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  • 2022/03/04公開

社会人におすすめのMBAは?働きながら取得する方法や実際のキャリアパスを紹介

社会人におすすめのMBAは?働きながら取得する方法や実際のキャリアパスを紹介

社会人がキャリアアップを目指してMBA(経営学修士)の取得を目指すことは少なくありません。

働きながらMBAの取得を目指す人もいれば、休職・退職して海外へのMBA留学を検討されている人もいるでしょう。

本記事では、MBAの取得が社会人に与える影響に触れつつ、社会人が働きながらMBAを取得する方法やメリットについて見ていきましょう。また、MBA取得後のキャリアパスの例もご紹介します。

目次
MBAは社会人が働きながら取得することは可能か
MBAの取得が社会人のキャリアに与える影響は?
MBA取得は何歳までがおすすめか、平均取得年齢は何歳か
社会人におすすめのMBAとは
MBA取得後のキャリアパスの例
社会人がMBAを取得することで得られるメリット
社会人のMBAはキャリアを考慮して決めよう

MBAは社会人が働きながら取得することは可能か

結論から言うと、オンラインMBAや国内MBAであれば社会人でも働きながらMBAを取得できます。

一方で、アメリカをはじめとする海外のMBAプログラムでは高い語学力の習得などのメリットがある反面、企業派遣などの社内制度を利用した場合をのぞいてキャリアを中断しないといけないなど、その代償は大きいものがあります。

しかも、アメリカなどのトップレベルのビジネススクールの場合、授業料だけで1,000万円を超え、これに滞在費を加えると2,000万円を超える場合もあります。

その点、日本国内のビジネススクールやオンラインMBAプログラムなら、働いて収入を確保しながらMBAを取得することが可能です。

また、日本国内ならMBAの取得費用の点からも有利となり、国内の有名ビジネススクールの通学プログラムなら海外の4分の1以下の授業料で済みます。

オンラインプログラムのMBAコースになるとさらに低コストで取得できます。オンラインなので、日本国内のビジネススクールだけでなく、MBAの本場であるアメリカのMBAも取得できる点は魅力的でしょう。

MBAの取得が社会人のキャリアに与える影響は?

MBAを取得するためには大学院に入学しなければなりません。大学院の入学条件を満たすための準備期間が必要です。

そのため社会人の場合、仕事以外の時間を学習に充てる必要があり、余裕がなくなってしまう可能性も否定できません。

大学院入学後のMBAプログラムでは、マネジメントスキルやマーケティングといった様々な内容を学習します。MBAの取得後は社会人のキャリアに大きな影響を与えるでしょう。

ここでは、MBA取得前とMBA取得後において、社会人のキャリアに与える影響を見てみましょう。また、平均取得年齢もご紹介します。

MBA取得前

国内MBAでは、一般的に3〜6カ月の準備期間が必要です。

ただし、入学条件として英語試験が課せられている大学院の場合、準備開始後時点での英語力によっては1年以上かかる可能性があります。

入試に英語が試験のある国内MBAは、京都大学大学院・神戸大学大学院・一橋大学大学院の3校です。

中でも、京都大学大学院と一橋大学大学院の場合、TOEIC®で800点程度のスコアがあれば有利になるとされています。

例えば、TOEIC®で400点程度から800点程度のスコアにするためには、6カ月の準備期間では時間が足りないでしょう。そういった場合、英語力を身に付けるための準備期間も必要になる点に留意しておきましょう。

海外MBAの場合、平均して約2年間の準備期間が必要になるといわれています。2年間のうち、1年はTOEFL®やGMAT™のテスト対策、1年は大学院の調査やエッセイ・履歴書などの出願書類の準備を行います。

海外MBAでは、MBAプログラムを英語で学習できる能力があるかを判断するためにTOEFL®やGMAT™などのテストスコアを提出しなければならないケースがほとんどです。

英語力によっては、出願の3〜4年前から対策を始める受験者もいます。

MBA取得後

MBA取得によって社会人のその後のキャリアに大きな影響を与える可能性は十分にあります。

それは単にMBAプログラムを通じて、マネジメントスキルやファイナンス、マーケティングといったあらゆる分野について学べるからというだけではありません。

教授陣や様々なバックグラウンドを持つクラスメートたちとの出会いやディスカッションは、自分のそれまでのキャリアとMBA取得後のキャリアを展望する大きなきっかけになるからです。

