本ウェブサイトでは、Cookieを利用しています。本ウェブサイトを継続してご利用いただく際には、当社のCookieの利用方針に同意いただいたものとみなします。

  • 2023/08/31公開

管理部門向け資格のおすすめ9選!職種ごとに紹介

管理部門向け資格のおすすめ9選!職種ごとに紹介

管理部門には経理・財務や人事・労務など様々な職種があり、それぞれおすすめの資格も異なります。そのため、スキルアップのためにはどの資格取得を目指せばよいのか分からないと悩んでいる方もいるでしょう。

そこで本記事では、管理部門向けのおすすめの資格を職種別にご紹介します。ぜひ参考にしてください。

目次
管理部門【経理・財務】向けにおすすめの資格
管理部門【人事・労務】向けにおすすめの資格
管理部門【法務】向けにおすすめの資格
管理部門【経営企画】向けにおすすめの資格
管理部門【広報・IR】向けにおすすめの資格
管理部門【内部監査】向けにおすすめの資格
管理部門向けの資格取得はスキルアップへの近道

管理部門【経理・財務】向けにおすすめの資格

経理や財務向けのおすすめの資格は簿記検定と公認会計士の2つです。本記事では、この2つの資格について詳しく紹介していきます。

なお、経理でスキルアップを目指す場合、BATIC(国際会計検定)やFASS検定(経理・財務スキル検定)もおすすめです。気になる方は下記の記事もご覧ください。

関連記事:Abitus「選ばれる理由|アビタスコラム|経理でスキルアップしたい人必見!キャリアプランやおすすめの資格」

簿記検定(日商簿記検定)2~3級

簿記検定は経理や財務の知識を身につけられる資格です。事業資金の確保に必要な賃借対照表や損益計算書を作成できるようになるため、企業の経営状態を把握し、改善点を分析できるスキルが身につきます。

3級は簿記検定の入門資格であり、経理・財務の基本的な知識を習得したい方におすすめです。一方、2級は3級よりも実践的な知識が問われ、財務諸表から経営状況を的確に把握できるようになります。

資格取得までに必要な勉強時間は2級で150〜200時間、3級で100時間が目安です。

参照:日本商工会議所・各地商工会議所「商工会議所の検定試験|簿記」

公認会計士

公認会計士は監査業務が行える唯一の国家資格であり、資格を取得することで会計のプロフェッショナルとして独立した立場で監査を行えるようになります。

公認会計士の業務は、企業の決算内容をチェックする監査証明、会計や税務に関する業務、コンサルティング業務などが挙げられます。

資格取得の難易度は極めて高く、2022年の合格率は7.7%でした。合格まで2,500〜3,500時間程度の勉強時間を確保する必要があるといわれています。

参照:日本公認会計士協会「公認会計士とは|公認会計士試験について」
参照:公認会計士・監査審査会「令和4年公認会計士試験の合格発表の概要について」

管理部門【人事・労務】向けにおすすめの資格

管理部門の人事・労務向けのおすすめの資格としては、社会保険労務士とキャリアコンサルタントが挙げられます。本記事では、この2つの資格について詳しく紹介していきます。

なお、従業員を精神的な側面からサポートしたい場合は、メンタルヘルス・マネジメント検定もおすすめです。

社会保険労務士

社会保険労務士は、適切な労働管理や労働社会保険に関連する指導を行う専門家であり、労務管理のスペシャリストと呼べる存在です。雇用保険などの書類作成や手続き、助成金の支給申請などを行います。

人を管理する立場である人事・労務にとって必要な労働管理に関する知識を、社会保険労務士の資格を取得することで身につけられます。

社会保険労務士の2022年度の合格率は5.3%でした。試験では法律に関する幅広い知識が求められるため、難易度の高い資格といえます。一般的に800〜1,000時間程度の勉強時間が必要といわれています。

参照:全国社会保険労務士会連合会試験センター「社会保険労務士試験とは|社会保険労務士制度について」
参照:厚生労働省「第54回社会保険労務士試験の合格者発表」

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントとは、新卒者や転職者のカウンセラーとして就職やキャリア形成のアドバイスを行う専門家です。

キャリアコンサルタントの試験は学科試験と実技試験の2種類があり、同時受験者の合格率は50〜60%を推移しています。なお、2023年3月に実施された第22回試験の同時受験者の合格率は59.3%でした。

資格取得にあたり、実務経験が3年未満の場合は厚生労働大臣認可の「キャリアコンサルタント養成講座」の受講が必須です。養成講座の受講後、学科試験に臨みます。

資格取得に必要な勉強時間としては、養成講座での学習が150時間程度、学科試験対策が100~200時間程度とされています。

参照:日本キャリア開発協会「キャリアコンサルタント試験|試験について」
参照:日本キャリア開発協会「第22回キャリアコンサルタント試験 試験結果」

管理部門【法務】向けにおすすめの資格

法務向けにおすすめの資格は、個人情報保護士とビジネス実務法務検定の2つです。本記事では、この2つの資格について詳しく紹介していきます。

なお、難易度は非常に高いものの、法律全般について深く理解したい場合は弁護士もおすすめです。コンプライアンスの知識を得たい場合は、ビジネスコンプライアンス検定の資格取得も検討してみるとよいでしょう。

個人情報保護士

個人情報保護士は、2005年の個人情報保護法施行に伴い設けられた資格です。個人情報を適切に管理・運用する方法についての知識の習得が可能です。

多くの個人情報に触れる機会がある法務部門では、個人情報保護士のスキルが活用できます。また、社員教育の一環として受験を推進している企業も多くあります。

合格までに必要な勉強時間は50〜60時間程度といわれています。

参照:一般財団法人全日本情報学習振興協会「個人情報保護士認定試験」

ビジネス実務法務検定

ビジネス実務法務検定では、法務をはじめとする様々な職種に求められる法律の知識を習得できます。法律の知識を身につけることで業務上のリスクを回避し、企業へのダメージを防止できます。

