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MBAとは、「Master of BusinessAdministration」の略称で、日本語では経営学修士、または経営管理修士と呼ばれる学位です。 MBAを取得して、年収アップや転職に活かしたいと考えるビジネスパーソンは多くいます。
この記事では、MBAを取得することで年収はアップするのか、また、転職時の注意点などについても解説します。
目次
日本のMBA取得者の平均年収は約1,043万円
MBA取得後、年収はアップするのか
国内MBAと海外MBAで年収に違いは出るか
MBAを取得するメリット
MBA取得で年収アップを目指すなら、海外の大学院がおすすめ
イギリスの大学評価機関であるクアクアレリ・シモンズ(QS)が公表している「QS Global Employer Survey 2022」によると、日本のMBA取得者の平均年収は約1,043万円(80,227ドル)となっており、内訳は給与が約797万円(61,314ドル)、賞与が約246万円(18,913ドル)です。(1ドル130円で換算)
日本のMBA取得者の平均年収は、同調査によると世界で12位に位置します。 参考として、 2020年の日本人の平均年収を見てみましょう。国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」によると、日本の給与所得者の平均年収は約433万円です。
異なる調査のため単純比較はできませんが、MBA取得者の平均年収は、日本の給与所得者の平均年収よりも高い傾向にある、と言えそうです。
参考:QS「QS Global Employer Survey 2022|Top Salaries by Country」
参考:国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-」
次に、MBA取得前と取得後で年収はどのように変化するのかを見ていきましょう。 MBAを取得することで、取得前よりも年収が上がったというデータが多くあります。
国内外のMBA取得者を対象に、MBAを取得することでキャリアがどのように変わったかを調査した、転職支援事業を行う「キャリアインキュベーション」の調査結果(2020~2021年実施)を紹介します。
上がった年収の金額 | 割合(%) |
500万円以上 | 37.9 |
400~500万円 | 7.3 |
300~400万円 | 11.9 |
200~300万円 | 14.1 |
100~200万円 | 9.0 |
50~100万円 | 7.9 |
0~50万円 | 6.2 |
下がった | 5.1 |
無回答 | 0.6 |
※実施期間:2020年12月23日~2021年1月31日、対象:国内外のMBA取得者234人
この調査では、MBA取得後初回の転職で年収が500万円以上上がった人は37.9%にのぼり、300万円以上上がった人を含めると57.1%という結果が出ています。
MBA取得により確実に年収が上がるわけではない、上がり幅には個人差があるものの、年収がアップする人は多くいることが分かります。
参考:キャリアインキュベーション「ポストMBAのキャリアに関するアンケート調査報告」
MBAは大きく分けて「国内MBA」と「海外MBA」の2つがあります。 国内、海外のビジネススクールでMBAを取得した場合に、評価や年収にどのような違いがあるのか見ていきましょう。
国内のビジネススクールで取得したMBAと、海外のビジネススクールで取得したMBAでは、評価に大きな違いがあるとされます。 一般的に海外MBAのほうが評価が高いとされ、理由として以下が挙げられます。
海外MBAは英語で講義が行われ、ディスカッションやグループワークを通じて英語力が身につき、グローバルで活躍できる人材である証明になります。 日本の企業であってもグローバルで活躍できる人材の需要が高まっており、海外で通用するビジネススキルを求めています。
また、ビジネススクールは国内外含めて無数にあり、MBAの社会的評価は「国際認証」を得ているスクールであるかどうかで判断されます。 ですが、国内MBAでは国際認証を得ているスクールがまだ少ないのが現状です。
アメリカではMBAプログラムやスクールを通じて得られた人脈などに対する企業側の期待も高く、トップスクールであればより高い評価が得られます。 国際資格の専門校であるアビタスが提供する「アメリカ・マサチューセッツ州立大学のMBAプログラム」は、日本にいながらアメリカのMBAを取得することが可能です。
海外MBAを取得するのは費用面や時間の都合で厳しいという方は、オンラインで履修可能なアメリカ・マサチューセッツ州立大学のMBAプログラムがおすすめです。