また、MBA取得が転機となって、それまでのキャリアとは異なる分野にキャリアチェンジしていく人もいます。

MBA取得によって様々なキャリアにおける可能性を広げることが期待できます。

海外でMBAを取得する場合には、英語によるコミュニケーションスキルの向上や異文化体験を通じて様々なことが学べます。キャリアだけでなく、人生における貴重な経験をもたらしてくれるでしょう。

MBA取得は何歳までがおすすめか、平均取得年齢は何歳か

2016年に行われた日本国内のMBAを主とした文部科学省の調査によると、経営系大学院在学生の平均年齢のうち、最も多くを占めるのが25〜29歳、次に多いのが30〜34歳でした。

平均年齢が高くなる背景としては、企業派遣の場合、会社内での一定の職務実績が必要となることがあげられます。

また、40代以上も約10%を占めており、人によって取得する年齢に大きな開きがあります。

一方、アメリカにおいて、MBAを申請した人の平均年齢は28歳程度といわれています。

例えば、Columbia Business Schoolへ2022年に入学した生徒の平均年齢は28歳でした。比率は25〜31歳が多いです。

ヨーロッパのMBAではアメリカと同程度か、もしくは31〜32歳とやや高い傾向にあるという論調もあります。

例えば、スペインのIESE Business Schoolでは、MBAプログラムに参加する学生の平均年齢は29歳となっています。

参考:株式会社工業市場研究所「国内外の経営系大学院及び修了生の実態並びに産業界の経営系大学院に対するニーズ等に関する調査報告書」(文部科学省平成28年度先導的経営人材養成機能強化促進委託事業)
参考:Columbia Business School「MBA|Class Profile」
参考:IESE Business School「IESE Business School is the class profile|MBA: Class Profile」

※海外MBAの平均年齢は2023年8月時点、アビタス調べ。

社会人におすすめのMBAとは

MBAは大きく分類すると、海外フルタイムMBA・国内フルタイムMBA・海外パートタイム・国内パートタイムMBA・オンラインMBAの5つの種類があります。

項目 海外フルタイムMBA 国内フルタイムMBA 海外パートタイムMBA 国内パートタイムMBA オンラインMBA
取得方法例 仕事を退職または休職 海外で仕事をしながら、土日や平日夜間通学してMBAを取得する 仕事をしながら、国内で土日・平日夜間に通学してMBAを取得する 仕事をしながら、インターネットで自宅等にてMBAを取得する
企業派遣で海外に留学してMBAを取得する 企業派遣で国内にてMBAを取得する
履修期間例 1~2年 最短1~2年 最短1~2年 最短1~2年
費用相場
※1 ※2
800万~900万円程度 150万~350万円 300万~700万円程度 130万~330万円 200万~300万円
言語 英語・スクールのある国の言語 主に日本語 英語・スクールのある国の言語 主に日本語 国内・海外によって異なる

※1:海外フルタイム・海外パートタイムでの費用は初年度の学費の目安です。
※2:地域や大学によって費用に差があります。

社会人におすすめのMBAは、会社を辞めずに取得できる国内パートタイムMBAもしくはオンラインMBAです。平日はオンラインで、休日は通学して講義を受けるといった形式もよいでしょう。

また、MBAの種類以外にも、MBAの難易度や市場価値(評価の高さ)、学びたい領域が学べるかなども選定における重要なポイントです。

様々な観点から自分に合うビジネススクールを探すことも大切です。

関連記事:アビタス「オンラインMBAの特徴|国内・海外の学費やランキングを紹介」

MBA取得後のキャリアパスの例

MBA取得後のキャリアパスは、それまでのバックグラウンドや将来の目標などによって様々です。

MBA取得者の多くは転職したり、社内で昇進や異動したり、さらには起業したりする人もいます。

ここでは、キャリアアップのモデルケースについて3つご紹介していきましょう。

ケース1:国内メガバンクの資金為替部→アメリカ国内トップ10スクールのMBA取得→米系大手投資銀行東京支店M&Aアドバイザリー業務

アメリカ国内で最も評価の高いトップ10圏内のビジネススクールでMBAを取得したことから、帰国を前にして投資銀行の花形部門ともいえる米系大手投資銀行でM&Aアドバイザリーセクションの内定をもらい、転職した事例です。

入社時には給与とは別に特別インセンティブボーナスが支給され、給与についても「基本給+インセンティブ」で確定申告が必要になる高いレベルの給与条件の転職でした。

ケース2:国内大手通信企業営業→アメリカのビジネススクールのオンラインプログラムでMBA取得(日本国内履修)→社内昇給・昇格

子どもの教育や留学コストなどを考慮した結果、勤務中の会社でのキャリアを中断することなく、MBA取得が可能なオンラインプログラムを日本国内で履修したケースです。

取得したMBAはアメリカのビジネススクールのものですが、オンラインプログラムなので、収入を絶やすことなくカリキュラムをこなしながら、本場アメリカのMBAプログラムのエッセンスも習得できました。

