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  • 2021/12/16更新

USCPA(米国公認会計士)の費用対効果は高い?コスパはいかに

USCPA(米国公認会計士)はグローバル資格として近年注目を集めています。ズバリ、USCPA資格取得者の年収はどのくらいでしょうか。

本記事では、USCPA資格取得者の年収、取得までにかかる時間や費用をもとに、USCPAの費用対効果・コスパは高いのかを解説します。

USCPAとその他資格との比較もしますので、参考にしてください。

なお、2024年よりUSCPA試験は新制度へと移行します。特に大きな変更となるのが「科目構成」と「出題領域」です。詳しくはこちらでご確認ください。

参考:アビタス「2024年USCPAは新試験制度へ移行。アビタスなら、新試験制度完全対応!」

目次
USCPA(米国公認会計士)資格取得にかかる費用
USCPA(米国公認会計士)資格取得までにかかる時間
USCPA(米国公認会計士)資格取得者の年収
USCPA(米国公認会計士)資格は就職/転職に有利?
USCPA(米国公認会計士)とその他資格との比較
実際にUSCPA(米国公認会計士)資格を取得した方の声
USCPA(米国公認会計士)の費用対効果は高い。キャリアに沿った活かし方を

USCPA(米国公認会計士)資格取得にかかる費用

USCPAの資格取得までにどの程度の費用がかかるか気になる方もいるでしょう。学習の途中で資金不足となるのを避けるためには、事前準備が欠かせません。

USCPA資格を取得する場合、学習や受験費用に加えて、受験資格を得るための準備費用が必要になります。総費用はおよそ70〜120万円ほどとなり、内訳は次の通りです。

項目 内訳 費用
学習費用 USCPA資格専門校の学費や教材費 30~80万円
受験資格を得る準備費用 学歴評価の発行依頼 2万~3万円
受験費用
  • ・出願料金
  • ・再出願料金
  • ・国際会場手数料
  • ・受験料金
40万円
ライセンス費用 登録費用 9~10万円

※ライセンス維持費用は、USCPAを取得した年にかかる費用ではないため計算に入れていません。

各費用の詳細を見ていきましょう。

学習費用

学習にかかる費用には、USCPA資格専門校の学費に加え教材費が含まれます。

独学すれば学費はカットできますが、USCPA資格取得には資格専門校に通うことをおすすめします。

一般的に学費は約30〜80万円ほどです。プログラムによって異なり、例えば、単位取得(約15単位分)がセットになったアビタスの「ライトバック」は61万6,300円です。

現在取得している単位数によっても学費は変わります。USCPAの資格専門校であるアビタスには学費ローンもあるため、まとまったお金が用意できない方でも受講できます。

受験資格を得る準備費用

USCPAを受験する際に必要な受験条件は州によって異なります。

比較的受験資格がゆるやかなアラスカ州の場合の受験要件は次の通りです。

  • 4年生大学卒業の学位
  • 会計15単位

日本の大学など、アメリカ以外の大学を卒業している場合、取得した学位・単位が「アメリカの学位・単位と同等である」ことを証明するために学歴評価が必要になります。

卒業した大学から英文成績証明書・英文卒業証明書を取得し、NIESなどの指定機関に学歴評価を依頼します。

この学歴評価の準備におよそ2万〜3万円が必要となります。

参照:アビタス「試験概要|USCPA 各州受験資格について」
参照:NASBA International Evaluation Services

受験費用

USCPA受験のために必要となる主な費用は次の4つです。

  • 出願料金
  • 再出願料金
  • 国際会場手数料
  • 受験料金

各受験費用は米ドルで支払わなければなりません。そのため、為替レートの影響を受ける点に留意しましょう。

また、出願料金および再出願料金は受験する州により異なります。

それぞれの費用について詳しく見ていきましょう。

出願料金

USCPAを受験するためには、受験票(NTS)の発行が必要です。受験票発行に必要になるのが出願料金で、金額は州によって異なります。

日本在住の受験者が多いアラスカ州とグアムの初回出願料(Application Fee)は次の通りです。

項目 初回出願料(Application Fee)
アラスカ州 約2万4,000円($185)
グアム 約2万6,000円($200)

