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  • 2022/10/12公開

MBAにかかる学費・費用はどれくらい? 海外・国内別の相場を紹介

MBAにかかる学費・費用はどれくらい? 海外・国内別の相場を紹介

MBAとは、Master of Business Administrationの略称で、日本では経営学修士と呼ばれます。経営学の大学院修士課程を修了すると与えられる学位のことです。

MBAプログラムでは、経営に必要な幅広い知識と技術を体系的に学ぶことができるため、多くのビジネスパーソンがMBAを取得しています。

そんなMBAを取得する際に気になるのが、学費を含めた費用ではないでしょうか。

本記事では、MBAの種類や取得方法、取得にかかる費用、海外MBA・国内MBAの学費の相場について紹介します。

MBA取得にかかる費用や学費を工面する方法についても触れますので、ぜひ参考にしてください。

目次
MBAの種類・取得方法
国内MBA|学費・費用一覧
海外MBA|学費・費用一覧
MBAの費用対効果は高いのか
MBAの費用・学費を工面する方法
MBAは学費・費用だけで選ばず、自分の目的に合う大学院を選ぼう

MBAの種類・取得方法

MBAに必要な費用を確認する前に、MBAの種類と取得方法について解説します。

MBAとは、Master of Business Administrationの略称で、日本では経営学修士と呼ばれています。経営学の大学院修士課程を修了した人に与えられる学位のことです。

MBAの取得方法を大きく分類すると、海外フルタイムMBA、国内フルタイムMBA、海外パートタイムMBA、国内パートタイムMBA、オンラインMBAの5種類があり、種類によって取得方法は異なります。

それぞれの違いは、「海外でMBAを取得するか国内で取得するか」「通学かオンラインか」「全日か週末・夜間か」などで、履修期間や費用相場、講義の言語も様々です。

5種類のMBA取得方法の違いは以下の通りです。

項目 海外フルタイムMBA 国内フルタイムMBA 海外パートタイムMBA 国内パートタイムMBA オンラインMBA
取得方法例 仕事を退職または休職 海外で仕事をしながら、土日や平日夜間通学してMBAを取得する 仕事をしながら、国内で土日・平日夜間に通学してMBAを取得する 仕事をしながら、インターネットで自宅等にてMBAを取得する
企業派遣で海外に留学してMBAを取得する 企業派遣で国内にてMBAを取得する
履修期間例 1~2年 最短1~2年 最短1~2年 最短1~2年
費用相場
※1 ※2
800万~900万円程度 150万~350万円 300万~700万円程度 150万~350万円 200万~300万円
言語 英語・スクールのある国の言語 主に日本語 英語・スクールのある国の言語 主に日本語 国内・海外によって異なる

※1:海外フルタイム・海外パートタイムでの費用は初年度の学費の目安です。
※2:地域や大学院によって費用に差があります。

海外フルタイムMBAの場合には、学費の他にも留学費用もかかるため、国内フルタイムMBAに比べて費用相場は高くなります。

これらの費用の他に、現地での生活費などもかかるため、それも想定しておきましょう。

一方で、比較的費用が抑えられるのがインターネットで講義を受けるオンラインMBAです。

どの方法で修士課程を修了したとしても学位は同じ「MBA」のため、費用面だけでいえばオンラインMBAが一番コスパが良いといえるでしょう。

なお、ここで説明している「MBA」は、日本でいう文部科学省や各国の当局が認めている「MBA」のことを指します。

任意団体が提供している講座などに「MBA」という名称が付いている場合がありますが、その場合、国際的に認められている正式な学位は取得できない可能性があるので注意しましょう。

