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  • 2024/02/09公開

MBAは独学で可能?受験時や入学条件などの各フェーズから可能性について解説

MBAは独学で可能?受験時や入学条件などの各フェーズから可能性について解説

MBAは学位であるため学校を修了する必要があり、独学での取得は不可能です。

しかし、普段の生活が忙しく、受験対策等のできる範囲は独学で行ない、MBAを取得したいと考えている人もいるのではないでしょうか。

本記事では、MBAの受験時や入学条件などの各フェーズに焦点を当て、MBAを独学で取得できる可能性があるのかを見てみましょう。

目次
MBAは独学で取得できるのか?
MBAの受験対策は独学でもできる?
独学でのMBAの入学条件クリアはありえるのか
MBA取得までをできるだけ独学で行いたいなら、条件に合わせてスクールを選ぼう

MBAは独学で取得できるのか?

MBAは資格ではなく学位であるため、必ず学校を修了しなければなりません。そのため、独学での取得は不可能です。

独学でネットや書籍を参考にMBAプログラムの内容を学ぶことは可能であるものの、学位は取得できないため、学んだ内容を何かの形として履歴書に記載することはできません。

また、MBA取得のメリットの1つに学校での人脈形成という点があります。

MBAを取得するためにビジネススクールに通学する場合、同じクラスの学生が将来独立や起業をする際にサポートし合える仲間になる可能性があります。

しかし、独学でMBAに関連する学科を学習するだけでは、メリットの1つである人脈形成はできません。

また、MBAプログラムにおいて重要な比重を占めるものに、ケーススタディがあります。ケーススタディでは講義でのディスカッションを通して、書籍で学んだことを実際のビジネスに落とし込みます。ケースを通して、考え議論するというプロセスがないとビジネスに活用するレベルの知識を習得したとはいえないでしょう。

MBAの受験対策は独学でもできる?

MBAを受験する場合、提出しなければならない書類や対策しておかなければならないことがあります。

具体的には次の3つが挙げられます。

  • レジュメ
  • エッセイ
  • インタビュー

ここでは、それぞれの概要について詳しく見ていきましょう。

レジュメ

レジュメとは日本における履歴書のような書類です。

具体的な内容の例は次の通りです。

  • 職務経歴
  • 学歴
  • 受賞歴
  • 特別な栄誉
  • 奨学金
  • 研究プロジェクト
  • 出版物

日本の履歴書と比較すると、学歴や受賞歴、研究プロジェクトなどをより詳しく記載する点が異なり、もっともアピールとなる点をレジュメに入れ込みます。

また、研究プロジェクトなどがなくても、職務経歴の中で大きな実績を上げたのであればその実績を記載します。

レジュメには今までに自身が挙げた功績について具体的な数字を記載する点がポイントです。

例えば、「売上が何ドル増加した」「コストを何ドル削減した」「何人の部下をマネジメントした」など、定量的に記載しましょう。

ネットやテキストなどで情報収集できれば、独学でもレジュメは作成可能です。

しかし、日本の履歴書とは記載内容が大きく異なるため、プロの視点や添削が欲しい場合、専門家にフィードバックを検討するのもよいでしょう。

エッセイ

エッセイは、自分自身についてビジネススクールに理解してもらうために作成する書類です。

レジュメとエッセイは一貫性があることが大切であり、エッセイで伝えたい自分の強みや功績がレジュメの中でしっかりと表現されているかがポイントです。

具体的には自身の能力と今後の可能性、MBAプログラムで学ぶ意味などを記載します。

基本的にはビジネススクールがエッセイのテーマとして数個の設問を出題し、受験者は1つの設問につき300〜1,000字程度で解答します。

設問内容は、今までの仕事経験や自身の強み・弱み、仕事外での功績、空いている時間の過ごし方など、ビジネススクールによって大きく異なります。そのため、受験するビジネススクールについて最新の情報を収集することが重要です。

しかし、ネットやテキストなどでは、ビジネススクールごとの対策は困難といえます。専門の予備校などを利用し、希望するスクールのエッセイ対策を行うことをおすすめします。

