日系製造業の本社で経理・財務を担当していたところ、シンガポール支店の前任者が退職することになり、その後任としてシンガポールへの赴任が決まりました。現地では、バックオフィス業務全般を担っています。

大学生の頃から漠然と「いつか海外で暮らしてみたい」という思いを抱いていた中で、今回の駐在の打診があり、迷わず快諾しました。

せっかくシンガポールという国際的な環境で働ける機会を得たからには、これまでの経理・財務の知識に加え、英語力も高めて自分のスキルの幅を広げたいと考えるようになりました。それが、USCPAを目指したきっかけです。

また、社内には会計・税務に詳しい人材はいるものの、英語で業務を遂行できる人材は限られており、英語力と専門知識を兼ね備えたUSCPA資格を取得することで、自分自身の価値を高め、会社にも貢献できると考えました。

USCPAの資格取得を目指して予備校を探していた際、インターネット検索で真っ先に目に留まったのがアビタスでした。

当初、会計系の予備校といえばTACや大原といった国内資格に強い学校を思い浮かべていましたが、「USCPA　予備校」と検索する中でアビタスを知り、特にUSCPAにおいては圧倒的な合格実績があることが分かり、迷わず選びました。

他にも費用面でより安価な選択肢はあったかもしれませんが、USCPA合格までの道のりにおいては、教材やノウハウの充実度が合否を左右すると考えました。少しでも合格の可能性を高められる予備校を選びたいと思い、実績のあるアビタスに決めました。

大学受験以来、長期間にわたって勉強するという経験がなかった私にとって、USCPAの学習は大きな挑戦でした。しかし、この勉強を通じて、日々コツコツと努力を積み重ねる習慣を身につけることができました。

試験勉強を通じて得た知識はもちろんですが、何よりも「自分は長期的な目標に向かって努力を継続し、やり遂げることができる」という自信を持てたことが、最も大きな収穫だったと感じています。

今後は、英語のスピーキング力やTOEICといった実践的な英語スキルの向上にも取り組んでいきたいと考えていますが、USCPAの学習経験を通じて、「自分ならできる」と前向きに思えるようになりました。

これからUSCPAを目指す方は、きっと最初はやる気に満ちあふれていることと思います。しかし、米国の資格試験であるUSCPAは、最初の受験までに数ヶ月の準備期間を要するため、途中でモチベーションが下がったり、勉強がだれてしまうこともあります。それでも、合格への一番の近道は、地道にコツコツと学習を継続することです。

また、長期間準備して挑んだ試験で思うような結果が出なかったとき、「自分に本当にできるのだろうか」と不安になることもあるでしょう。私自身、FARに合格した後、AUDとREGで3連敗し、大きく自信を失いました。しかし同時に、「何年かかっても必ず合格してやる」という意地も芽生えました。

結果的に、3連敗を経験しながらも、全科目合格を果たし、私のUSCPA挑戦は成功に終わりました。できるかどうかは、やってみなければ分かりません。悩んで立ち止まるよりも、大切なのは「やる」と決める決意と、「やり続ける」という実践です。

自分を信じて、学習を継続してください。努力は必ず実を結びます。合格というゴールを、ぜひつかみ取ってください。