USCPAを目指した理由
会計全般の基礎知識を身に付け、その証としてUSCPAのライセンスを取得することが、数字に強いことを対外的に示す手段に最適だと考え、USCPAを目指しました。
新卒入社後の初期配属は「営業本部付経理部」であり、2年間限定で経理業務に従事し、その後数字に強い営業になることが予め期待された配属でした。USCPAに申し込んだのは経理部配属を終えた3年目の冬で、海外実務研修生として米国ヒューストンに赴任しているときでした。今後のキャリアパスに対する具体的なイメージはまだ持っておりませんでしたが、市場価値の高い人材になりたいという漠然とした思いは抱いており、故に転職という選択肢を常に持ち続けたいと思っていました。一般的に、○○×○○×○○といったように3つの強みを掛け合わせると人材の希少性が増すと言われていますが、私の中ではその1つが「会計」であり、しかしさすがに2年間の経理業務で得た知識や経験だけでは「数字に強いこと」を客観的に示すことはできないと感じ、USCPAという説得性のあるエビデンスが欲しいと思いました。
なお、当時の上司は転職経験者で、海外MBAを持っており、なおかつUSCPAを勉強中だったため、そういった事情も意思決定に間接的に影響を及ぼしているかもしれません。
アビタスを選んだ理由・メリット
Abitusの方が米国ヒューストンで無料説明会を開催されており、それに参加したことが決め手です。上司もAbitusでUSCPAを勉強中だったと記憶しており、他の選択肢を検討することなく、即決したことを覚えています。
USCPAの学習を通じて得た事、メリット等
USCPAの学習を通じた得たことは、(1)会計全般の知識、(2)仕事上の+α、(3)自己研鑽の習慣、です。
(1)に関しては言わずもがなであるため割愛しますが、(2)に関しては学習した内容を実務に取り込むことで、+αの付加価値を発揮できたのではないかと感じる場面が増えました。経理部配属を終えた後、結果的にお客さんと直に接する営業にはならず、3年目から9年目の現在に至るまで特定営業本部の中で事業会社管理、予算見通し作成、決算分析、事業投資など、主に管理会計やファイナンスの分野に携わっていますが、USCPAで得た知識をベースにより一歩踏み込んだ分析や考察、提案ができていると感じています。また現在は米国ヒューストンの事業会社に出向しているため、事業会社の経営陣や社員に対して、「あ、こいつ分かっているな、役に立つな」と思わせることもできていると感じています。
最後の(3)に関して、社会人は自分を上手くコントロールできないと、あっという間に時間だけが過ぎてしまうなと感じています。私は基本的にだらけたがりの人間ですが、仕事で疲れた平日の夜、本当はまだ寝ていたい休日などにも頑張って時間を作り、少しずつ学習を進め、そして目標を達成するという一連の経験を、社会人になってから仕事以外の場面で体験できたことは貴重でした。自己研鑽の時間を確保することが習慣となったことで(何もしないとソワソワしてしまうようになったことで)、現在はAbitusさんが提供するマサチューセッツ大学のオンラインMBAの取得を目指して頑張っています。USCPAの学習よりも多くの時間を日々確保する必要に迫られていますが、USCPAを通じて形成した学習の習慣がなければ、この決断はできなかっただろうなと思います。
これからUSCPAを目指す方へのアドバイス等
学習を始める前に、「何のためにUSCPAを目指すのか」を紙に書いてみるよ良いかもしれません。私の周りも含め、多くの方がUSCPAの学習を始めるものの、途中で頓挫してしまう方のほうが多い気がします。それは学習の難易度というよりは、学習し続けることの難しさに起因していると思います。仕事の忙しさ、転勤や転職、家庭の事情など、色々な変化が起きても学習のリズムを維持する必要があるためです。
その際に重要なのは、「何のためにUSCPAを目指すのか」という目的です。かっこいい目的である必要はありません。私はこれまで努力したと心から言える経験をしたことがありませんでした。周りから「努力したね」と言われることはありますが、本人としてはあまり努力したという自覚は無く、故にもしUSCPAの学習を止めてしまったら、この先一生頑張れないかもしれないと思い、自分を奮い立たたせていました。転職を見据えて、という綺麗な動機が学習のきっかけである点に偽りはありませんが、学習の過程で生まれた真の目的はここだったなと思います。USCPAはゴールではなく、始まりです。USCPAを取ることを目標にするのではなく、取った後の自分を想像し、そのワクワクを目指して、是非楽しんで学習を進めてみてください。
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