インタビュー

一般的に海外MBAの場合、出願し書類選考に合格したらインタビュー(面接)を受けます。

面接官はスクールの在校生や卒業生、アドミッションオフィサーですが、インタビュー会社に委託するケースもあります。

インタビューでは英語力だけではなく、パーソナリティやコミュニケーション力などもチェックされます。

具体的にはMBAと自身の目標の関係性や、なぜこの大学を受験したのかなどが問われ、面接官を納得させる理由を英語で話さなければなりません。

具体的なインタビューの内容や頻出質問は次の通りです。

  • レジュメに沿って、自己紹介をしてほしい
  • なぜMBAを目指したのか
  • なぜこの大学なのか
  • 長期的・短期的なゴールは何か
  • リーダーシップの経験はあるか
  • どのような失敗を経験したのか
  • ロールモデルは誰か
  • 大学で何をしたいのか
  • 何か質問はあるか

一人でインタビューの練習を行うことは可能です。英語に自信があると、さらに良いでしょう。

しかし、練習相手やアドバイスが欲しい場合や、実践的にインタビューの対策を行いたい場合、英語力に自信がない場合などは、専門の予備校やオンライン英会話などを利用して専門家に依頼するのも1つの手です。

自分がネイティブのインタビュアーと向き合った時にしっかりと受け答えできるだけの英語のコミュニケーション力があるか考えてみましょう。

独学でのMBAの入学条件クリアはありえるのか

MBAの入学条件としてTOEIC®やTOEFL®などのスコアを提示しなければならないケースも少なくありません。

ここでは、以下の試験についてご紹介します。

  • TOEIC®
  • TOEFL®
  • IELTS
  • GMAT™
  • GRE

試験概要や条件として設定されている最低スコア、必要な勉強時間などを見ていきましょう。

参考:文部科学省「各資格・検定試験とCEFRとの対照表(平成30年3月)」

TOEIC®

TOEIC®は、国際ビジネスコミュニケーション協会が運営している試験です。英語のコミュニケーションスキルが問われる試験であり、世界160カ国で実施されています。

海外MBAでは、入学条件としてTOEIC®は提示されていません。国内MBAの場合は、入学条件として提示しているビジネススクールがあります。

例えば、京都大学大学院はTOEIC®のスコアの提出が必須であり、一般に700以上のスコアが必要とされています。

英語の初心者の場合、700程度のスコアを獲得するためには950〜1,150時間の勉強時間が必要です。ただし、すでに平均の600点台をとっているなら、250~350時間程度で取れる場合もあります。

とはいえ、ただでさえMBAを取得するためには時間がかかるため、英語の勉強に時間を費やせるか不安を覚える人もいるでしょう。

入学を急ぐなら独学ではなく専門予備校の利用を検討することをおすすめします。

国際資格の専門校であるアビタスの場合、入学時点ではTOEIC®のスコア提示は求められません。上級課程に進級する時点でTOEIC®のスコア700点が必要になりますが、入学してからでも英語の勉強に時間を充てることが可能です。

→アビタスが提供するマサチューセッツ大学(UMass)MBAプログラムの無料説明会はこちらから

TOEFL®

TOEFL®とは非営利教育団体であるETS®が実施している英語能力測定試験です。

TOEFL®のスコアは120点満点です。実用英語技能検定(英検)の得点と比較すると、TOEFL®72〜120点程度が英検1級レベルとされています。

海外MBAの場合、スコアを提示しなければならないケースが多くあります。

特に上位校では入学条件として必要なスコアを100点以上に設定しているビジネススクールが多い傾向があります。

現在の英語レベルが英検2級程度の場合には、100点程度のスコアを獲得するには、1週間で約7時間の勉強時間を2年間程度確保しなければなりません。

ただし、TOEFL®では英語力だけでなく、設問の背景知識やロジカルシンキングが求められるため、勉強時間はあくまで目安となります。

背景知識やロジカルシンキングが独学で身に付くかどうか不安な場合、専門予備校の利用を検討するとよいでしょう。

MBA取得にTOEFL®のスコア提示が必要なケースと具体的なスコアについてもっと詳しく知りたい人は、下記の記事をご覧ください。

関連記事:アビタス UMass MBA「MBAにTOEFL®って必要? 必要なケースと具体的なスコアを解説」

IELTS™

IELTS™は次の4つのセクションで構成されている英語の試験です。

  • リスニング
  • リーディング
  • ライティング
  • スピーキング

また、アカデミック・モジュールとジェネラル・モジュールの2つのタイプの試験があり、MBAの場合はアカデミック・モジュールを受験することになります。

試験のタイプ 概要
アカデミック・モジュール イギリスやオーストラリア、カナダ、ニュージーランドなどの大学および大学院への留学や就職希望者向け
ジェネラル・モジュール オーストラリア、カナダ、ニュージーランドへの移住希望者向け

