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  • 2023/11/21公開

CRMA®(公認リスク管理監査人)とは?難易度や仕事内容について解説

CRMA®とは、リスク管理および内部監査の専門家として高い知識を持つことを証明する、国際的な資格です。

本記事では、CRMA®の試験内容や難易度、仕事内容、将来性などについて分かりやすく解説します。

目次
CRMA®(公認リスク管理監査人)とは
CRMA®(公認リスク管理監査人)の試験内容
CRMA®(公認リスク管理監査人)の難易度
CRMA®(公認リスク管理監査人)の仕事内容は?
CRMA®(公認リスク管理監査人)の将来性
CRMA®は内部監査に役立つ資格

CRMA®(公認リスク管理監査人)とは

CRMA®(公認リスク管理監査人:Certification in. Risk Management Assurance)とは、リスク管理や内部監査、リスク評価、コンプライアンスなどに関する高い専門知識があることを証明できる、国際的な資格です。資格を保持するためには、継続的な学習が必要になります。

アメリカや日本をはじめ様々な国で受験できます。日本でもリスクを適切に管理し内部監査の信頼性を高めたい企業は増加しており、ニーズの高い資格といえるでしょう。

CRMA®(公認リスク管理監査人)の試験内容

CRMA®の試験内容は次の3つのドメインから構成されています。

  • ドメイン I: 内部監査の役割と責任
  • ドメイン II: リスク管理ガバナンス
  • ドメイン III: リスク管理の保証

CRMA®は非公開の試験で、試験内容の不正な開示は禁じられています。ここでは、公式サイトに公開されている情報を基に、各項目の詳細について詳しく見ていきましょう。

参照:The Institute of Internal Auditors「Exam Prep Resources Exam Syllabus|Certification in Risk Management Assurance® (CRMA®) Exam Syllabus – Updated 2021」

ドメイン I:内部監査の役割と責任

ドメインⅠ「内部監査の役割と責任」は、「役割と能力」と「調整」の2項目からなっています。主な内容を見ていきましょう。

項目 詳細
役割と能力 リスク管理に関する内部監査活動に対する、適切な保証やコンサルティングサービスの決定
リスク管理の保証およびコンサルティングサービスを提供するために必要な知識・スキル・能力の決定
調整 組織全体のリスク管理戦略とプロセスの確立の推奨、既存戦略やプロセス改善への貢献
リスク保証の取り組みを調整し、他の内外の保証プロバイダー業務に依存すべきかどうかの決定

ドメインⅠは、試験全体の20%を占めます。

参照:The Institute of Internal Auditors「Exam Prep Resources Exam Syllabus|Certification in Risk Management Assurance® (CRMA®) Exam Syllabus – Updated 2021」

ドメイン II:リスク管理ガバナンス

ドメインⅡ「リスク管理ガバナンス」は、「ガバナンス、リスク管理および制御のフレームワーク」と「リスク管理の統合」の2項目からなっています。

主な内容を見ていきましょう。

項目 詳細
ガバナンス、リスク管理および制御のフレームワーク 組織のガバナンス構造の評価およびリスク管理の概念の適用の評価
組織に適切なリスクと管理フレームワークの概念および原則の適用の評価
リスク管理の統合 経営陣のリスク管理への取り組みの評価および目標、戦略設定、パフォーマンス管理、運用管理システムへのリスク管理の統合の分析
戦略や目標達成に影響を与える変化や新たなリスクの特定および対応力の評価

ドメインⅡは、試験全体の25%を占めます。

参照:The Institute of Internal Auditors「Exam Prep Resources Exam Syllabus|Certification in Risk Management Assurance® (CRMA®) Exam Syllabus – Updated 2021」

ドメイン III:リスク管理の保証

ドメインⅢ「リスク管理の保証」は、「リスク管理アプローチ」「保証プロセス」「コミュニケーション」の3項目からなっています。

主な内容を見ていきましょう。

項目 詳細
リスク管理アプローチ リスク評価のための様々なアプローチとプロセスの評価
リスク管理や保証プロセスをサポートするデータ分析手法の選択
保証プロセス 経営陣のリスク特定および評価プロセスの設計と適用の評価
リスク管理フレームワークを利用した様々なソースから組織全体のリスクを評価
コミュニケーション 監査プロジェクトのコミュニケーションおよび報告プロセスの管理と、エンゲージメントの結果の提供
主要なリスクへの経営者の対応の評価および経営者が組織にとって許容できないレベルのリスクを受け入れた場合の取締役会への通知

