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  • 2022/10/04公開

MBAを日本で取得する方法は?国内MBAと海外オンラインMBAの選び方

MBAを日本で取得する方法は?国内MBAと海外オンラインMBAの選び方

日本でMBA(経営学修士)の取得を目指したいという人も多いでしょう。

日本国内でMBAを取得する方法は、日本国内の大学院に通う国内MBAと、講義をオンラインで受けるオンラインMBA(国内・海外)の2種類です。

本記事では、国内MBAと海外のオンラインMBAに焦点を当て、それぞれのメリットを解説します。自身のライフスタイルに向いているのはどんな方法か、参考になれば幸いです。

目次
MBAとは
日本でMBAを取得する2種類の方法
日本のMBAランキング
日本でMBAを取得するなら、国内MBAと海外オンラインMBAどちらがいいのか?
日本でMBAを取得するならアメリカの大学が提供するオンラインMBAがおすすめ

MBAとは

MBAとは、Master of Business Administrationの略で、経営学修士のことを指します。経営学の大学院修士課程を修了すると授与される「学位」であり、資格ではありません。

MBAプログラムを提供している大学院は一般に「ビジネススクール」と呼ばれており、企業経営に関する幅広い分野について学び、経営のプロフェッショナルを育成することを目的としてカリキュラムが組まれています。

具体的なカリキュラムは、経営戦略やマーケティング、組織論、オペレーションマネジメント、アカウンティング、ファイナンス、生産管理、情報マネジメント、経済学など、企業経営に必要となるあらゆる知識を学びます。

1881年に設立されたアメリカのペンシルベニア大学ウォートン・スクールが世界初といわれ、1908年設立のハーバード・ビジネス・スクールがMBAプログラムの基礎を築いたとされています。

MBAの取得方法は大きく分類すると、5種類の方法があります。それぞれの取得方法と費用相場、講義での言語は次の通りです。

項目 海外フルタイムMBA 国内フルタイムMBA 海外パートタイムMBA 国内パートタイムMBA オンラインMBA
取得方法例 仕事を退職または休職 海外で仕事をしながら、土日や平日夜間通学してMBAを取得する 仕事をしながら、国内で土日・平日夜間に通学してMBAを取得する 仕事をしながら、インターネットで自宅等にてMBAを取得する
企業派遣で海外に留学してMBAを取得する 企業派遣で国内にてMBAを取得する
履修期間例 1~2年 最短1~2年 最短1~2年 最短1~2年
費用相場
※1 ※2
800万~900万円程度 150万~350万円 300万~700万円程度 130万~330万円 200万~300万円
言語 英語・スクールのある国の言語 主に日本語 英語・スクールのある国の言語 主に日本語 国内・海外によって異なる

※1:海外フルタイム・海外パートタイムでの費用は初年度の学費の目安です。
※2:地域や大学によって費用に差があります。

海外フルタイムMBAは、授業料だけでなく留学費用も発生するため、国内フルタイムMBAと比較すると費用相場は高額です。

5種類の中でも比較的安価で取得できる方法はオンラインMBAです。インターネットで講義を受講できるため、通学せずに自宅からMBA取得を目指せます。

日本でMBAを取得する2種類の方法

前項で紹介した種類の中で、MBAを日本で取得する場合、「MBAプログラムがある日本の大学院に通う」、または「オンラインで海外・国内の大学院のMBAプログラムを履修する」の2つの方法があります。

それぞれの方法を具体的に見ていきましょう。

取得方法①MBAプログラムがある日本の大学院に通う

日本でMBAを取得するためには、MBAプログラムがある日本の大学院に通う方法があります。

日本のビジネススクールでは、慶應義塾大学ビジネス・スクールが国内初であり、現在では全国の多くの大学院でMBAプログラムが開講されています。

イギリスの経済紙である『THE FINANCIAL TIMES』や、毎年9月に発表する世界大学ランキングであるイギリスの『QS World University Rankings』のランキング上位には日本の大学院はランクインしていません。

しかし日本でも、「世界的に認められた水準のMBAプログラムがある」と第三者の評価機関から認定されることで得られる「国際認証」を取得する大学院は増えています。そのため、国内MBAでも一部のビジネススクールの品質は保証されています。

国際認証を取得している日本国内の大学院の一部を以下に示します。

  • 名古屋商科大学大学院(AACSB・EQUIS・AMBA)
  • 早稲田大学大学院(AACSB・EQUIS)
  • 慶應義塾大学大学院(AACSB)
  • 立命館アジア太平洋大学大学院(AACSB・AMBA)
  • 国際大学大学院(AACSB)
  • 一橋大学大学院(AACSB)

