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MBA取得を目指したいものの、どれほどの英語力が必要か分からず不安だという方もいるのではないでしょうか。MBA取得に必要な英語力は学校やプログラムによって大きく異なります。
本記事では、MBA取得に必要な英語力を解説していきます。入学時に必要なTOEIC®やIELTSの獲得スコアにも触れていくため、参考にしてみてください。
目次
MBA取得に英語力は必要?
入学時に必要な英語力|国内MBA
入学時に必要な英語力|海外MBA
海外MBAの講義に必要な英語力
海外MBAの講義に必要な英語力
MBA取得には英語が必要な場合が多い
基本的に学校やプログラムによってMBA取得に求められる英語力は異なります。ここでは、英語が不要なケース、必要なケースを解説していきます。
国内MBAの場合、基本的に講義は日本語で行われるため、英語が不要なケースがあります。
英語の試験がない大学院やTOEIC®スコアの提出が任意の学校もあるため、MBA取得には必ずしも英語のスキルが必要というわけではありません。
例えば、早稲田大学大学院は全日制グローバルへの出願者のみTOEFL®・TOEIC®・IELTSいずれかのスコア提出を推奨しています。
名古屋商科大学大学院の英語MBAは、英語のnon-native出願者のみ提出が求められます(2022年11月時点アビタス調べ)。
参考:早稲田大学大学院「早稲田大学大学院経営管理研究科 2023年度(4月入学)入学試験要項 」p.17
参考:名古屋商科大学大学院「入学案内|出願方法」
入学時に英語の要件はないものの、卒業(修了)要件にTOEIC®スコアが必要な学校もあるため注意しましょう。
例えば、青山学院大学専門職大学院のMBAプログラムを卒業(修了)するためには、TOEIC730点以上を取得しなければなりません(2022年11月時点アビタス調べ)。
参考:青山学院大学専門職大学院「国際マネジメント専攻|修了要件等」
近年、ビジネスにおけるグローバル化の進展が著しく、海外展開などで英語のスキルが問われる場面も少なくありません。MBA取得後もグローバルな活躍ができるように入学時より英語力の証明が求められる場合もあります。
国内MBAで入学時に語学スコアが必要な大学の例として、京都大学大学院が挙げられます。
京都大学大学院に入学するためには、出願書類としてTOEFL®・TOEIC®・IELTSいずれかのスコアを提出しなければなりません(2022年11月時点アビタス調べ)。おおよその点数基準は、TOEIC®700〜800点です。
また海外MBAの場合は、スコア提出を求められるケースがほとんどです。大学によって応募要件のテストの種類やその点数は大きく異なります。
参考:京都大学大学院「2023年度京都大学大学院経営管理教育部(専門職学位課程)経営管理専攻学生募集要項」
国内で英語での筆記試験がある例として、一橋大学大学院と神戸大学大学院を見ていきましょう。(2022年11月時点アビタス調べ)
大学院名 | 例 |
一橋大学大学院 | ・過去に英文の翻訳が出題 |
---|---|
神戸大学大学院 | ・第1次選考に英語の筆記試験がある ・TOEIC®730点以上またはTOEFL®80点以上(120点満点)のスコア提出で筆記試験免除 |
参考:一橋大学大学院「経営管理研究科経営管理専攻|大学院過去の入試問題と合格実績」
参考:神戸大学大学院「令和5年度神戸大学大学院経営学研究科専門職学位課程現代経営学専攻 (専門職大学院)神戸大学MBA 学生募集要項」
神戸大学大学院のように、一定のTOEIC®スコアで試験が免除されるなどの条件がありますが、国内MBAでも英語試験がある場合があります。
海外MBAの場合は、後述するように語学スコア・エッセイ・インタビューなどで英語力が求められます。
国内MBAでは、講義でも英語力が求められるケースがあります。
筑波大学MBAの国際経営プロフェッショナル専攻や、一橋大学大学院の国際企業戦略専攻は英語での講義があるため、目安としてTOEFL iBT®スコアで100点ほどの英語力が必要とされています。
なお、多くの海外MBAは英語で講義を受講することとなるので英語力は必須となります。
参考:国立大学法人 一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻「FAQ|よくある質問」