州によって異なりますが、およそ2万〜2万6,000円($150〜$200)となります。受験票は発行後6カ月有効です。

しかし、6カ月以内であればいつでも4科目受験していい、という意味ではありません。出願する際に6カ月以内の受験科目を決めておき、出願料金と受験料金を支払う仕組みです。

再出願料金

2度目以降に支払う出願料を「再出願料金(Registration Fee)」といいます。

USCPAは4科目あります。そのため、科目ごとに出願料を支払うと計4回分の出願料金がかかります。

再出願料金(Registration Fee)の料金は次の通りです。

項目 再出願料金(Registration Fee)
アラスカ州 約1万2,000円($90)
グアム 約1万3,000円($100)

州によって異なりますが、およそ1万3,000円($100)となります。例えばグアムで出願する場合、4科目別々に出願すると出願料金だけでおよそ6万5,000円($500=$200+$100×3)が必要です。

再出願料金の負担を減らしたい場合は、一度に複数科目の出願を検討してみましょう。

国際会場手数料

国際会場手数料はInternational Fee(インターナショナルフィー)ともいいます。アメリカとカナダ以外の国でUSCPAを受験する際に必要となる費用です。

出願の後、1~4週間で受験票が発行されます。その際に国際追加料金の支払いが必要です。

国際会場手数料は1科目で約5万1,000円($390)です。4科目合計で約20万4,000円($1,560)となります(2023年1月現在)。

参照:NASBA「CPA Exam – International Administration」

受験料金

USCPAの受験料金は1科目あたり約3万1,000円($238.15)です。4科目受験するため、合計約12万5,000円($952.6)必要になります。

USCPAは科目合格の試験です。もしも1科目不合格となった場合、再受験をすることになります。

再受験する場合、必要な料金は「再出願料金+受験料金+国際会場手数料」となります。例えば、グアムに出願する場合「1万3,000円($100)+3万1,000円($238.15)+5万1,000円($390)=9万5,000円($728.15)」が必要な再受験料となります。

為替レートにもよりますが、例えば1ドル130円の場合、1科目につき約9万5,000円ずつ受験費用は増加すると考えておきましょう。

ライセンス費用

USCPAのライセンスは登録した州で独立・開業するための営業許可証となりうるものです。そのため、日本で業務を行う場合ライセンス取得は必須ではありません。

ただし、ライセンスを取得しなければ名刺等に「USCPA」と記載することはできません。

ライセンスを登録したあとは3年ごとに維持費用が必要です。

ライセンスの登録費用や登録条件は州によって異なり、およその目安は次の通りです。

登録費用 6万7,000円~
維持費用 7万~15万円程度(3年ごと)

出願する際に、登録や維持費用も事前に確認しておくと良いでしょう。

USCPA(米国公認会計士)資格取得までにかかる時間

USCPA取得までにかかる時間は教材に大きく左右されますが、アビタスのカリキュラムでは1,200~1,500時間となります。

この時間は「授業時間」「自宅復習時間」込みの時間です。1,200時間必要として1日に2時間勉強した場合、600日かかる計算となります。

資格取得までにはおよそ1年半と見込んで取り組むとよいでしょう。

USCPA(米国公認会計士)資格取得者の年収

ここでは、USCPA取得者の年収を見ていきましょう。USCPA資格取得者といっても、職種やキャリアによって年収は大きく変わります。

また、日本とアメリカでも年収は変わるため、それぞれ見ていきましょう。

日本でのUSCPA(米国公認会計士)資格取得者の年収

USCPA資格を取得した場合の就職・転職先は、Big4や中堅クラスの監査法人、コンサルティング企業、一般企業などです。

それぞれの一般的な年収を見ていきましょう。

※年収はあくまで推定です。

Big4

「Big4」とは、世界的に展開する大規模な会計事務所およびグループをいいます。

Big4でのUSCPA取得者の年収はどのくらいでしょうか。

役職 年収
スタッフ 500~650万円
シニアスタッフ 700~850万円
マネージャー 900~1,100万円
シニアマネージャー 1,200万円ほど
パートナー 1,500万円以上