※2023年4月時点アビタス調べ。カッコ内は国際認証機関名

国際認証機関は、アメリカのフロリダに本部があるAACSB、イギリスのロンドンに本部があるAMBA、ベルギーのブリュッセルに本部があるEFMD(認証名はEQUIS・EPAS)があります。この3つが三大認証機関と呼ばれています。

これらの機関の認証審査項目は多岐にわたり、認証を維持していることはビジネススクールの質が高いことの証です。少なくとも1つ以上の認証を受けているか、確認するとよいでしょう。

取得方法②オンラインで海外・国内の大学院のMBAプログラムを履修する

次に、オンラインで海外・国内の大学院のMBAプログラムを履修する方法を見ていきます。

海外の一部の大学院ではオンラインでMBAプログラムを提供しており、各スクールに直接入学手続きをすることで履修が可能です。

また、日本のスクールが海外の大学院と提携し、海外MBAプログラムを提供しているケースもあります。代表的な例としては、ボンド大学(オーストラリア)やマサチューセッツ州立大学(アメリカ)が挙げられます。

アビタスでは、アメリカ・マサチューセッツ州立大学のMBAプログラムを提供しています。日本国内で海外MBAの取得を目指すことが可能です。

英語での入学手続きや講義の受講が不安だという人は、ぜひアビタスのマサチューセッツ大学MBAプログラムの受講を検討してください。

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日本のMBAランキング

基本的に日本のMBAのみを対象とした権威あるランキングは無いため、MBAのランキングを発表している『QS World University Rankings』から、それぞれの日本のMBAの順位を見ていきましょう。

まず『QS World University Rankings』の全日制ビジネススクールを対象にした「World University Rankings - Full Time MBA: Global 2023」の順位を見ていきます。

日本の大学院は100位以内には入っていませんが、以下の3校がランクインしていました。

日本国内における順位 大学院 実際の掲載順位
1位 一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻 101位~110位
2位 名古屋商科大学大学院 ビジネススクール 111位〜120位
3位 早稲田大学 大学院経営管理研究科 121位~130位

参考:QS「World University Rankings - Full Time MBA: Global 2023」

次に、『Eduniversal』のランキングを見ていきます。Eduniversalは1,000校のトップビジネススクールが提供する12,000の教育プログラムを対象としたランキングです。

パルムという単位でランキングを作成しており、世界に強い影響力を持つビジネススクールが5パルムという最高ランクを得られ、地域密着型の良いビジネススクールが2パルムという評価になっています。

ランキングは下記の通りです。

上がった年収の金額 割合
5パルム 1位:早稲田大学大学院経営管理研究科
2位:慶應義塾大学ビジネス・スクール
4パルム 1位:名古屋商科大学ビジネススクール
2位:神戸大学大学院経営学研究科
3位:東京理科大学経営学部
4位:京都大学大学院経済学研究科・経済学部
5位:一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻
6位:国際大学大学院国際経営学研究科
3パルム 1位:立命館アジア太平洋大学大学院
2位:北海道大学大学院経済学研究院
3位:明治大学大学院グローバル・ビジネス研究科
4位:青山学院大学大学院国際マネジメント研究科
5位:法政大学大学院経営学研究科
6位:東北大学大学院経済学研究科
7位:関西大学大学院経済学研究科
8位:九州大学大学院経済学研究院
2パルム 1位:筑波大学人文社会ビジネス科学学術院国際経営プロフェッショナル専攻
2位:同志社大学大学院ビジネス研究科
3位:立教大学大学院経営学研究科

参考:Eduniversal「University and business school ranking in Japan」

『QS World University Rankings』で日本の大学で3位になっている早稲田大学のビジネススクールが、こちらでは最高ランクの5パルムにノミネートされています。

日本でMBAを取得するなら、国内MBAと海外オンラインMBAどちらがいいのか?