国内MBAで入学時に必要な英語力と必要なタイミングを見ていきます。
大学院名 | 英語力が必要なタイミング | 目安スコア(TOEIC®) |
一橋大学大学院(全日制) | 筆記試験 | 700点 |
神戸大学大学院 | 筆記試験 | 400~500点 ※TOEIC®730点以上またはTOEFL®80点(120点満点)のスコア提出で筆記試験免除 |
京都大学大学院 | 出願時にTOEFL®・TOEIC®・IELTSいずれかのスコア添付 | 700〜800点 |
文部科学省によると、TOEIC®700点は実用英語技能検定2級から準1級程度のレベルです。このことから、いずれも一定程度の英語力が必要とされていることが分かります。(2022年11月時点アビタス調べ)
参考:文部科学省「英語の資格・検定試験に関する基礎資料|各試験団体のデータによるCEFRとの対照表」
海外MBAの場合、大学によって応募要件のテストの種類やその点数は異なるものの、総合的に高い英語力が求められます。
受験者の英語力は、出願時の英語のスコア・エッセイ・インタビューの3つの要素で試されるケースがほとんどです。
スコア | ・TOEFL®/IELTS/GMAT™などの獲得スコア |
エッセイ | ・受験者の思考や個性、魅力を探る |
インタビュー | ・聞き取り力や発言力を測る ・論理的口述ができるかを見る |
インタビューのテストもあるため、ライティングからスピーキングまで幅広い英語のスキルが求められます。
ここからは、入学時にTOEFL®・IELTS・GMAT™で求められる点数をそれぞれ見ていきます。
※必要とされるスコアは、あくまで参考値として載せております。具体的なスコアは各大学院の募集要項をご確認ください。
TOEFL iBT®は「読む」「聞く」「話す」「書く」の英語4技能を総合的に測定する試験です。大学や大学院レベルのアカデミックな環境で必要とされる英語力があるかどうかを判断されます。
一般的に必要とされるスコアは120点満点中100〜110点だといわれています。
参考:TOEFL®テスト日本事務局「会場受験TOEFL iBT®テスト|特徴・構成・料金」
IELTSとは、オーストラリア、ニュージーランド、カナダおよびイギリスを含む英語圏の国々に留学や就労または移住を希望する人々の英語力を測定する試験です。
IELTSアカデミックとIELTSジェネラル・トレーニングの2つのモジュール(タイプ)があります。必要とされるスコアの目安は、9.0点満点中6.5〜7.5点です。
GMAT™とはビジネススクールへの入学希望者を対象に行われる入学適性テストです。
言語能力(Verbal)・数学(Quantitative)・ライティング(AWA)・総合推理(Integrated Reasoning)の4つのセクションで構成されています。英語力だけでなく、数学的能力や分析的能力が試されるのが特徴です。
GMAT™で求められる点数は、800点満点中600〜720点といわれており、720点ほどの点数を取るには、日本人は数学で満点近い点数を取る必要があると言われています。
海外MBAでは、講義内容を英語で理解する必要があり、世界各国からの留学生とコミュニケーションする場面もあります。
ネイティブレベルの英会話能力が求められるため、ビジネスの勉強とあわせて英語学習も進めなければなりません。
ネイティブレベルの英語力を身に付けるためには、TOEIC®やTOEFL®などの試験でどれほどのスコアが必要なのでしょうか。TOEIC®の獲得スコアに応じた英語力のレベルを見ていきましょう。
TOEIC®・TOEFL iBT®・IELTS・英検のスコアは次のように換算できます。(英語力のレベルはあくまでも目安です。)
TOEIC® | TOEFL iBT® | IELTS | 英検 | 英語力のレベル |
970~990 | 102~120 | 7.5~9.0 | - | ・ネイティブレベル ・ディスカッションや専門書の読解が可能 |
870~970 | 94~101 | 7.0 | 1級 | |
820~870 | 79~93 | 6.5 | - | ・会議で意見を述べられる ・複雑な会話にも対応可能 |
820~870 | 79~93 | 6.5 | - | ・会議で意見を述べられる ・複雑な会話にも対応可能 |