海外MBAの上位校ではスコア7.0程度が求められます。

文部科学省の資料によると、IELTS™スコアの7.0は英検1級程度のレベルと同等です。

IELTS™スコアの7.0は高度な英語力が求められるスコアのため、難易度の高い試験といえます。

一般的にIELTS™のスコアを0.5上げるためには100〜300時間の勉強時間が必要です。

GMAT™

GMAT™とはビジネススクールに入学を希望する人を対象に実施される英語試験です。

試験は800点満点で、次の4つのセクションから構成されています。

  • 英語(Verbal)
  • 数学(Math)
  • ライティング(Analytical Writing Assessment)
  • 総合推理(Integrated Reasoning)

アメリカやイギリスの最上位校を目指す場合、650点以上のスコアが必要になります。

GMAT™は英語だけではなく、数学や分析能力などの知識も試される点が特徴です。そのため、TOEFL®やIELTS™と比較すると難易度が高い試験といえます。

基礎的な英語力を身に付けてからGMAT™の対策を行うのがよいでしょう。

合格までに必要な勉強時間の目安は、英語が母国語でない日本人の場合、最低でも100時間、多くて500時間です。

しかも、上位校に求められるスコアを獲得するためには、上述したように英語力だけでなく、数学や分析能力といったMBAに求められる能力を身に付ける必要があります。GMAT™対策を独学で行う場合、まとまった勉強時間を確保し、長期的な学習計画を組む必要があるでしょう。

GMAT™のスコアの難易度や問題についてもっと詳しく知りたい人は、下記の記事をご覧ください。

関連記事:アビタス UMass MBA「GMAT™の難易度はどれくらい? MBA留学に必要なスコアや難易度を紹介」
参考:アゴスジャパン「テスト情報|GMAT(R)」

GRE®

GRE®とはTOEFL®を運営している団体であるETSが実施している試験です。

試験は次の3科目で構成されています。

  • 英語(Verbal)
  • 数学(Quantitative)
  • ライティング(Analytical Writing)

ただし、総合スコアはライティングを除いた英語と数学の合計スコアになります。英語と数学の合計スコアは340点満点です。

アメリカやカナダのビジネススクールに入学する場合、GRE®のスコア提示が求められるケースが多くあります。

また、世界の1,300以上のビジネススクールが、MBAプログラムの入学時にGRE®のスコア提示を求めています。

そのため、海外MBAを目指す場合、GRE®の受験は視野に入れておかなければなりません。

必要な勉強時間は明確にはいえないものの、多くの人がGMAT™よりスコアを上げやすいと感じており、GMAT™よりは勉強時間が少なく済む可能性があります。

MBA取得までをできるだけ独学で行いたいなら、条件に合わせてスクールを選ぼう

本記事ではMBAのためのビジネススクールの受験に必要な提出書類や対策、入学条件として提示が求められる英語試験のスコアについて解説しました。

前提としてMBAは資格ではなく学位であるため、ビジネススクールを修了しなければ取得できません。そのため、独学での取得は不可能です。

また、ビジネススクールの入学条件として求められるTOEIC®やTOEFL®、IELTS™などでは高いスコアが設定されています。

試験によっては英語力だけでなく、様々な能力が試されるため、独学で学習を進めることが難しく感じるケースも少なくありません。

MBAを取得するには、自身の能力に適したスクールを選択するとよいでしょう。

アビタスでは、国際認証を受けたマサチューセッツ大学(UMass)MBAプログラムを受講できる

国際資格の専門校であるアビタスでは、国際認証を受けたマサチューセッツ州立大学(UMass)MBAプログラムを受講できます。

本プログラムはオンラインで現地で通学して取得する学位と同じ学位が取得できます。

上級課程科目に進級する際にはTOEIC®のスコア700点が必要になるものの、入学時にはスコア提示は求められません。

そのため、忙しくて英語学習がなかなか進められない人でもすぐに入学できます。

また、世界のトップスクール同様、国際認証AACSBを取得しているため、グローバル人材としてのビジネススキルを身に付けることが可能です。ぜひアビタスの利用を検討してみてください。

まずは無料の説明会にご参加ください。

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