国内MBAと海外MBAでは、MBA取得後の年収に違いが出るというデータがあります。 慶應義塾大学学術情報リポジトリ『海外MBAと国内MBAの比較』において、それぞれ以下のような年収の変化が見られました。
【MBA修了前後の賃金上昇額の平均】
プログラム | MBA修了前 | MBA修了後 | 賃金上昇額 | 人数 |
全体 | 724.39万円 | 1,178.69万円 | 436.58万円 | 116人 |
海外MBA | 701.52万円 | 1,247.78万円 | 546.25万円 | 90人 |
国内MBA | 799.66万円 | 888.46万円 | 88.80万円 | 26人 |
海外MBA取得者の年収は1,247.78万円、国内MBA取得者は888.46万円という結果になりました。 また、MBA修了前と修了後において、海外MBAでは546.25万円、国内MBAでは88.80万円年収が上昇しています。
どちらも年収は上がっていますが、海外MBAのほうが大きく年収がアップしています。海外MBA取得者の方が年収の上昇幅が大きいことも、海外MBAの方が評価が高いといえる一つの理由といえるでしょう。
参考:慶應義塾大学学術情報リポジトリ「海外MBAと国内MBAの比較 : 個人の投資収益率とコスト・ベネフィットの推計から」清水隆介
ここまで、MBAを取得することによって「年収アップが見込める」というメリットを解説しましたが、MBAを取得するメリットは年収面以外にも多くあります。 MBAを取得するその他のメリットを見ていきましょう。
MBAは経営学の修士の学位であるため「経営学修士号」を取得したことになり、最終学歴は「大学院修士課程修了」となります。
修士とは「マスター」で、下位の学士「バチェラー」と上位の博士「ドクター」の中間に位置する学位のことです。 MBAを取得することで最終学歴が修士になり、高い教養の証明になります。
MBAプログラムでは、ファイナンスや組織論、マーケティングなど体系的なビジネス知識が身に付くのもメリットです。 経営に重要な「ヒト・モノ・カネ・情報」の要素を効率的に活かす思考力・判断力を習得し、リーダーとしての高いスキルも養えます。
MBAを取得したことで、すぐに経営者として活躍できるわけではありませんが、経営の知見を身につけておくことで、グローバルに通用する人材として活躍できる可能性が高まります。
MBAを取得することにより、所属する組織でのキャリアアップはもちろん、より高度な知見を活かしてコンサルティング職や起業といったキャリアチェンジもできる可能性も出てきます。
新しいキャリアに挑戦したい、年収アップを狙いたい、などがあればMBAの取得が方向転換に大きく貢献する可能性があります。 キャリアアップやキャリアチェンジでこれまで以上の年収の上昇カーブを描ける可能性があります。
MBAプログラムを提供する大学院では、国内外を問わずビジネスの第一線で活躍する経験豊富な人が多数集まっています。 同じ目標に向かう志の高い仲間が得られるので、質の高いネットワークや人脈形成が可能になります。
MBAプログラム取得の過程で築いた人脈は、実際の仕事現場や起業時にも役に立ちます。 構築される人脈は、世代や国籍、職種も多種多様であり、異文化に対するコミュニケーション力がアップするのもメリットです。
グローバルで活躍できるビジネスパーソンを目指す場合には、英語力は欠かせません。 英語で受けることができるMBAプログラム(国内外問わず)を選べば、必然的に英語力も身につきます。
クラスやグループ内での英語を用いたディスカッションやプレゼンテーションを通じて、英語でのコミュニケーション能力が自然に向上します。英語での文章作成スキルも磨くことができます。
MBAを取得することで年収はアップするのかについて解説しました。 結論として、国内で取得した人よりも海外でMBAを取得した人のほうが、年収は上がる傾向にあります。 海外MBAでは経営に必要なスキルや知識が得られるのはもちろんのこと、講義を通じて高い英語力も身につけることができます。
海外の大学院でMBAを取得したということは昇進・転職時に強いアピールポイントとなるため、可能であるなら海外の大学院のMBAプログラムを目指しましょう。 特に国際認証を受けた海外MBAを選択するのがおすすめです。
国際資格の専門校であるアビタス(東京)が提供するアメリカ・マサチューセッツ州立大学のMBAプログラム「マサチューセッツ大学MBAプログラム」では、オンラインで、現地で通学して取得する学位と同じ学位が取得できます。
世界のトップスクール同様、国際認証AACSBを取得しているため、グローバル人材としてのビジネススキルを無理なく身につけることが可能です。 日本国内でアメリカのMBAを取得したいと考えている方はぜひアビタスにご相談ください。
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