740~820 | 60~78 | 6.0 | 準1級 | ・英語で仕事ができる ・日常生活に不自由がない |
600~740 | 46~59 | 5.5 | - | ・ビジネス関連の短い文章を理解できる ・海外旅行で買い物や食事を楽しめる |
550~600 | 35~45 | 5.0 | 2級 | |
500~550 | 32~34 | 4.5 | - | ・簡単なフレーズは理解できる |
450~490 | ~31 | 4.0 | 準2級 | ・相手がゆっくり話してくれると会話ができる ・簡単な英会話でも理解できる範囲は狭い |
~440 | - | ~3.5 | - |
海外MBAで不自由なく講義を受けたい・他の留学生と密なコミュニケーションを取りたい場合は、TOEIC®であれば970~990など、ネイティブレベルのスコアを目指すとよいでしょう。
ここからは、MBA取得に向けた英語の勉強方法について見ていきましょう。
ここで解説するのは一般的な対策方法です。これから解説することも踏まえ、目指す大学院が求めている英語力をよく調べた上で、自分に合った過不足のない対策を心掛けましょう。
英語力を高める上で語彙力は欠かせない要素です。
語彙力を鍛えるポイントは次の通りです。
MBAの講義では、金融や経済など専門的な英単語の知識も求められます。
英語の論文や参考書を読み込むために、英文を素早く、正しく理解するスキルが必要です。
リーディング力を高めるポイントは次の通りです。
初めから理解できない単語を大量に含んだ長文を読み込もうとしても挫折してしまうリスクがあるため、「理解できる単語で構成された英文を1日一定時間読む」など、長く続けられるような仕組みを作るとよいでしょう。
英語で講義が行われる場合、リスニング力がなければ理解できません。
リスニング能力を伸ばすポイントは次の通りです。
英語から日本語に変換せず、そのまま英語で理解できるレベルを目指すとよいでしょう。
英文のレポートを提出するケースもあるため、ライティング力も必須といえます。
ライティング力を伸ばすポイントは以下です。
特にMBAでは、論文用の書き方「アカデミックライティング」が求められます。
一般的な英文とは文章のポイントが異なるため、「アカデミックライティング」に限定して書き方を知っておくことも大切です。
スピーキング力は受験には大きな影響を与えないものの、卒業(修了)後の就職先で必要です。
スピーキング力を伸ばすには以下の点を取り入れてみましょう。
相手の言葉を瞬時に理解する力や論理的な意見を英語で述べる力が求められます。まずは、簡単な英語を日本語に変換せずに表現できるレベルを目指しましょう。
国内MBAで日本語の講義を受ける場合、英語力は必ずしも必要ではありません。
しかし、一般的な大学院でも海外の論文を参考としたり、英語で論文を書いたり、海外の学会でプレゼンしたりといった機会があるように、国内MBAでも入学・卒業(修了)時や英語の講義で相応の英語力が求められるケースもあります。
さらに、海外MBAでは、TOEFL iBT®で120点満点中100〜110点、IELTSで9.0点満点中6.5〜7.5点、GMAT™で800点満点中600〜720点のスコアが求められると言われています。
また、講義はもちろん、留学生とコミュニケーションを取らなければならないため、ネイティブレベルの英語力が必要である点を把握しておきましょう。
入学前には、英語で大学院で学位を修了することができるレベルであることを証明しなくてはなりません。
目指す大学院に必要な英語力を見極めた上で学習することが大切です。
「マサチューセッツ州立大学MBAプログラム」は、国際資格の専門校であるアビタス(東京)が提供するアメリカ・マサチューセッツ州立大学のMBAプログラムです。
世界のトップスクール同様、国際認証AACSBを取得しています。
アメリカのMBAプログラムでありながら、入学時点では英語力の証明を求めていないのが特徴です。※上級課程進学時にはTOEIC700点が必要になります。
理由として、日本の事務局独自で日本人講師による「基礎課程」を用意しており、この基礎課程を通じて英語力や経営学の基礎を固めることができるからです。
日本国内でMBAを取得したいと考えている方は、ぜひアビタスの本プログラムを選択肢の1つとして検討してみてください。
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