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公認内部監査人(CIA)とは?取得するメリット、他資格比較

公認内部監査人(CIA)とは

公認内部監査人を意味するCIAとは、Certified InternalAuditorの略称であり、内部監査に関する指導的な役割を担っているIIA(The Institute of Internal Auditors:内部監査人協会)が認定する唯一の国際資格です。内部監査人の能力および専門性を証明する目的として1974年より開始されたCIA資格認定試験は、世界約190の国と地域で実施されています。

1999年より日本語受験が可能になり、日本では2021年末迄に約10,600人がこの資格を保有しています。世界に目を向けると、2011年に資格保有者が100,000人 を突破し、約170,000名(2021年時点 IIAのWEBサイトより)まで増えています。

経営者の内部監査に対する期待値が高まっている近年、内部監査人の能力および専門性を証明するCIA資格の重要性もまた高まっています。一部の上場企業では、有価証券報告書において、内部監査部門にCIA資格保有者が在籍していること、CIA資格取得に向けて積極的に取り組んでいることを開示しています。

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公認内部監査人(CIA)の資格を取得するメリット

CIA資格にはどのような利点があるのか気になる人は多いでしょう。ここからは、合格者の声も交え、CIA資格を取得するメリットについて見ていきます。

内部監査知識だけでなく、幅広いビジネス知識が身に付けられる

内部監査人にとって必要な知識は、監査に関する知識に限りません。

内部監査人による監査の対象は、企業組織のあらゆる部門に及び、かつ、内部監査においては、狭義の監査のみならず、コンサルティング機能も重要なものとして位置付けられているからです。

CIA資格は、内部監査の国際基準に関する知識を証明できるのはもちろん、財務会計、管理会計、IT、ファイナンス、経営学など、ビジネスで必要な知識をコンパクトかつ体系的に身に付けている証明となります。

これらの知識は、内部監査をはじめさまざまなビジネスフィールドで、役立てることができるでしょう。

内部監査とは

内部監査知識を体系立てて学ぶことができる

従来の日本における内部監査は、属人的、属企業的方法論に左右されてきたといっても過言ではありません。

しかしながら、ビジネス活動が国境を越えるようになった現在、内部監査にも一企業の枠を超えた普遍性が求められ、内部監査人にも客観的な説明能力が要求されています。

さらに、内部監査はその重要性の高まりとともに、その手法を実務に適合するよう変化させ続けています。特定の監査手法に精通しても、その手法が今後も有効であり続けるとは限りません。

このような状況において、これからの監査を担う人材には、個別具体的な監査手法の知識以上に、内部監査の体系的知識を備えていることが求められます。CIA資格によって証明される内部監査のスキルは、内部監査においてデファクトスタンダードとなっている「内部監査の専門職的実施の国際フレームワーク(International Professional Practices Framework)」の中の 「内部監査の専門職的実施の国際基準」に則ったものです。CIA資格の取得は、内部監査の体系的知識を有していることの最も有効な客観的証明となります。

日系・外資系ともに内部監査室への配属を目指す転職で有利になる

CIAはアメリカ発祥の国際資格で、現在は日本を含め世界約190の国で有効な資格です。そのため、日系企業だけでなく外資系企業でも内部監査室への配属を目指す就職・転職の際に有利になります。

企業にとって、CIA取得者が内部監査を実施することが、企業自体の正当性のアピールにつながるためです。

CIAはグローバルに活躍したい方、海外や外資系企業で内部監査の仕事をしたい方にとって、役立つ資格といえます。実際に、50歳以上で転職に成功した方もいます。

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公認内部監査人(CIA)の試験科目・受験資格

CIAの試験内容はPart1からPart3 に分かれています。それぞれ四肢択一形式となっており、それぞれおおむね75%以上の正答率で合格となります。

CIA試験について

CIAを受験するには「教育要件」と「推薦」の2つが必要です。また、資格認定には所定の実務経験が必要となります。

CIA受験条件と資格認定条件について

公認内部監査人(CIA)の資格取得の難易度

CIAの受験者数や合格率は公開されていません。CIAの主な受験者層は、常日頃から内部監査や財務・法務などに携わっている人々です。そのため、受験者層の知識レベルは高く、試験の難易度も比較的高いと考えられます。

試験問題は全て四肢択一式です。また、試験は全3科目で構成されていますが、必ずしも全科目同時に受験する必要はなく、1科目からの受験が可能です。

出題方法や出題範囲、出題内容などから総合的に考えると、公認会計士>中小企業診断士>公認内部監査人、という難易度になるでしょう。

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公認内部監査人(CIA)の将来性

結論から言うと、公認内部監査人は非常に将来性のある資格、ポジションです。
近年ではM&A をはじめ、企業間のグローバル取引が活発に行われることで事業活動が複雑化しています。そのため子会社や関連会社を含めたリスク管理、内部統制の高度化が求められており、内部監査の重要性も高まっています。
また大企業や上場企業では不正の抑止・防止に対する意識も高くなっており、その対応を求められる公認内部監査人は必要不可欠な人材と考えられています。

アビタスでCIAを取得するメリット

圧倒的な合格実績によるノウハウがある

2005 年11 月に開講したアビタスのCIA プログラム。
開講以来順調に合格者を輩出し続け、開講から約15 年で3,000 名、2023 年8 月には4,000 名を突破し、業界でも圧倒的な合格実績を誇っています。
国内合格者の占有率もアビタス受験生が約6 割を占め、アビタスの学習コンテンツがいかに合格に直結しているか裏付けています。