日本でMBAを取得する場合に、国内MBAと海外オンラインMBAのどちらが良いのか気になるでしょう。

「国内MBAの教育水準の低下」や「取得によるリターンが不明瞭」などの不安感から、日本国内でMBAを取得しても意味がないと考えている人も少なくありません。

しかし、MBAを取得することで、ビジネスにおける体系的な知識やスキルを身につけることができます。現在就業している会社の事業だけでなく、転職や起業などにおいても無駄になることはないでしょう。

改めて記載しますが、MBAプログラムは大きく分けて国内MBAと海外MBAの2つがあります。

この2つの大きな違いとしてあげられるのが、多くの国内MBAは日本語でプログラムを提供し、海外MBAは英語でプログラムを提供している点です。

さらに、日本にいながらMBAを取得したい場合、国内MBAと海外オンラインMBAの2種類の選択肢があります。国内オンラインMBAという選択肢もありますが、ここでは分かりやすく国内と海外で分けてメリットを比較していきます。

国内MBAのメリット

国内MBAのメリットは、海外MBAよりも学費を安く抑えられる点です。また、母国語で講義を受けることができるため、講義内容への理解がより深まるでしょう。

他にも下記のメリットがあげられます。

  • 海外オフライン(通学)MBAプログラムよりは費用を安く抑えられる
  • 日本語で講義が受けられる
  • 国際認証を得ている大学が選びやすい
  • オフライン(通学)MBAより学費が安い
  • 働きながら学べる

ここでは、国内MBAのメリットについて詳しく見ていきます。

海外オフライン(通学)MBAプログラムよりは費用を安く抑えられる

先ほど『QS World University Rankings』にランクインしていた一橋大学大学院、名古屋商科大学大学院、早稲田大学大学院の学費を見てみましょう。

大学院 講義日・時間帯 コース 学費
一橋大学大学院(ICS) 全日制 2年制(1年次) 1,567,920円
名古屋商科大学大学院(NUCB) 週末 2年制(2年次) 1,430,000円
1年制(英語) 2,580,000円
早稲田大学大学院(WBS) 全日制 2年制(1年次) 1,843,000円
1年制 3,027,000円
夜間 2年制(1年次) 1,663,000円

3校の学費を見ると、1年間で150万〜300万円程度の費用が必要であることが分かります。

参考:一橋大学大学院「入試概要|MBA|授業料」
参考:名古屋商科大学大学院「入学案内|学費|学納金《2023年度4月入学者例》」
参考:早稲田大学大学院経営管理研究科「受験生の方へ|学費・奨学金・教育訓練給付金」

次に海外MBAの学費を見ていきましょう。

イギリスの経済紙『THE FINANCIAL TIMES』のビジネススクールランキング「MBA 2023」において、第1位のColumbia Business School (US)、第2位のInsead Business School(France/Singapore)、第3位のIese Business School(Spain)の学費は下記の通りです。

スクール 学費 学費 (日本円)
Columbia Business School(US) 80,472ドル 約1,070万円
Insead Business School(France/Singapore) 87,000ユーロ 約1,270万円
Iese Business School(Spain) 99,500ユーロ 約1,460万円

※アビタス調べ。2023年4月時点
※2023年4月9日時点の為替レート(1ドル:132.1円、1ユーロ:145.3円)で日本円へ換算しています。

海外MBAの学費は1,000万円を超えており、国内のMBAと比べると高額です。

上記の学費に加えて、さらに渡航費や生活費等の留学費用をプラスすると2,000万円ほどかかります。

そのため、海外MBAと比較すると、国内MBAは留学費用が必要ない分、取得費用を安く抑えられるでしょう。

参考:Columbia Business School|MBA Tuition & Financial Aid
参考:Insead Business School「Together,We belong」
参考:Iese Business School「Our Campuses」
参考:THE FINANCIAL TIMES「Business school rankings|MBA 2023」

日本語で講義が受けられる

国内MBAでは母国語の日本語で講義を受けられる点が大きな利点です。

仮に英語が得意という人でも、英語での講義より母国語での講義の方がより理解が深まるでしょう。

また英語力が足りない場合、英語から日本語に変換する時間がかかってしまいます。内容を理解するために必要以上に時間がかかり、講義についていけなくなる可能性も否定できません。

海外オンラインMBAのメリット

海外オンラインMBAには、国際認証を得ているプログラムが多くあります。また、海外滞在費用や学費を抑えつつ、現地留学した際に得られる学位と同等のものを取得できる点が大きなメリットです。

ここでは、海外オンラインMBAのメリットを見ていきます。

国際認証を得ている大学が選びやすい

海外オンラインMBAでは、多くのビジネススクールが国際認証を取得しています。

『THE FINANCIAL TIMES』のランキング「Online MBA 2023」の上位3校が取得している国際認証は以下です。

スクール 国際認証
IE Business School ・AACSB
Warwick Business School ・AACSB
・AMBA
・EQUIS
Imperial College Business School ・AACSB
・AMBA
・EQUIS

