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活躍できるフィールド

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CIA=内部監査人のためだけの資格なのか?

今、内部監査に携わっている方にとって、CIA資格が即戦力となるのは言うまでもありません。では、内部監査部門から離れてしまった方や、内部監査の経験が無い方にとって、CIA資格は役に立たないものとなるのでしょうか?もちろん、そんなことはありません。

CIAの学習で得る知識は、内部監査人だけでなく、ビジネスのさまざまなシーンで役立てていただくことが可能です。何よりもまず、CIAを通じて「経営者の視点」を養成することができます。例えば、有効な内部統制の維持に関しては、多忙な経営者に代わり、内部監査人が「経営者の視点」で評価を行うという構図になっております。CIAでは「どういう視点で内部監査を実施するのか」という点にフォーカスして学習します。つまり、CIAを通じて「経営者の視点」を身に付けることに繋がるのです。

また「経営者の視点」という観点においては、広範な知識も必要とされます。経営者が意思決定をするためには、経営管理に限らず、会計や財務など、幅広い知識が必要となります。

そのためCIAの学習領域には、内部監査だけにとどまらず、会計・ファイナンス・IT・経営戦略などといった経営者の「意思決定」の基礎となるビジネス知識も含まれているのです。

こうした特性から、経営スキルアップのため、もしくは、これまでのご経験を通じて得られた知識の集大成として、CIAにチャレンジされる方が数多くいます。もちろん、将来的に内部監査に携わってみたいと思われる場合「CIA取得=強い熱意の証明」につながります。「内部監査の専門知識+包括的なビジネス知識」が身に付く資格、それがCIAなのです。

CIA実務者インタビュー

CIA(公認内部監査人)資格を取得された方は、資格をその後のキャリアにおいてどのように活かしているのでしょうか?仕事観の変化などはあるのでしょうか?実際に実務にあたっている方をお招きしてインタビューした「CIA実務者インタビュー」コーナー始まります!

vol.4:日本の内部監査にグローバルスタンダードを

三角 光浩さん
日本ペイントホールディングス株式会社 監査部 監査室

CIA(公認内部監査人)合格時期:2009年
学習期間:1年半
ご経歴:
慶應義塾大学商学部卒。三井住友銀行監査部、総務部などを経て、2020年から現職。CIA(公認内部監査人)、CFE(公認不正検査士)。

2006年から銀行で内部監査キャリアをスタートし、中国現地法人で内部監査部門長を9年間務めるなど海外経験が豊富な三角さん。今は世界有数の総合塗料メーカーに移って内部監査をされています。「日本と海外の間には内部監査の地位と貢献度にギャップがある」と、内部監査のあるべき姿についてグローバルな目線で語っていただきました。

vol.3:内部監査人が持つべきプロフェッショナルとしての自覚

藤井 聡さん
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス 監査室室長

CIA(公認内部監査人)合格時期:2015年
学習期間:2年
ご経歴:
大阪外国語大学(現在の大阪大学)外国語学部卒。三井住友銀行アジア部、グローバル・アドバイザリー部、監査部などを経て、2016年から現職。

銀行員としてのキャリアを歩む中、50代半ばで監査部に異動して内部監査に携わることになった藤井さん。今では世界有数のエンタテインメント・コンテンツやサービスを提供するゲームソフト開発会社において、4年にわたり監査室長を務めておられます。「サラリーマンとしての内部監査ではなく、内部監査のプロフェッショナルとして会社にいるというぐらいの意気込みが必要」と真っすぐな思いを語っていただきました。

vol.2:内部監査で重要なコミュニケーションの「軽さ」

成繁 新治さん
楽天株式会社 内部監査部 内部監査課 課長

CIA(公認内部監査人)合格時期:2007年11月受験、2008年1月内部監査人登録
学習期間:3ヵ月ほど
ご経歴:
東京大学大学院農学生命科学研究科修了。株式会社中央経済社旬刊経理情報編集部、独立系コンサルティング会社を経て、2009年より現職。

