必要となり、2,000万円以上かかることもあります。
オンラインであれば、留学費用を抑えられるだけでなく、仕事を続けながら国内で海外MBAが取得できます。
オンラインでも質の高い海外MBAプログラムを提供している国際資格の専門校もあるため、留学費用を抑えたい人は「海外MBAのオンライン留学」も検討してみましょう。
国際資格の専門校であるアビタス(東京)は、「マサチューセッツ州立大学(UMass)MBAプログラム」を提供しており、日本にいながらオンラインでMBAが取得できます。
「マサチューセッツ州立大学(UMass)MBAプログラム」は、アメリカ・マサチューセッツ州立大学のMBAプログラムで、世界のトップスクール同様国際認証AACSBを取得しているため、グローバル人材としてのキャリアアップを期待できます。
日本国内でアメリカのMBAを取得したいと考えている方はぜひアビタスにご相談ください。
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