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MBA(経営学修士)の科目では、起業や経営などのビジネス関連の幅広い分野を学ぶことができます。
経営戦略や市場調査を行う時に役立つビジネスパーソンに欠かせない学問といえるでしょう。
また、MBAを取得してご自身のキャリアアップに役立てたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、MBAを取得する際に学ぶ科目について解説していきます。
目次
MBAではどんな科目を学ぶのか
MBAの科目で税理士の科目免除はできる?
MBAの科目は経営に役立つ科目が選び抜かれている
MBAは経営資源の要素である「ヒト・モノ・カネ」について深く学ぶことができます。
この記事では、一例として「UMass MBA」の受講で学べる以下の6つの科目を紹介していきます。
他のMBAプログラムでも展開されているものも多い基礎課程の科目なので、どのような内容なのか抑えておくといいでしょう。
財務会計とは、財政や経営状況を外部へ報告するための企業会計のことです。
財務会計の目的は、決算日時点の企業の財政状態・経営成績を外部の利害関係者に正確に伝えることにあります。
企業は財政状態の開示にあたり、法令に定められた書式で複数の決算報告書(財務諸表)を作成しなければなりません。
決算報告書(財務諸表)の種類 | 概要 |
---|---|
貸借対照表 | 決算日時点の資産・負債・純資産を示す決算書 |
損益計算書 | 一会計期間の経営成績を示す決算書 |
キャッシュフロー計算書 | 資金の出入りを表す決算書 |
財務会計で作成された決算報告書は、投資家が企業に対してお金を出すかどうかの投資判断材料になります。
財務会計は、会社存続の重要な経営要素といえるでしょう。
「マーケティング」とは、市場調査・商品企画・宣伝活動などを通して、自社商品を求めている顧客に届けるための全ての施策の総称です。
マーケティング基礎では、ビジネスマンが押さえておくべきマーケティングの基礎分野を学べます。
例えば、マーケティング戦略や計画の策定時に有効な意思決定ができるフレームワークの活用や、3C分析などの自社が置かれているマーケティング環境の分析方法を学ぶことができます。
マーケティング基礎を学ぶことによって、経営においてどのように自社商品・サービスを売り上げていくのか明確な行動を取ることができるでしょう。
なお、マーケティング基礎は範囲が広大なため、MBAを取得できる大学院によってカバーされる範囲が異なるのが特徴です。
組織行動論とは、組織内における人々の行動や相互関係を研究する学問です。
組織行動論では「説明」「予測」「統制」の3つのテーマを通して、組織内の人々の行動を分析していきます。
テーマ | 概要 |
---|---|
説明 | 組織内の成功や失敗の原因を調べて明らかにすること |
予測 | 特定人物が組織内に関わることで起こる影響や結果を予想すること |
統制 | 研究結果を参考に組織を正しい方向へ導くこと |
例えば、会社に新しい人材が加わったことで部署の雰囲気に何かしらの変化が起きるでしょう。その時に組織行動論を学んでいれば、組織内の雰囲気が変化した要因を人々の行動を分析することから導き出せます。
また、組織行動論は組織内の多くの人々の行動を分析するため、多角的な視点で業務分析力を高めることができます。
ファイナンス基礎では、様々な分析的手法や財務上の意思決定などに用いられる理論に触れ、企業における財務機能の概論を取り扱います。
一般的なファイナンス基礎における分析手法としては、以下の5つの分析方法があります。
分析方法 | 分析内容 |
---|---|
収益性分析 | 小さな元手でどれだけの収益や利益をあげているかを分析する |
安全性分析 | 会社に資金的な安定性があるかどうかを分析する |
生産性分析 | 少ないリソースで効率的に成果を上げているかを分析する |
効率性分析 | 同じ売上を出すために、投入されている資金をどれだけ減らすことができているかを分析する |
成長性分析 | 企業の売上高、総資産などの規模がどれほど変化しているかを分析する |
ファイナンス基礎を通して、企業の現在の経営状況や課題点・改善点を把握できます。そのため、会社経営を目指す人は身につけておきたいスキルといえるでしょう。
オペレーション基礎は「経営管理」と「経営分析」をあわせた科目です。
組織運営や状況分析など、経営者に必要不可欠なスキルを学ぶことができます。
経営管理とは、組織が効果的かつ効率的に目標・予算達成に向けて施策の立案と遂行を行い、モニタリングや改善を行うPDCAサイクルです。
組織内の経営目標を共有してベクトルを合わせることで、従業員のモチベーションの向上と維持が経営管理の目的です。
経営分析とは、企業の経営状況や業績を可視化して分析する方法です。先述したビジネス財務分析も活用しながら、より内部や外部の状況に注目して経営状況の分析を行います。
経営分析のメリットは、企業の強みと弱みを数字を通して客観的に把握できることでしょう。
グローバル企業と競争では、国外のビジネスモデルや成功要因を学ぶことができます。
昨今では、人口減少や少子高齢化などを理由に、企業は海外進出・インバウンドの獲得に目を向けています。
現在の世界総人口は、日本の人口の約65倍とマーケット規模としては巨大です。
日本だけでなく全世界を市場として据えるために、グローバル戦略を学ぶことで売上拡大が期待できるでしょう。
グローバル戦略では、企業が海外市場で優位な競争力を獲得するための戦略や、海外でのマネジメントを学習します。また、海外企業の分析を行うことで、グローバルな視点も身につくでしょう。
MBAを取得することで、税理士試験の科目免除が一部可能になります。
MBAを取得後に、国税審議会へ科目免除の申請を行い認定が下りると、税法科目は2科目・会計学科目は1科目が免除されます。
しかし、税理士試験の科目免除のためにMBAを取得するのはおすすめできません。税理士試験合格を目指しているのであれば、税理士試験に特化したスクールや予備校を選択したほうが効率がいいためです。
ただし、将来的に税理士とMBAのダブルライセンスを考えているのであれば検討する価値はあるでしょう。
参照:国税庁「改正税理士法の「学位による税理士試験免除」制度のQ&Aフローチャート」
MBA(経営学修士)の科目は、経営資源の要素である「ヒト・モノ・カネ・情報」を深く学ぶことができます。経営に役立つノウハウの取得も期待できるでしょう。
マーケティング戦略の立案・市場調査・組織マネジメントなど経営に欠かせない科目が選び抜かれているのがMBAの特徴です。ぜひ、MBAを取得してご自身のビジネス俯瞰力・キャリアアップに役立ててください。
国際資格の専門学校であるアビタス(東京)なら、アメリカの名門州立大学マサチューセッツ大学(UMass)のMBAプログラムをオンラインで受講できます。
日本にいながら最短約1年10カ月で国際認証を取得しているアメリカMBAの取得が可能です。
本記事で紹介したMBAプログラムの基本課程の6つの科目は、どれも経営に役立つ科目です。グローバルな人材としてビジネススキルを取得することができるでしょう。
これからMBAを取得したいと考えている方は、まずはアビタスの無料説明会にお申し込みください。
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