参考:Warwick Business School「About us|Rankings」
参考:Imperial College Business School「About us|Rankings, facts and figures」
参考:IE Business School「News|IE University’s Bachelor in Business Administration accredited by AACSB」
参考:THE FINANCIAL TIMES「Business school rankings|Online MBA 2023」

先述したように、国際認証を取得している大学院であれば、世界標準に達するレベルであることが約束されています。

国際認証機関の中でも、世界で認められた三大認証機関であるAACSB、AMBA、EFMD(EQUIS・EPAS)の全ての認証を取得することは「トリプルクラウン」と呼ばれており、2位と3位の2校は三大認証機関全ての認証を取得しているトリプルクラウンとなっています。

国際資格の専門校であるアビタス(東京)が提供するアメリカ・マサチューセッツ州立大学のMBAプログラムは、国際認証AACSBを取得しています。

また、アメリカのメディアが発表するオンラインMBAランキングにおいて、同プログラムは2021年には18位にランクインしています(U.S. News & World Report.誌2021年オンラインMBAランキング)。

さらに、2023年には、Fortune Educationの「Best Online MBA Programs in 2023」で9位にランクインしており、高い評価を受けています。

世界有数のMBAプログラムがひしめくアメリカにおいて、上位を獲得していることはプログラムの質の高さを証明しています。

国際認証を得ている国内のオンラインMBAを探すことは難しいでしょう。しかし、海外オンラインMBAであれば、認証を得ているスクールが多くあるため、選択肢の幅が広がります。

参照:Fortune Education「Best Online MBA Programs in 2023」

オフライン(通学)MBAより学費が安い

海外オンラインMBAプログラムなら、日本にいながら海外で通学して取得する学位と同じ学位が取得でき、学費を抑えることができます。

『THE FINANCIAL TIMES』のランキング「Online MBA 2023」ランキングにおける上位3校の学費を見ていきましょう。

スクール 学費 学費(円)
IE Business School (Spain) 82,300ユーロ 約120万円
Warwick Business School(UK) 35,045ポンド 約580万円
Imperial College Business School(UK) 45,700ポンド 約760万円

※アビタス調べ。2023年4月時点
※2023年4月9日時点の為替レート(1ポンド:164.12円、1ユーロ:145.32円)で日本円へ換算しています。

参考:THE FINANCIAL TIMES「Business school rankings|Online MBA 2023」

先ほどの1年間で1,000万円程度の学費がかかる海外オフライン(通学)MBAと比較すると、海外オンラインMBAの学費は500万〜700万円程度です。海外オフライン(通学)MBAよりも大幅に学費を抑えられます。

グローバル人材としてのビジネススキルを無理なく身につけたいけど海外の大学院に通う費用がない、という人には海外のオンラインMBAプログラムがおすすめです。

働きながら学べる

オンラインMBAであればWeb上で受講可能であるため、自宅やコワーキングスペース、ホテルなどからも、講義やグループワーク、ディスカッションに参加できます。

自身の通いやすい時間帯に講義を行っている大学院を選択することもできるため、働きながら学べる点も大きなメリットです。

日本でMBAを取得するならアメリカの大学が提供するオンラインMBAがおすすめ

本記事では、MBAを日本で取得する方法や、国内MBAと海外MBAの違いを解説しました。

グローバルな活躍を目指すビジネスパーソンにおいて、MBAプログラムの中でもグローバルビジネスをけん引する「ビジネスの公用語である英語を主体に学ぶアメリカのMBA」は特に人気が高くなっています。

しかし、留学すると学費と渡航費・滞在費を含めて2,000万円ほどが必要になり、さらに現在の仕事を退職するか休職する必要があります。

そんな場合には、アメリカの大学が提供するオンラインMBAプログラムを受講するのがおすすめです。

オンラインMBAプログラムなら日本にいながらグローバルで評価されるアメリカのMBAを留学するよりも安価で取得できます。

アビタスでは、国際認証を受けた「マサチューセッツ大学MBAプログラム」を受講できる

国際資格の専門校であるアビタス(東京)が提供する「マサチューセッツ大学MBAプログラム」では、オンラインで、現地で通学して取得するのと同じMBAの学位が取得できます。

世界のトップスクール同様、国際認証AACSBを取得しているため講義の質は保証されており、修了後はグローバル人材として認められます。

日本国内でアメリカのMBAを取得したいと考えている方は、ぜひアビタスにご相談ください。

まずは無料の説明会にご参加ください。

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