国内MBA|学費・費用一覧

イギリスの経済紙『THE FINANCIAL TIMES』などのMBAランキング上位を見ると、日本の大学院は未だランクインできていません。

ただし、海外のトップスクール同様の「国際認証」を取得する大学院は増えてきています。

国際認証を取得している日本国内の大学院で有名なのは、名古屋商科大学大学院、早稲田大学大学院、慶應義塾大学大学院、一橋大学大学院、京都大学経営管理大学院です。

これらの大学院の学費は以下の通りです。

大学院 講義日・時間帯 コース 学費
名古屋商科大学大学院(NUCB) 週末 2年制(1年次) 1,710,000円
2年制(2年次) 1,440,000円
1年制(英語) 2,600,000円
早稲田大学大学院(WBS) 全日制 2年制(1年次) 1,943,000円
1年制 3,127,000円
夜間 2年制(1年次) 1,763,000円
慶應義塾大学大学院(KBS) 全日制・平日 2年制(1年次) 2,217,600円
一橋大学大学院(HUB) 全日制 1年制 924,960円
2年制 1,567,920円
平日夜間・土曜 1年制 924,960円
2年制 1,567,920円
京都大学経営管理大学院 全日制 2年制 1,353,600円

※アビタス調べ。2024年2月時点。

全日制、週末(土日)のみ、夜間などによって学費は異なりますが、120万〜400万円が相場です。

国内で取得できるMBAの学費の目安や学費を抑える方法については、以下の記事で解説しています。

関連記事:アビタス UMass MBA「国内で取得できるMBAの費用の目安を紹介!学費を抑える方法も解説」

参照:名古屋商科大学大学院「入学案内|学納金《2024年度4月入学者例》」
参照:早稲田大学大学院経営管理研究科「受験生の方へ|学費・奨学金・教育訓練給付金」
参照:慶應義塾大学大学院「ニュース|2024年度大学大学院修士課程学費」
参照:一橋大学大学院「入試概要|MBA|授業料」
参照:京都大学経営管理大学院「教育・学生支援|学納金の額一覧」

海外MBA|学費・費用一覧

イギリスの経済紙『THE FINANCIAL TIMES』のビジネススクールランキング「Online MBA 2024」において、第1位から第5位のオンラインでのビジネススクールの学費は下記の通りです。

順位 スクール 学費 学費(円換算)
1 IE Business School (Spain) 60,000ユーロ 9,699,000円
2 Imperial College Business School(UK) 50,500ポンド 9,552,580円
3 Warwick Business School(UK) 39,450ポンド 7,462,362円
4 University of Southern California: Marshall(US) 112,072ドル 16,807,437円
5 Carnegie Mellon: Tepper(US) 72,800ドル 10,917,816円

※アビタス調べ。2024年2月時点。
※2024年2月19日時点の為替レート(1ユーロ:161.65円、1ポンド:189.16円、1ドル:149.97円)で日本円へ換算しています。

また、フルタイムの場合のMBAの学費は、イギリスの経済紙『THE FINANCIAL TIMES』によると、下記の通りです。

順位 スクール 学費 学費(円)
1 University of Pennsylvania: Wharton(US) 83,370ドル 12,502,998
2 Insead(France/Singapore) 89,000ユーロ 14,386,850円
3 Columbia Business School(US) 84,496ドル 12,671,865円
4 SDA Bocconi School of Management(Italy) 75,000ユーロ 12,123,750
5 IESE Business School(Spain) 105,000ユーロ 16,973,250

※アビタス調べ。2024年2月時点。
※2024年2月19日時点の為替レート(1ユーロ:161.65円、1ポンド:189.16円、1ドル:149.97円)で日本円へ換算しています。

海外MBAの学費はオンラインとフルタイムのどちらでも、国内のMBAと比べるとかなり高額といえるでしょう。

フルタイムの場合は上記の学費に加えて、渡航費や生活費等の留学費用がかかるため、トータルで約2,000万円を超す費用が必要になることもあります。

海外MBAの中でもランキング上位校の学費についてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

関連記事:アビタス UMass MBA「海外MBAの取得費用は?MBAランキング上位校の学費や費用を抑える方法」

参照:IE Business School「THE SCHOOL」
参考:Imperial College Business School「Global Online MBA: Fees and funding」
参考:Warwick Business School「COURSES FINDER」
参考:USC「Online MBA (OMBA) Admissions」
参考:Carnegie Mellon University「Tepper School of Business」
参照:THE FINANCIAL TIMES「Business school rankings|Online MBA 2024」