Big4の年収は500万円から1,500万円以上と役職によって変わります。

1年目は500万円程度で、5年〜8年ほどのシニアになると700~850万円に上がります。

パートナーになれば1,500万円以上と、年収は高額です。

中堅クラスの監査法人

中堅クラスの監査法人においても、Big4同様に役職により年収が変わります。

役職 年収
スタッフ 400~550万円
シニアスタッフ 500~650万円
マネージャー 800~1,000万円
シニアマネージャー 1,000〜1,200万円ほど
パートナー 1,300万円以上

中堅クラスの監査法人の年収は、Big4に比べて100万円ほど年収が低いようです。

コンサルティング企業

コンサルティング企業に勤務した場合、USCPA資格取得者の平均年収は500万~700万円以上となるのが一般的です。

大企業やコンサルティングとしての勤務経験がある場合は、1,000万円以上になることもあります。

一般企業

一般企業の初年度の年収は450万円程度といわれています。年齢とともに給与が少しずつ上がっていき、900万円以上の年収の方も多くいます。

アメリカでのUSCPA(米国公認会計士)資格取得者の年収

アメリカでのUSCPA資格取得者の初年度の平均年収は500万円程度です。

監査法人系の企業は大変人気で、シニアスタッフクラスになると1,000万円以上の年収を手にするケースも少なくありません。

2021年5月のアメリカの会計士と監査人の、年収の中央値は約1,000万円($77,250)と、高収入なのが分かります。取得にかかる総費用が70万〜120万円ほどと考えると、年収から鑑みたとき1年で投資した分の回収は、容易に可能と言えるでしょう。

参照:U.S. BUREAU OF LABOR STATISTICS|Accountants and Auditors : Occupational Outlook Handbook

USCPA(米国公認会計士)資格は就職/転職に有利?

USCPA資格を取得した場合、就職や転職は有利になるのでしょうか。

USCPAは付加価値の高い国際資格として近年注目されており、就職や転職に有利な点がいくつもあります。

キャリアアップできる

USCPA資格を取得することで、活躍できるフィールドが広がりキャリアアップにつながります。

監査法人だけでなく、国際的な会計基準を理解していることの証明になるため、日系・外資系問わず、経理、財務、経営企画などの分野で活躍が可能です。

ビジネスに必要な知識が英語で身につく

USCPAは英語のリーディングとライティングの試験のため、ビジネスに必要な知識が英語で身につきます。

USCPA資格取得者は会計士としてのスキルはもちろん、会計で用いるビジネス英語の知識もあるという証明になります。

外資系企業やグローバル企業への転職が有利に進むのもUSCPAの特徴です。

グローバルなキャリアにつながる

USCPA資格を取得すればアメリカや日本に加えて、MRA(国際相互承認協定)を結んでいる国でも会計士として働くことが可能です。

米国公認会計士協会は会計士の国家間での流動性を高めるため、以下の国と国際相互承認協定を結んでいます(2023年1月現在)。

  • 南アフリカ
  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • カナダ
  • アイルランド
  • メキシコ
  • スコットランド

