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MBAとは、経営学の大学院修士課程を修了した人に授与される学位です。MBAプログラムを提供する大学院では、ビジネスに関する幅広い知識やスキルを習得できます。
国際的に評価の高い大学院には、世界中から学生が集まります。そのため、グローバルネットワークを構築することも可能です。
一般的に、MBAの取得によってキャリアアップや収入の増加が期待できるでしょう。
本記事では、MBAプログラムの受講者数やMBAホルダーのキャリアパスについて紹介します。
目次
MBAとは
日本のMBAプログラムを受講している人数
世界のMBAプログラムを受講している人数
MBAホルダーのキャリアパス
MBAプログラムを受講している人数は増加している
MBAとは「Master of Business Administration」の略です。日本語では「経営学修士」と呼ばれ、経営学の大学院修士課程を修了した人に授与される学位のことを指します。
MBAを提供している大学院は、通称、ビジネススクールと呼ばれることもあります。
多くの場合、ビジネススクールの主な受講対象者は、職務経歴のある社会人です。学問的な領域から実践的な領域まで、幅広く学ぶのが特徴です。
ケースメソッドと呼ばれる学習手法を取り入れているスクールも多く見られ、講義を通じて実務対応能力を養成します。
特に人気の高いMBAプログラムには、世界中から学生が集まります。そのため、業界、世代、国境を越えて、人脈を広げることが可能です。
MBA取得は、ビジネスに必要な様々な力を身につけたことの証明となるため、転職や昇進などキャリアアップにつながることも多く見られます。
日本におけるMBAプログラムの需要は年々高まっています。
背景には、グローバル化が進展する中で、国際的なビジネススキルを身に付つける必要性が増していることや、終身雇用制の崩壊により個人のスキルアップが重視されるようになったことなどがあります。
需要の高まりを反映し、日本国内だけでなく、海外のMBAプログラムを受講する日本人も少なくありません。
ここでは、日本人のMBAプログラム受講者数の傾向を、国内と海外に分けて紹介します。
文部科学省の資料による、2010年から2017年までの日本国内のビジネススクールへの入学者数の推移を紹介します。
年 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
入学者数(人) | 1,929 | 1,861 | 1,995 | 2,085 | 2,119 | 2,274 | 2,397 | 2,300 |
毎年およそ2,000人前後で推移していることがわかります。
2010年と2017年を比較すると23%増加しており、MBAプログラムに対する認知度や社会の需要が徐々に高まっているといえるでしょう。
参考:文部科学省「経営系大学院を取り巻く現状・課題について|3.我が国の経営系大学院の現状|専門職大学院への入学者数(内訳)「ビジネス・MOT」の分野のデータ」
また大学院によって定員数には大きく異なり、100人以上の定員のスクールがある一方で、50人以下の少人数のスクールもあります。
イギリスの大学評価機関クアクアレリ・シモンズ『QS』による、国内のMBAランキング上位校の定員数を紹介します。
国内順位 | 大学名 | 定員数 |
---|---|---|
1 | 一橋大学大学院 | 1年合計:41人 |
2 | 名古屋商科大学大学院 | マネジメント研究科:185人 |
3 | 早稲田大学大学院 | 1年合計:255人 |
4 | 立命館アジア太平洋大学大学院 | 1年合計:40人 |
5 | 同志社大学大学院 | 1年合計:30人 |
関連記事:Abitus UMass MBA「選ばれる理由|アビタスコラム|海外・日本国内のMBAランキング。それぞれの特徴や大学院選びのポイントとは」
一般的に、定員が多い大学院の場合は、大規模なクラス編成が組まれることが多く見られます。多様なバックグラウンドを持つ学生が数多く集まるため、幅広いネットワーキング構築の機会が得られるでしょう。
一方、定員数が少ない大学院では、少人数制の教育が行われる傾向があります。ネットワーキングの規模は相対的に小さくなりますが、より親密な関係性を築くことが可能です。
参考:一橋大学大学院「入試情報」
参考:名古屋商科大学大学院|入学案内|一般入試情報
参考:早稲田大学大学院経営管理研究科「2024年度(4月入学)入学試験要綱」
参考:立命館アジア太平洋大学「Graduate School of Management(MBA)|Specialization」
参考:同志社大学「2024年度大学院入学試験要項 ビジネス研究科 ビジネス専攻 専門職学位課程」
国際的な人脈構築や経営について幅広く学びたいと考え、海外MBAプログラムを利用する日本人も多く見られます。
ここでは、GMAT™の受験者数を基に、MBAの受験者数を推測してみましょう。
2021年から2023年までの日本人のGMAT™受験回数を紹介します。
年 | 2021 | 2022 | 2023 |