ビジネス実務法務検定には1〜3級の3つのクラスがあります。必要な勉強時間の目安は、1級が200〜250時間程度、2級が60〜90時間程度、3級が45〜60時間程度です。

試験は年に2回実施されます。2022年度に実施された試験の平均合格率は次の通りです。

合格率
1級 8.9%
2級 51.6%
3級 83.2%

2級と3級は受験者の半数以上が合格しています。1級の合格率は8.9%と、2級・3級よりも難易度が高くなります。

参照:東京商工会議所「ビジネス実務法務検定試験|ビジネス実務法務検定試験とは」 参照:東京商工会議所「ビジネス実務法務検定試験|ビジネス実務法務検定とは|データ」

管理部門【経営企画】向けにおすすめの資格

経営企画に向いている資格は中小企業診断士です。

また資格ではないものの、MBAもおすすめです。MBAとは経営学修士のことで、取得の過程で経営の知識や課題解決力が身につきます。

ここでは、国家資格である中小企業診断士について詳しく見ていきましょう。

中小企業診断士

中小企業診断士は中小企業における経営の課題に対応するために、診断とアドバイスを行う専門家です。

経営コンサルタントとしての知識を身につけられるため、経営企画に向いている資格といえます。

試験は第1次試験と第2次試験があります。2022年度の合格率は第1次試験が28.9%、第2次試験が18.7%でした。合格までに必要な勉強時間は1,000時間と言われています。

参照:一般社団法人中小企業診断協会「診断士制度|中小企業診断士ってなに?」
参照:一般社団法人中小企業診断協会「中小企業診断士試験 申込者数・合格率等の推移」

管理部門【広報・IR】向けにおすすめの資格

広報・IR向けのおすすめの資格はPRプランナーです。ここでは、PRプランナーの概要について見ていきます。

IR担当は、経営陣に株主や投資家らの声を報告すること、インターネット上のIR情報の管理・運営をすることも業務内容に含まれます。そのため、PRプランナーのほか、民間資格であるビジネス文書検定の取得も選択肢の1つです。

PRプランナー

PRプランナーとは広報・PRの基本的な知識や実践的なスキルを習得できる資格です。一定以上のPRスキルに達している証明になり、広報やIRの仕事に就いている方、転職予定の方に向いている資格といえます。

スキルの段階によって1次試験から3次試験に分かれており、PRプランナー補・准PRプランナー・PRプランナーの資格が認定されます。

PRプランナーの第1~33回試験のデータから見る平均合格率は、次の通りです。

試験 合格率
1次試験 74.8%
2次試験 76.5%
3次試験 50.2%

参照:公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会「PRプランナー資格認定制度|資格認定制度について」
参照:公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会「PRプランナー資格認定制度|資格認定制度について|過去の合格率(1次試験)」
参照:公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会「PRプランナー資格認定制度|資格認定制度について|過去の合格率(2次試験)」
参照:公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会「PRプランナー資格認定制度|資格認定制度について|過去の合格率(3次試験)」

管理部門【内部監査】向けにおすすめの資格

管理部門全般におすすめの資格は、管理部門にも含まれる国際的な資格のCIA(公認内部監査人)です。日本国内の資格であれば、内部監査士もおすすめの資格といえます。

ここでは、CIAに焦点を当てて、解説します。

CIA(公認内部監査人)

CIAとは内部監査における知識やスキルを証明できる唯一の国際的な資格です。資格取得までに必要な勉強時間は400時間程度といわれています。

管理部門全般にCIA資格をおすすめする理由は、取得の過程で得られる内部監査の知見がリスクマネジメントや内部統制にも活用できるからです。得られた知見が、所属部門のリスク管理において有効に働くこともありえます。

また、資格を取得することで内部監査部門への異動や転職も有利になり、キャリアアップにつながります。結果として、中長期的に活躍できる人材になれることでしょう。

CIAについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

関連記事:Abitus「CIA|CIAを知る」
関連記事:Abitus「CIA|選ばれる理由|アビタスコラム|内部監査に資格は必要?CIAとその他7つの資格の特徴を紹介」

管理部門向けの資格取得はスキルアップへの近道

管理部門といっても職種によっておすすめの資格は異なります。

経理・財務向けであれば簿記検定や公認会計士、人事・労務向けであれば社会保険労務士やキャリアコンサルタントなどが挙げられます。

おすすめの資格の中でも、CIA(公認内部監査人)は資格取得の過程で内部監査の知見が得られるため、リスクマネジメントや内部統制の知識やスキルを身につけられます。そのため、管理部門全般におすすめの資格です。

管理部門の職種において資格取得を目指している方は、CIAの取得を検討してみましょう。

CIA(公認内部監査人)を目指すならアビタス

アビタスでは2005年にCIAプログラムを開講して以来、圧倒的な合格実績を挙げ続けています。合格率を上げるために、オリジナル教材と講師の質の良さを求めています。

講師は対法人向けの内部監査の実務研修も行っており、専門分野の知識だけでなく、ティーチングスキルにも優れているのが魅力的です。

また、通学・通信を併用できるコースやスキマ時間で学習できるコンテンツなども揃えており、忙しい社会人でも効率良く学習できる環境が整っています。

CIAをはじめとする内部監査に関連する資格の取得を目指している方は、ぜひアビタスの利用を検討してみてください。

まずは無料の説明会にご参加ください。

※記事に記載の内容は2023年7月時点のものを参照しています。

合わせてお読みください

最近のエントリー

カテゴリから探す