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法人インタビュー

幅広い経験を積める環境で開くUSCPA(米国公認会計士)の可能性

元吉さん

有限責任監査法人トーマツ
リスクアドバイザリー事業本部

有限責任監査法人トーマツ リスクアドバイザリー事業本部

有限責任監査法人トーマツ リスクアドバイザリー事業本部に所属する元吉さんは入社1年目でUSCPA(米国公認会計士)を取得し、現在は会計アドバイザリー業務だけでなく監査業務に従事されています。
実際にUSCPAを取得して業務に生かしている経験を踏まえて、USCPAの有用性やご自身が描く今後のキャリアビジョンについて語っていただきました。

記事内容はインタビュー当時のもので現在は異なる場合があります。予めご了承ください。

「監査」も経験できるアドバイザリー部門

現在のご経歴を教えてください。

私は2020年4月に、有限責任監査法人トーマツ(以下、「トーマツ」と表記)のリスクアドバイザリー事業本部(以下、「RA」と表記)に新卒で入社しました。現在はちょうど3年目に入りました。
USCPA(米国公認会計士)の資格は、学生時代にFAR(財務会計)とBEC(ビジネス環境及び諸概念)の2科目に合格して、入社後に残りの2科目、AUD(監査及び証明業務)とREG(諸法規)に合格しました。

トーマツのRAを選ばれた理由は何ですか?

トーマツはBig4であるDeloitte(デロイト)の一員ですが、実際にインターシップなどに参加した際の肌感覚として感じた、Deloitteが持つ誠実性のようなものに惹かれました。そういったDeloitteのカルチャーが自分に合っていると感じたのが、一番の理由です。
また、私は学生時代に会計学を専攻しており、会計に携われることを就職活動の軸としていました。そうした中、トーマツのRAであれば幅広く会計に携わることができると感じたのも、大きな要素でした。
具体的には、トーマツのRAでは会計領域のアドバイザリー業務に携わることができるのはもちろんのこと、監査OJTという制度を利用すれば、一定期間は監査業務も経験できるようになっています。このアドバイザリー業務だけでなく監査業務も経験できるという点は、私にとって非常に魅力的でした。

英語力がないところからUSCPA(米国公認会計士)に挑戦

USCPAを目指したきっかけを教えてください。

私が在籍していた中央大学は、日本の公認会計士を目指される方が多い大学です。USCPAという資格の存在を私が初めて意識したのは、大学2年生のときに友人がUSCPAの取得を考えているという話を聞いたときでした。
それをきっかけに自分でUSCPAについていろいろ調べて、他の人と少し違う道を行きたいという思いや、英語で会計を学ぶことでグローバル性が身に付くのではないかという考えから、日本の公認会計士ではなくUSCPAを選択することにしました。
ちなみに当時は、日本の公認会計士を目指す方が多い環境において、私のようにそれと横並びでUSCPAの受験を考えているという人はほとんどいなかった印象です。ですが、最近はそういったケースが増えているという話を聞くこともあり、私のときとは状況が変わってきているようにも感じます。

USCPAの学習を始めたのはいつですか?

私がアビタスに入学したのは、大学2年生の頃でした。ただ、USCPAは単位の関係ですぐに受験ができないこともあり、初めはマイペースに学習を進めていました。本腰を入れて学習をし始めたのは、大学3年生の頃からです。
USCPAは英語で試験を受けることになりますが、私がUSCPAの学習を始める前は、おそらくTOEIC600点を切るぐらいのレベルでした。あまり英語力がないところから一歩一歩勉強していって、USCPAを取得することができたわけです。
USCPAは、初めは英語力がなくても、きちんと勉強を重ねていくことで確実に合格できる資格だと思います。もしUSCPAに興味を持っているのであれば、英語に自信がないからという理由で足踏みすることなく、早めに学習を開始した方がいいかもしれません。

USCPAの取得は就職活動においてプラスに働きましたか?

私は学生時代に2科目合格していますが、それは内定後から入社までの間でした。そのため、入社面接を受けたタイミングではUSCPAの科目合格というステータスはなく、私のケースでは就職活動において、USCPAの科目合格がプラスに働いたわけではありません。
ただ、入社面接では、現在USCPAの学習を進めていて、将来は会計の専門家として活躍していきたいという、自分のビジョンをしっかり伝えました。個人的な感覚ですが、明確なビジョンを描いた上で、それに向けて実際に動き出していた点は、評価していただけたのではないかと考えています。
もちろんUSCPAの資格を取得していることで、就職活動を有利に進めていくことができると思います。ですが、入社面接時点でUSCPAを取得できていなかったとしても、実際に学習を始めていること自体が一定の評価につながっていくのではないでしょうか。

USCPAの知識が業務で生きていることを実感

現在はどのような業務を担当されていますか?