参照:University of Pennsylvania: Wharton「The Wharton School|Financing Your MBA」
参照:Insead「The Business School of the World|Master in Business Administration」
参照:Columbia Business School「Thought Leadership at CBS」
参照:SDA Bocconi School of Management「MBA: Master in Business Administration」
参照:IESE Business School「World Leader in MBAs」
参照:THE FINANCIAL TIMES「Business school rankings|MBA 2024」

MBAの費用対効果は高いのか

MBAの費用は国内・海外でかなり違うものの、数百万円から数千万円かかります。

MBA取得にかけた費用を回収できるのかと不安に感じる人もいるのではないでしょうか。

一方で、MBA取得により「転職に有利に働いた」「キャリアチェンジに有効的だった」などの声も多く聞かれます。

ここでは、実際にMBAを取得した人の声をご紹介します。

実際にMBAを取得した人の声|山本啓介さん

山本啓介さんは、前職の上司から「どんなビジネススキル、リーダーシップがあるのか」と質問された際に答えられなかったことをきっかけに、MBA取得を目指したそうです。

取得後にはリーダーシップチームと対等に話せる経営知識やスキルが身につき、経営管理の全体像を理解できるようになりました。

MBA取得後しばらくして、未経験業界のペットフードの会社に転職しました。MBAで培った汎用的なスキルを活かして未知の問題にも冷静に取り組めるようになったと話しています。

MBA取得で習得した知識やスキルにより、あらゆる業界・会社でサプライチェーンの問題解決を可能にし、リーダーシップも発揮できるという確たる自信がついたそうです。

また、転職や給料面だけでなく、精神面や仕事観も含めてMBA取得に投じた費用は十分回収できたと話します。

参照:アビタス UMass MBA「卒業生の声|山本 啓介さん」

実際にMBAを取得した人の声|松崎友哉さん

松崎友哉さんは営業職からハードルの高いコンサルティングファームへのキャリアチェンジを目指し、MBA取得のために勉強を始めました。

UMass MBAは海外のMBAであり、オンライン講義で仕事を続けながら勉強ができるため、自身の求めている条件と一致していました。

MBAの取得により、営業+α(経営・戦略・会計・財務・組織・英語)のイメージをつくり上げ、営業の中でも特に目立つ存在になることに成功しました。

戦略や組織行動論、ファイナンスなど様々な知識を習得した上で意思決定を行うことで、素早く的確な意思決定につながることを実感できたと話します。

また、コンサルティング会社の選考のフィードバックでは「MBAを取得することで経営に関する基礎的な知識を持ち合わせている」「働きながらMBAを取得したことから今後も自己研鑽を続け、さらに成長することが予想できる」とのコメントがあり、転職市場においてMBAは価値のあるものであると実感したそうです。

参照:アビタス UMass MBA「卒業生の声|松崎 友哉さん」

MBAの費用・学費を工面する方法

MBAの学費を後で回収することは可能です。しかし、実際にMBAを取得するためには事前にお金を準備しなければなりません。

どのように工面すればよいかと頭を悩ませている人もいるでしょう。

MBA取得のための制度がある会社に勤務している場合は、会社の制度を利用してもよいでしょう。それ以外でも条件が合えば奨学金や給付金を利用することが可能です。

詳しく解説します。

MBAの学費や費用を負担してくれる会社の制度を利用する

会社にMBAの費用に関する補助制度がある場合は、それを利用しましょう。

大学院に通学するための補助や、海外留学する場合の「社費留学制度」などが該当します。

ただし、社内の留学制度を利用する場合はさまざまな条件が付いている場合があります。例えば、次のような条件です。

  • 社内選抜に合格すること
  • 一定の勤続年数が必要
  • 退職したら違約金の対象になる

社費留学制度のある企業の一部を紹介します。

業界 企業名
コンサルティングファーム 野村総合研究所、マッキンゼー・アンド・カンパニー
総合商社 伊藤忠商事、三菱商事
銀行 三菱UFJ銀行、みずほFG
メーカー トヨタ自動車、ソニー、パナソニック、キヤノン、資生堂