ドメインⅢは、試験全体の55%を占めます。

参照:The Institute of Internal Auditors「Exam Prep Resources Exam Syllabus|Certification in Risk Management Assurance® (CRMA®) Exam Syllabus – Updated 2021」

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CRMA®(公認リスク管理監査人)の難易度

CRMA®の問題内容は公開されていませんが、試験について以下の内容は公表されています。

項目 詳細
試験時間 150分
問題数 120問
日本語での受験 不可(英語のみ受験可能)
申込要件 有効なCIA資格
認定要件 5年間の内部監査およびリスクマネジメント実務経験

CRMA®として認定されるためには、5年間の内部監査およびリスクマネジメント実務経験が求められています。多くの場合、働きながら受験勉強しなければなりません。

英語でしか受験ができない点と、申込要件にCIA(公認内部監査人)が必要である点から考えると、受験までの難易度は高いと言えそうです。

参照:The Institute of Internal Auditors「認定資格受験者ハンドブックp.26」

CRMA®(公認リスク管理監査人)の合格率

CRMA®の世界的な合格率は50%です。

ただし、2023年現在で英語でしか受験できないため、難易度が高いと感じる人も多いでしょう。しかしながら、CRMA®を取得することは、内部監査人やリスクマネジメントの分野の高度な知識のみならず、英語力の証明にもつながります。

参照:The Institutate of Internet Auditors「Certification Program Pass Rates」
参照:The Institutate of Internet Auditors「IIA 専門資格認定試験ガイド」

CRMA®(公認リスク管理監査人)の仕事内容は?

CRMA®は、リスク管理と内部監査についての高度な知識やスキルを持つことを証明できる資格です。

ここでは、仕事内容と就職先について、詳しく見ていきましょう。

CRMA®(公認リスク管理監査人)の仕事内容

CRMA®の業務内容としては以下のような内容が例として挙げられています。

  • ERM体制の構築や運営支援
  • 内部監査機能の評価、導入、運用支援
  • アドバイザリー業務
  • リスクマネジメントに関するコンサルティング業務

内部監査やリスクマネジメントの専門家として、企業内に属する場合もあれば、コンサルティングとして企業の支援を行うケースもあります。

CRMA®(公認リスク管理監査人)の就職先は?

資格取得者の主な就職先は次の通りです。

  • 外資系企業
  • コンサルティング会社
  • 監査法人
  • 金融機関
  • 証券会社

CRMA®は国際的な認知度の高い資格です。そのため、内部監査が必要となる上場企業などの大企業はもちろんのこと、グローバルに展開している企業への就職も検討できます。

また、内部監査が必須ではない規模の会社においても、企業の成長・発展のためにリスク管理や内部統制が求められることは少なくありません。業種や規模を問わず、多くの企業を就職先候補にできる資格と言えます。

CRMA®(公認リスク管理監査人)の将来性

内部監査は、企業が健全な経営を維持し、問題点を改善するために欠かせない制度の1つです。内部監査には、高度な専門的知識や高いスキルが必要になります。

また、現在においてはほとんどの企業でIT(情報技術)を活用しており、情報漏えいなどのセキュリティ問題やシステムダウン時の対応など様々なリスクが発生しています。このような状況下において、リスクマネジメントは欠かせません。

そのため、リスク管理と内部監査に対して専門性を持つことが証明されるCRMA®は将来性のある資格といえます。

CRMA®は内部監査に役立つ資格

CRMA®は、リスクマネジメントと内部監査についての高度な専門的知識が必要となる国際的な資格です。

内部監査が必須となる大企業はもちろんのこと、外資系企業・コンサルティング会社・監査法人・金融機関・証券会社など、多くの企業で高いニーズがあります。

ただし、資格取得には、CIA(公認内部監査人)資格の保有や、5年間の内部監査およびリスクマネジメント実務経験が必要です。また、資格を維持するためには教育継続プログラムへの参加が欠かせません。

資格取得の目的に応じてCFE®(公認不正検査士)も検討しよう

CFE®(公認不正検査士)は、不正の防止・発見・抑止に関して高い専門知識を持つことを証明できる国際的な資格です。

CFE®資格を取得すると、内部監査業務やコンプライアンス部署を担当する際に必要となる知見を広げられます。また、企業内外で発生する様々な不正の予防や抑制にも役立つ資格だと言えるでしょう。

CFE®資格も、コンサルティングファーム、監査法人、会計事務所、金融機関、保険会社、大手企業など様々な企業でニーズが高まっている資格の1つです。

企業の不正リスクへの対応、不正調査、不正の防止や抑止についての知識を身につけたい方は、CFE®資格の取得も検討してみましょう。

まずは無料の説明会にご参加ください。

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