また同僚、上司、お勤め先からの紹介でアビタスを選択される方が多く、業界においてアビタスの学習コンテンツが高く支持されているかがわかります。

合格者占有率は日本内部監査協会の事業報告書、アビタスのCIA 合格者数の推移から算出

質の高い教材と講師による授業が受けられる

アビタスの学習コンテンツは前提知識がない方でも400 時間で合格を狙えます。
講義、テキスト、問題集がそれぞれリンクし、トピックごとに効率的に学習できます。
特に特徴的なのが「スモールユニット方式」と呼ばれる学習コンテンツで、学習内容を細分化し、1 トピック(講義、 問題演習、問題解説)を平均28 分にまとめ、インプットとアウトプットをコンパクトに集約。忙しいビジネスパーソンでもスキマ時間を活用した学習が可能になっています。
またアビタスの講師陣は専門分野に精通しているだけでなく、抜群のプレゼン・スキルを誇ります。内部監査・内部統制という非常にとっつきにくい概念を、実例、具体例を交えながら興味を引き出すような方法で説明します。

サポートが充実している

CIA 資格の特性上、忙しいビジネスパーソンが学習されるケースがほとんどです。お仕事やご家庭の事情などにより、学習の中断を余儀なくされた方でも学習を継続できるように、2 年間の受講サポート体制を用意しています。サポート内容は以下の通りです。

・ライブ講義の再受講(通学コース、通信コースのみ)
・Zoom ライブ配信講義、絵ラーニング講義の再視聴(通信コース、通信限定コースのみ)
・各校の学習ブースの利用
・質問回答サービス
・受験手続きのサポート
・質問教室、合格体験談などの各種イベント

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公認内部監査人(CIA)合格者の声

経営の根幹に関わる事を体系的に学習する事ができる

合格者の声

監査部へ異動した後に、監査の世界の尊さや会社の中での重要性を感じ、ワールドワイドで通用するCIA取得を目指したと言うのは、重本直之さんです。

監査実務へ活かせることは当然のことながら、競争戦略、組織論、リスクマネジメントなど経営の根幹に関わる事を体系的に学習することができたと言われています。

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CIAの求人が多く、2か月で内定

合格者の声

会社での55歳キャリア研修において、定年後の自身のキャリアを見直す機会があり、60歳を超えても現役で働き続けるために何をすべきか考えた結果、CIAを目指すことに決めたというのは、仲西幸生さんです。

採用時の歓迎資格にCIAが記載されている求人は多く、56歳での転職活動でしたが、2ヶ月で内定を得られた、という声を寄せていただきました。

くわしく見る

その他の合格者の声はこちらをご覧ください

合格者の声

公認内部監査人(CIA)と他の資格の比較

公認会計士や中小企業診断士は、CIA受験の取得と比較されることの多い資格です。また、日商簿記2級は人気の高い資格です。ここでは、それらの資格とCIAを比較します。

どれを受けようかと迷っている人は参考にしてください。

資格 出題方式 学習時間
公認会計士 短答式試験、論文式試験 2,500~3,500時間程度
中小企業診断士 筆記試験、口述試験 1,000時間程度
簿記2級 記述式、選択式 250~350時間程度

公認会計士との比較

公認会計士は監査業務が行える資格です。加えて、税務やコンサルティング業を行う公認会計士もいます。

そのため、試験では幅広い分野の知識を学ばなければなりません。4科目の短答式試験と5科目の論文式試験となります。

合格するまでの標準的な学習時間は2,500〜3,500時間程度といわれており、非常に難易度の高い試験といえるでしょう。

一方、CIAの標準的な学習時間は300〜500時間程度です。また、試験問題は全て四肢択一式となっています。

公認会計士試験と比較した場合、CIAのほうが取得しやすい資格といえるでしょう。

中小企業診断士との比較

中小企業診断士は、経営コンサルタントとしての国家資格です。マークシート方式で行われる第1次試験は7科目、第2次試験には筆記試験と口述試験があります。

中小企業を取り巻く多くの課題に対応するため、幅広い分野の知識を学ばなければなりません。

合格するまでの標準的な学習時間は1,000時間程度といわれています。

中小企業診断士と比較した場合、CIAのほうが取得しやすい資格といえるでしょう。

簿記2級との比較

ビジネスシーンで広く活かせる資格に、日商簿記2級があります。商業簿記と工業簿記について学ぶ資格です。経理業務を行いたい場合、転職・就職が有利になることが少なくありません。

また、経理業務以外のビジネスパーソンも、簿記2級を取得することで財務諸表の数字を理解できるようになるでしょう。

合格までの標準的な学習時間は250〜350時間程度です。解答方法は主に記述式となっています。(ネット試験で受験した場合は、勘定科目が選択式となります。)

簿記2級と比較した場合、CIAのほうが難易度が高いといえるでしょう。

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公認内部監査人(CIA)はこんな人におすすめ!

CIAは内部監査などに関わる全ての方におすすめの資格ですが、下記にあてはまる方は特におすすめです。

・公認会計士
・経営幹部
・間接部門に所属している人


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