その他にも、社費留学制度やそれに似た制度を導入している会社は数多く見られます。

ただし、中には制度はあるものの形骸化しており、実際の利用者がいない場合もあるため注意が必要です。

社内制度の有無や利用条件については、勤務している会社の人事部門に確認しましょう。

また、費用補助はないものの、留学にともなった休職制度を設けている企業もあります。社会保険料の扱いなど会社によって異なりますので、しっかりと確認しておく必要があるでしょう。

MBAの費用や学費に利用できる奨学金や給付金

次に、経済的な負担を軽減する際に利用できる奨学金や給付金について見ていきましょう。

奨学金

MBA取得に利用できる奨学金には、「日本学生支援機構」の奨学金や国や地方公共団体・民間団体による奨学金があります。

日本学生支援機構の奨学金は、修士または博士の学位取得を目的に海外の大学院に留学する人を対象とした給付型もしくは貸与型奨学金です。

また、大学院が独自に設けている奨学金もあり、社会人が利用しやすいものが多く用意されています。

国内MBA向け大学院には、早稲田大学大学院(WBS)や慶應義塾大学大学院(KBS)をはじめ、それぞれに奨学金があります。

さらに、オンラインMBAでも奨学金を利用できる場合があります。奨学金によって条件や選考基準(収入や成績など)が異なるので、まずは自分が申請できる奨学金があるかを確認しましょう。

専門実践教育訓練給付金

教育訓練給付制度とは、働く人の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的として、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、国が受講費用の一部を支給するものです。

その種類の1つである「専門実践教育訓練給付金」は、中長期的キャリア形成に資する教育訓練が対象となります。

支給額は下記の2通りです。

  • 教育訓練経費の50%(年間上限40万円)
  • 専門実践教育訓練の修了後1年以内に目標として設定した資格を取得等し、雇用保険の被保険者となる就職をした場合には、教育訓練経費の70%(年間上限56万円)

受給対象者がMBAを2年間で修了し、1年以内に雇用保険に加入すれば最大で112万円が給付されます。

対象者や条件などさらに詳しく知りたい方は下記を参考にしてください。

参照:厚生労働省・都道府県労働局・ハローワーク「専門実践教育訓練の給付金のご案内」

教育ローン(学費ローン)

MBA取得のためのまとまった費用の準備がない場合には、教育ローン(学費ローン)も検討しましょう。

教育ローンとは、教育のために必要な費用を融資する金融機関のローン商品です。

ただし利用するには、連帯保証人、利率、上限額など様々な制約があることも知っておきましょう。

MBAは学費・費用だけで選ばず、自分の目的に合う大学院を選ぼう

MBAプログラムは、大学院によってカリキュラムや履修期間、学費(費用)など、条件は様々です。

MBAプログラムはあくまでも自身のキャリアアップのために通うことが目的であるため、単純に学費が安い大学院を選ぶのではなく、自分がやりたいことを学べるところを選びましょう。

説明会などに参加して、自分の目的に合った大学院かどうかを見極めることも大切です。

アビタスでは、国際認証を受けたマサチューセッツ大学(UMass)MBAプログラムを受講できる

国際資格の専門校であるアビタス(東京)では、アメリカ・マサチューセッツ州立大学のMBAプログラム「マサチューセッツ大学(UMass)MBAプログラム」をオンラインで受けることができます。

アビタスの費用は入学金と6科目分の基礎課程学費を含んだ費用となっており、およそ3,300,000円です(※2024年2月時点)。

費用は一括納入方式や、アビタス分割納入方式などの4種類の支払い方式があるため、初期費用を抑えたり、手数料を抑えて分割支払いをしたりといったことが可能です。

アビタスのMBAプログラムを受講することで、現地で通学して取得する場合と同じ学位が取得できます。

世界のトップスクール同様、国際認証AACSBを取得しているため講義の質は保証されており、修了後はグローバル人材として認められます。

日本国内でアメリカのMBAを取得したいと考えている方はぜひアビタスにご相談ください。

まずは無料の説明会にご参加ください。

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