---|---|---|---|
GMAT™受験者数 | 1,673 | 1,660 | 1,237 |
海外MBA受験者数(推定) | 557 | 553 | 412 |
資料から、GMAT™の受験者数は年々減少していることが分かります。
GMAT™受験者の大半は海外MBA志願者であることが多く、1人あたり3回受験したと仮定すると、2023年の海外MBAの入学者数はおよそ412人と推測できます。
減少した一因として、2019年以降、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けたことが挙げられます。加えてコロナウイルス流行の影響もあって、会社からの派遣制度の中止などもあったと考えられるでしょう。
また、中には日本国内のMBAが充実してきたことを受け、海外ではなく日本国内のMBAを選択した人もいるでしょう。
加えて、近年多くのビジネススクールでGRE®のスコア提出を受け入れるようになっているため、GRE®を受験した学生が増加した可能性も考えられます。
世界的なパンデミックの影響が落ち着いた後、海外MBA入学者数の動向がどのように変動するのか、引き続き注目が必要です。
参考:GMAC™「Profile of GMAT™ Testing 2023」
Poets & Quantsが運営する、MBA受験者のためのコミュニティサイト『MBA WATCH』によると、2020年度における世界のMBAプログラム登録者数は25万389人でした。そのうち、15万5,996人がアメリカのビジネススクールに登録しています。
アメリカのビジネススクールは1000人規模の大規模校がある一方で、200〜300人規模のスモールスクールでもランキング上位で特色を持たせているスクールがあります。
どちらの規模でもそれぞれの魅力がある点から、およそ60%の人がアメリカのMBAプログラムに登録していることが分かります。
なお、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けてオンライン学生の数が急増し、アメリカでは45,038人がオンラインに登録しているとのことです。
これは、キャンパスで対面式のフルタイムプログラムに登録している学生数43,740人を上回っています。
オンラインのメリットは、現地に居住することなく現地のプログラムが受講できることにあります。
海外MBAプログラムに興味はあるものの、留学になかなか踏み切れなかった人にとって心強い結果でしょう。
参考:Poets & Quants「MBA WATCH |How Many Students Are Studying For An MBA?」
MBAホルダーのキャリアパスは多岐にわたります。ここでは、代表的な4つのパターンを紹介します。
まず考えられるキャリアパスとして、日本国内での就職・転職です。ビジネススキルや専門知識を活かし、コンサルティング会社や金融機関、外資系企業、大手企業の管理職などに就くケースが多く見られます。
また、海外企業への就職・転職をする場合もあります。MBAプログラムで培ったグローバルな視点と語学力を武器に、海外の有力企業や日系企業の海外拠点で活躍できるでしょう。
もともと在籍していた社内でのキャリアアップというケースもあります。MBAで得た知識と社内での実績を評価され、経営層へと昇進する場合も考えられるでしょう。
最終的に起業するMBAホルダーもいます。経営知識や学習を通じて築いたネットワークを活かし、自ら事業を立ち上げる道を選ぶ人もいます。
このように、MBAはキャリアの可能性を大きく広げる役割を果たしています。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響などを受け、日本から海外MBAプログラムに進む受講者数は減少したものの、全体的にはMBAプログラムの受講者数は年々増加傾向にあります。
オンラインMBAプログラムの受講者が急速に増えていることも、最近の傾向といえるでしょう。仕事を辞めて収入を失う必要がないのも選択される理由として考えられます。
MBAホルダーのキャリアパスは多岐にわたります。自身のキャリアパスを見据えた上で、自分に適したMBAプログラムを検討してみましょう。
国際資格の専門校であるアビタス(東京)では、国際認証AACSBを取得している「マサチューセッツ大学(UMass)MBAプログラム」を提供しています。
オンラインMBAの中でも歴史のあるプログラムです。日本に居住しながらオンラインで、現地で通学して取得する学位と同じ学位を取得できます。
日本人講師による基礎課程と現地講義を英語で受ける上級課程の二段階式カリキュラムで進めていくため、英語力とビジネス知識を着実に身につけることができるでしょう。
最短約1年10カ月、最長5年と自分のペースで履修できるため、仕事や家庭と両立しながらMBAを取得できる点も魅力です。
グローバル人材として経営について幅広く学びたい方は、ぜひアビタスの利用を検討してみてください。
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