2007年に独立系コンサルティング会社に転職してから内部監査に携わり、10年以上の業務経験を持つ成繁さん。現在はさまざまなインターネットサービスを展開する楽天株式会社の内部監査部門に在籍し、監査チームのマネジメントを中心に行っておられます。「相手がオープンに話せるコミュニケーションの『軽さ』」をモットーに、チームメンバーと楽天らしい監査のあり方について、率直な考えを語っていただきました。

vol.1:会社の健全な成長こそが内部監査の喜び

鹿間 勇人さん
株式会社やる気スイッチグループホールディングス 内部監査室室長

CIA(公認内部監査人)合格時期:2011年5月
学習期間:2年間
ご経歴:
法政大学法学部卒。某小売業で小売り担当人事担当、2002年から某化粧品会社で人事グループ長、物流管理副センター長等を歴任。2015年から現職。

前職にいた30代、J-SOX適用プロジェクトから内部監査キャリアを歩み始めた鹿間さん。今ではフランチャイズを多く抱える教育グループにおいて、上場を視野に入れた内部監査の責任者を務めておられます。内部監査が裏方として支え「企業が健全に、右肩上がりで上がっている状態こそが喜び」と穏やかながらも自信に満ちた表情で語っていただきました。

公認内部監査人(CIA)受験を検討中の皆さまへ

松井 隆幸 氏(まついたかゆき)
青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科教授 日本監査研究所理事
(2002年〜2006年)

プロの監査人が求められる時代

最近、内部監査が注目されるようになってきました。
注目されるようになった最大の理由は、企業不祥事の発生に関連して、内部統制を整備することの重要性が認識され、経営者による内部統制報告とその外部監査が制度化される中で、内部統制のモニタリング機能を担う内部監査の重要性が認識されてきたことにあると思います。
取締役会にとっても、最高経営者にとっても、内部統制を適切に整備運用したかどうかを確かめ改善してゆくために、内部監査は鍵を握る機能なのです。

内部監査人の側も、高まる期待に応えるため、変貌しなければなりません。
単に規定や手続が遵守されているかどうかを確かめるだけではなく、企業全体の観点から、遵守の結果が企業目的の達成に役立っているかどうか、役立っていない場合にはどう改善すべきか、さらには効果的な統制をどう導入すべきかを提案してゆかなければならないのです。
いわば内部統制確立の「推進役」を担うように期待されているのです。
さらに進んで、先進的な企業ではリスクマネジメントやガバナンスの確立に貢献する役割も担うようになっています。期待に応えるため、内部監査人には専門知識が必要です。
専門知識のある、言い換えれば「プロ」の内部監査人が求められる時代になったのです。

内部監査の対象領域に聖域はないと言われるように、内部監査人は、その企業のすべての領域を対象に監査を実施します。企業全体の観点からすべての領域を対象に監査を実施するのですから、若い時代に内部監査を経験することは、将来その企業のトップに立つために最高の訓練をしているともいえるでしょう。
デロイト・トウシュの会長であるシャロン・アレンさんは、内部監査人協会・国際大会でのスピーチの中で、次世代の CEO は内部監査のバックグラウンドを持つ人を含むようになるであろうと述べていました。
私も、本当にそうした時代が来るかもしれないと思っています。
CIA(公認内部監査人)は、内部監査の専門知識を有することを証明する最も適切な資格です。
若い時代に内部監査を経験したいのであれば、こうした資格を持っていることをアピールすればいいのではないでしょうか。

<著書>
『内部監査(新訂版)』(同文舘出版) 2008年
『内部監査機能 管理の観点からのアプローチ』(同文舘出版)2007年

<訳書>
『内部監査の品質評価マニュアル』同文舘出版、 2003年
『現代内部監査の論点』日本内部監査協会、2004年
『続 現代内部監査の論点』日本内部監査協会、2005年