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  • 2024/11/11公開

医療経営にMBAが役立つ3つの理由とは?よくある質問も紹介

医療経営にMBAが役立つ3つの理由とは?よくある質問も紹介

医師や医療従事者の中で、MBAに興味がある方も多いのではないでしょうか。

病院やクリニックの運営も経営活動であるため、MBAを取得することによるメリットは多くあります。

そこで今回は、医療経営にMBAが役立つ理由・医療業界における経営の難しさ、医療業界で働いている人におすすめの、国内のMBAプログラムを提供する大学院を紹介します。

医師や医療従事者の中でMBAに興味のある方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次
医療経営にMBAが役立つ3つの理由
医療業界の経営における難しさ
医療業界で働いている人におすすめのMBA
医療経営を学ぶためにもMBA取得はおすすめ

医療経営にMBAが役立つ3つの理由

病院やクリニックなどを経営するにあたっては、医療のほかに経営や会計のスキルなども必要です。

医療業界に特化した経営のコンサルティングを行う、医療コンサルタントと呼ばれる職業の人がいるため、その必要性は明確でしょう。

MBAが医療経営に役立つ理由は大きく以下の3点です。

  • 開業医は経営に関する知識が必要
  • マネジメントの視点を磨ける
  • キャリアを継続しながらMBAを取得できる

それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。

開業医は経営に関する知識が必要

開業医は、医療業務のほかに病院の経営まで行わなければなりません。そのため、一般企業の経営者と同様に経営・会計に関する知識が必須です。

しかしながら、医師が大学で学ぶのは、主に医療業務に関するもののみのケースが多く、経営やマネジメント・会計に関する学習をする機会は多くないでしょう。

そのため、医療業務に関する知識・経験は豊富であっても、経営やマネジメント・会計に関する知識や経験は乏しい状況にあるのが現実です。

よって、MBAを取得することによって、経営やマネジメント・会計などの知識を身につけることが、病院経営にあたって大いに役立つといえます。

マネジメントの視点を磨ける

また、院長などの病院の経営に携わる人以外の医師にも、MBAを取得するにあたって学んだ内容は実務において役立つでしょう。

例えば、大きな病院の勤務医であっても、経験を重ねることによって各診療科目において医長や部長になる可能性があります。

医長や部長は管理職であるため、部下の医師をマネジメントしていかなければなりません。

そういったときに、MBAを取得するにあたって学んだ人材マネジメントの知見は大いに役に立つでしょう。

キャリアを継続しながらMBAを取得できる

国内のMBAプログラムを提供する大学院は、社会人を対象としたコースも多くあります。

これらのコースでは、平日の夜間や週末などに講義が行われるため、仕事終わりや仕事のない日に講義を受けることが可能です。

そのため、医師として病院で働きながら、キャリアを継続しつつMBAを取得できるというメリットがあります。

MBA取得で身につけた知識は、医療現場の経営において非常に役に立つでしょう。

医療業界の経営における難しさ

医療業界における経営は、その他の業種に比べて以下の様な理由で難しいとされています。

  • 価格決定に関する経営行動の制限
  • 医療法に関わる広告活動の制限

それぞれの詳細な内容について、詳しく見ていきましょう。

価格決定に関する経営行動の制限

患者が医療行為を受けることによって、医療機関に対価として支払われる費用は、厚生労働大臣があらかじめ定めた診療報酬の点数によって決まります。

診療報酬は、点数1点あたり10円として算出します。

診療報酬算出の諸元となる診療報酬の点数は、医療行為ごとに細かく定められており、全国どこの医療機関で受診しても、同じ医療行為であれば点数も同じです。つまり、どこの医療機関で受診しても診療費は同一です。

そのため、医療機関では自らが自由に医療行為に対する報酬を決めることができません。

その結果、一般の企業のように価格によって他企業との差別化を図り、売上を伸ばしていくといった経営ができないという制限があります。

参考:日本医師会「なるほど診療報酬!」

医療法に関わる広告活動の制限

また、医療機関では一般の企業と異なり、自由に広告を出すことも制限されています。この広告制限は医療法という法律によって、定められています。

例えば、「他の病院又は医療機関と比較して優良である旨の広告(比較広告)」はできません。また、「日本一」「No.1」「最高」などの表現は、客観的な事実があっても使用できません。

これらの広告は、他の業界の場合、客観的な根拠と事実に基づく正しい表示であれば出すことができます。この点が医療機関の経営を行うにあたって、他業界よりも難しい点となっています。

参考:厚生労働省「医療法における広告規制の現状について」

医療業界で働いている人におすすめのMBA

ここでは、医療業界で働いている人におすすめの国内のMBAプログラムを提供する大学院を3校紹介します。

学校名 学費 コース 特徴
関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科 1,195,000円 (2023年度) 経営戦略研究科 自治体・医療・大学経営プログラム

自治体・医療・大学のマネジメントとガバナンスを掘り下げて学習できる。

マネジメントやガバナンスの切り口は、財務管理、組織管理を中心とし、事例研究を積極的に盛り込むことで、理論と実践の融合した講義・研究を目指す

慶應義塾大学大学院

1,770,600円 (2024年度)

※初年度のみの費用

健康マネジメント研究科 修士(医療マネジメント学) 病院のマネジメントだけではなく、介護施設、福祉施設、これらの領域に関連する民間企業など広い領域で将来活躍できる人材を育成することを目指す
兵庫県立大学大学院

958,800円 (2022年度)

※兵庫県外在住の場合

※別途、実習費用を含む教育充実費が必要(約100,000円)

社会科学研究科経営専門職専攻 医療マネジメントコース

高度なマネジメント能力を備えた民間・公立の医療機関の運営管理者を育成している。

兵庫県の病院経営の実情も事例に挙げながら、病院等医療機関のマネジメントを理論はもとより実践的な面からも学べる場を提供。

兵庫県のみならず全国の病院等医療機関における、将来の運営管理者を育成している。

※2024年9月時点。アビタス調べ

いずれも医療業界における経営に特化した「医療マネジメント」に関する専門コースを設置している大学院です。

参考:関西学院大学経営戦略研究科「企業経営戦略コース|学費・奨学金・教育訓練給付金」
参考:慶應義塾大学大学院「【大学院】学費」
参考:兵庫県立大学大学院社会科学研究科経営専門職専攻「学生生活|入学料・授業料」

医療経営を学ぶためにもMBA取得はおすすめ

病院やクリニックなどの医療機関の経営には、経営・会計・マネジメントなどの知見が必要です。

そのため、医療機関の経営に携わる方はMBAを取得することをおすすめします。

上記のように、医療機関における経営を専門的に学べる大学院もあります。このような大学院で医療機関の経営について学ぶことは、医療機関の安定的な経営にきっと役立つでしょう。

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今回は、医療機関の経営に役立つ、国内のMBAプログラムを提供する大学院を紹介してきました。

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