MBA取得を通じて磨きをかけたビジネスレベルの英語力や国際マーケティングの知識が社内で評価を得たことから、海外担当部門の新事業を統括する責任者に大抜擢されると同時に昇給も果たしました。

ケース3:国内大手重工メーカー開発→アメリカの中堅ビジネススクールのMBA取得→ベンチャー企業役員

大手重工メーカーでの開発の仕事に不満はありませんでしたが、自分の可能性を信じて退職を決意し、アメリカでMBAを取得しました。

プログラム修了後はMBAのクラスメートだったインド人エンジニアや前職の関係者たちと小型衛星打ち上げ用ロケット開発のベンチャー企業を日本国内で立ち上げ、役員として開発と営業の両面で中心的な役割を担っています。

社会人がMBAを取得することで得られるメリット

せっかく高いお金と時間をかけて取得するMBAだからこそ、そこから得られるメリットは最大限に活かしたいところです。

社会人としてMBA取得を通じて得られるメリットであるスキルや人脈について詳しく見ていきましょう。

経営全般に関する知識や思考力が得られる

MBAプログラムでは、組織のリーダーとしての能力を発揮するために必要な知識や資質を養い、経営資源を効率的に活かすスキルを体系的かつ実践的に学ぶことができます。

様々なケーススタディやグループディスカッションを通じて、経営全般を俯瞰する論理的思考や解決能力を身に付けられるため、組織のリーダーとして活躍するための礎を築くことができます。

英語によるコミュニケーション能力向上や英文作成スキルが身につく

海外でMBAを取得する場合、または英語を用いたMBAプログラムを受講する場合、クラスやグループ内で英語を用いたディスカッションやプレゼンテーションなどを行います。その経験を通じて、英語でのコミュニケーション能力の向上が図れるでしょう。

また、提出するレポートも全て英語で記載するため、英語による文章作成スキルも磨かれます。そうしたスキルはグローバルに活躍するためには必須の能力です。

卒業生(アルムナイ)とのネットワークや人脈が手に入る

アルムナイと呼ばれる卒業生とのネットワークは、一生の財産になりえます。転職するときや組織のリーダーになったとき、起業するときなど、お互いに助け合う関係を築けるでしょう。

特に海外のトップレベルのビジネススクールの場合、アルムナイの交流は非常に活発で、そのネットワークはグローバルに広がっています。

キャリアアップやキャリアチェンジ、起業に役立つ

MBA取得は、キャリアアップやキャリアチェンジ、さらに起業の際にも大いに役立ちます。

MBA取得の最大のメリットはその肩書ではなく、MBAで培った経営や財務に関する幅広い知識や思考力です。

それらはあなたをより高い視座を持ったビジネスパーソンへと導いてくれるでしょう。

社会人のMBAはキャリアを考慮して決めよう

本記事は社会人がMBAの取得が社会人に与える影響やMBA取得で大切なポイントや考え方について解説しました。

社会人におすすめのMBAは、国内パートタイムMBAもしくはオンラインMBAです。仕事を辞める必要がないため、キャリアを中断せずに給与を得ながらMBA取得を目指せる点が魅力です。

特に、オンラインMBAの場合、自宅にいながら好きな時間に学習を進められます。

また、MBAの種類だけでなく、大学院の市場価値や学べる領域も選定時のポイントです。

気になるMBAプログラムがあればぜひ調べて、MBA取得後の青写真を描いてみましょう。

アビタスでは、国際認証を受けた「マサチューセッツ大学MBAプログラム」を受講できる

国際資格の専門校であるアビタス(東京)では、アメリカ・マサチューセッツ州立大学のMBAプログラムである「マサチューセッツ大学MBAプログラム」をオンラインで受けることができます。

ライブ講義の時間帯を逃してもアーカイブ講義でキャッチアップできます。好きな時間に学習を進められるため、忙しい社会人におすすめです。

また、アビタスのプログラムを受講することで、現地で通学して取得する場合と同じ学位を取得できます。

世界のトップスクール同様、国際認証AACSBを取得しているためプログラムの質は保証されており、修了後はグローバル人材として認められます。日本国内でアメリカのMBAを取得したいと考えている人は、ぜひアビタスにご相談ください。

まずは無料の説明会にご参加ください。

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