現在は大きく二つの業務に従事しており、その一つがIFRS(国際財務報告基準)導入のプロジェクトです。昨今では日本基準または米国基準からIFRSに切り替えようという企業が多くありますが、そのIFRSへ切り替える企業をサポートする業務です。
もう一つは監査業務で、一部上場のメーカーを担当させていただいています。これは先ほどの監査OJTの制度を利用していますが、監査チームの一員として監査部門の方々と同じような形で、監査業務を行っています。
この監査OJTへの参加には、日本の公認会計士またはUSCPAの試験に合格していることが必要ですが、私の同期にも同じタイミングで監査OJTに参加している方がいます。今後アドバイザリーで活躍していくためにも監査も経験しておきたい、と考えている方は少なくないのかもしれません。

実務においてUSCPAは役立っていますか?

USCPAでは、FARやBECなどの科目で会計の全般的な内容を学習します。アドバイザリー業務では会計に関する専門的な話をすることもありますが、これをきちんと理解できることはUSCPAを学習してきた効果だと思います。
また、現在はUSCAPの試験外となっているようですが、私が受験したときにはIFRSについてもUSCPAで学習しました。大まかにではありますがIFRSについて理解していたことは、IFRS導入のプロジェクトにおいて大いに役立っています。
監査業務に関しては、USCPAにおけるAUDの科目と非常に関連しているところがあります。USCPAの学習を通じて監査の考え方を身に付けてきたことは、監査業務を行う上でのベースになっているはずです。
その他、有価証券報告書を英訳するという業務を担当したことがあり、このときには英語で会計を勉強していて良かったと強く感じました。出てくる専門的な単語も馴染みのあるものばかりですし、これはUSCPAを学習する大きなメリットの一つかもしれません。
このように実務においてさまざまな面で役立っているUSCPAですが、その知識だけで全ての業務を回せるというわけではありません。例えばIFRS導入についても、しっかり基準書を読み込んだり解釈本で勉強したりすることで、さらに理解を深めていくことが必要です。もちろん、会計知識の研鑽だけでなく、クライアント企業のビジネス理解も欠かせません。
そのため、USCPAで学んだ知識をベースにしつつも、さらにプラスアルファで自己研鑽をし続けていくことが、今後のキャリア形成において大切になってくると考えています。

特定の領域でより深い知見を持つことが目標

今後のキャリアビジョンについて教えてください。

監査法人ということもあって、周りには日本の公認会計士やUSCPAといった資格を持っている方が非常に多いです。こういった環境においては、単に会計全般に詳しいというだけでは、なかなか秀でることができないと最近痛感しています。
一口に会計の専門家と言っても、法人内における専門家の形は本当に多種多様です。例えば、IFRSに精通してGAAPアドバイザリーをされている方、SAPなどの情報システムに深い知見を持っている方、経理オペレーションに詳しく決算の早期化などを得意とする方などもいらっしゃいます。
実際、ある程度職位が高い方を見ていると、基本的なコンピテンシーをお持ちになりながら、プラスアルファで一つ二つと尖っているものを持っているイメージがあります。私はまだどの領域に進んでいくか決めかねている状況ですが、特定の領域における知見を身に付けて、プロジェクトをリードしていけるような人材になることが目標です。

思い切って一歩踏み出してみよう!

学生へのメッセージをお願いします。

USCPAは、監査やアドバイザリー、経理、M&Aなどのアドバイザリーを行うFAS(ファイナンシャルアドバイザリーサービス)といったように、本当に幅広いフィールドで活躍することができる資格だと思います。
ただ、私自身もそうでしたが、実際にUSCPAを目指す決断をするとなると、社会に出たときにその資格が本当に評価されるのか、不安を感じるかもしれません。ですが、実際に私はUSCPAを取得して会計のアドバイザリーや監査の仕事をしてきましたが、その部分をきちんと評価していただけていると実感しています。
学生の皆さまの中には、私のような不安を感じてUSCPAに挑戦するのを足踏みしている方がいらっしゃるかもしれません。そういった方は、ぜひ思い切って一歩踏み出して、資格を取得していただきたいと思います。USCPAの資格は、今後のご自身のキャリアを切り開いていくことにつながっていくはずです。