協定に参加している国で簡単な追加研修等を受けることで、現地会計士として業務を行うことができるのもUSCPAのメリットです。

参考:NASBA「Mutual Recognition Agreements」

USCPA(米国公認会計士)とその他資格との比較

USCPAとその他の資格を比較していきます。

資格 USCPA 日照簿記1級 公認会計士
合格率 約40~60% 10%前後 7.7%
年収 500万円~ 500万円~ 550万円~

※合格率はすべて2022年のデータです。

※年収は推定値です。

USCPAは、簿記1級や日本の公認会計士よりも合格率が高いことが分かります。

先ほども触れたように、シニアマネージャークラスになれば、年収は1,000万〜1,200万円に上がります。

参照:AICPA「Resources|Learn more about CPA Exam scoring and pass rates」
参照:日本商工会議所・各地商工会議所「簿記|1級受験者データ(統一試験)」
参照:公認会計士・監査審査会「令和4年公認会計士試験(論文式試験)の合格点及び合格率等について」

実際にUSCPA(米国公認会計士)資格を取得した方の声

ここからはUSCPA資格を取得した方のコメントを見ていきましょう。USCPA資格取得のきっかけや、かけた時間や金額に見合った費用対効果はあったのかを確認していきます。

知識が身につき、転職活動にも役立つ

いつか海外で会計士として働きたいと考えていたので、USCPAのライセンス取得を目指すことにしました。1日あたりの勉強量はバラバラで、勉強していた期間は半年間でした。アメリカの資格ではありますが、日本での転職活動にも役立つので取得してよかったです。受講料はやや高額でしたが、値段以上の知識を得たので満足しています。(20代・女性)

こちらの方は半年間と、比較的短い期間でUSCPA資格を取得したとのことです。受験料・資格専門校への受講料はそれなりの金額になるものの、転職に有利という点や、十分な知識が身についたという点で納得感が高いようです。

海外出張対策に。仕事の幅も広がった

現在、会計士をしています。数年前に海外への長期出張が決定したため、USCPA資格を取得することにしました。1年ほど勉強をし、資格を取得しました。もともと英語にも苦手意識はなく、それほど難しい試験とは思いませんでした。USCPA資格を取得することで、明らかに仕事の幅が広がりました。費用は資格専門校にも通ったので50万円前後かかったと思います。資格学校での勉強はそれなりにはかどったので、個人的にはよかったです。(30代・男性)

海外出張がある仕事では、USCPAの資格取得を求められる場合もあります。こちらの方は海外出張をきっかけに、1年ほどでUSCPAを取得したとのこと。基本的な英語力がある方で、資格学校に通えばUSCPAは十分に合格できる資格であるといえるでしょう。

この方も時間・金銭面のコストに対し、USCPAの費用対効果は満足できるほどに高いと感じているようです。

USCPA(米国公認会計士)の費用対効果は高い。キャリアに沿った活かし方を

USCPA取得者の年収や取得までにかかる時間・費用を解説しました。

USCPAは職種や経歴、キャリアによっては年収1,000万円以上もあり得ます。

資格専門校を利用すれば、1,200~1,500時間の学習で取得できます。

USCPA資格は、監査法人や税理士事務所など高年収が期待される業界への転職に有利に働きますので、これらの業界を目指す方にとっては費用対効果は高いといえるでしょう。

費用対効果の高いUSCPA(米国公認会計士)を取得するならアビタスで!

USCPAを取得するには1,200〜1,500時間の学習が必要です。これは資格専門校を利用した場合の時間です。

独学でUSCPAを取得するには多くの時間がかかり大変困難です。また、英語の能力も問われます。

USCPA専門校アビタスなら会計知識がなくても英文会計入門など日本語のオリジナル教材で学ぶことができます。

USCPAの資格取得を目指すならアビタスをぜひご活用ください。日本在住合格者の3人に2人はアビタス卒業生です。

アビタスでは、オンラインでUSCPAの概要や活かし方がつかめる「USCPA説明会」を行っています。

USCPAに興味がある方は、まずは無料説明会にお申し込みください。

まずは無料の説明会にご参加ください。

※記事に記載の内容は2023年3月時点のものを参照しています。

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