USCPAを目指した理由
外資系投資銀行に勤務していた約20年前にUSCPA取得を思い立ち、某A社の受講を開始しましたが、当時はあまり興味が持てずに多忙にかまけて数か月で脱落してしまいました。
近年ガバナンス・リスクマネジメント領域にキャリアチェンジしましたが、転職活動において改めて認識したのはジョブマーケットにおけるUSCPAの高い認知度でした。USCMAを取得していましたが、FP&A ManagerやFinance Directorといった管理会計関連のjob postにおいても「持っていると望ましい資格」に公認会計士とUSCPA以外の資格が挙がることはほとんどありません。この経験を踏まえ、今後の自分のキャリア展開力を高める観点から、再度USCPAにチャレンジすることを決めました。
アビタスを選んだ理由・メリット
GleimのみでUSCMAを取得した経験があり、USCPAで同じことが出来ないかを真剣に考えましたが、受験資格を満たす為の単位取得に対するサポートの必要を感じ、日本の予備校を利用することを決めました。中でも単位取得科目が広く、迅速・確実な単位取得に向けサポートが充実しているアビタスを選び、受講を開始しました。
USCPAの学習を通じて得た事、メリット等
ライセンス取得後の継続教育について当初大きな負担感を持っていましたが、やってみると興味を持って取り組める分野も多く、会計人としての自己研鑽の一環として積極的に捉えられる様になりました。例えば、ブロックチェーンはAICPAでも人気のあるトピックとして教材も充実していますが、この新しいテクノロジーの自分が従事する産業における意義や展開可能性について考える良い機会になりました。
これからUSCPAを目指す方へのアドバイス等
受験合格者の中には「勝てば官軍」とばかりに断定的なアドバイスを述べる人がいますが、それぞれバックグラウンドが違うので、あまり鵜呑みにしない方が良いと思います。その前提で、私の受験の経験からお伝え出来るアドバイスを以下に述べます。
「アビタスの教材以外本当に触らなくて良い」ーアビタスの教材はおそらく書き過ぎない様に留意して作成されていますが、これに対し「XXの記述が薄いのでここは某T社の教材を買って補強すべし」とかいうアドバイスをしてくる合格者が散見されます。他社の教材を買うと、整理の仕方が違うので混乱し、取り込むのに時間を要します。時間のない社会人受験者は「何をやらなくて良いか」の判断はアビタスに任せ、アビタスの教科書・講義・問題集のカバーする範囲の知識体系を確実に理解・記憶するプロセスに時間を割くべきだと思います。特に問題集は3回も回したら正答を覚えてしまいますが、それぞれの問題が今取り組んでいる知識体系(これ自体が複雑なことが多い)のどこに相当するのかを確認しながらさらに3回解く、といった勉強法が有効だと思います。
「試験では難問は解けなくて良い」ー仮に試験問題の難易度の分布を「易15%:標準70%:難15%」とすると、15%の難問は解けなくとも充分合格します。これをTBS問題に当てはめると、基礎知識の簡単な応用で解ける小問が各題前半の数問はあるもので、ここが解ければ後半に登場する「どう触ったら良いかも分からない」1-2問は外してしまっても大丈夫です。特に直前ガイダンスで突然見たこともない様な問題が提示されると(直前ですから)うろたえてしまいがちですが、その必要はありません。易15%+標準70% = 85%に対する理解を完全にすべく時間を使う方を優先すべきです。
以上ご参考になれば幸いです。USCPAを目指している皆さんの努力が実を結び試験合格・USCPA取得につながります様に祈っています。
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