CIAを目指した理由
60歳を前にして、会社組織からはじき出されないようにするための防御策。うちの会社は従前から、希望すれば65歳までは何らかの形で面倒を見てくれるシステムであるが、従前は60歳に到達すると給与が2割自動減額になるシステムであった。2026年1月に会社は抜本的な改定を実施し、60歳に到達しても自動的に給与が下がることはなくなった。これにより、60歳をすぎても職能と意思があれば、それ以前と同じ職務と処遇を与えてもらえる一方で、職能がないと従前以上に厳しい処遇になることが想定された。55歳直前で監査部に異動したので、フリンジベネフィットも高い銀行本体に残るには、監査部にこのまま残り続けるしか選択肢がない(さもなければ子会社や外部出向)。部内では4割が資格保有者にて、自分でも資格保有を通じて見える形で職能を示す必要があった。
アビタスを選んだ理由・メリット
できれば高額な受講料を自腹で負担するのは、嫌であったが、合格するにはそれ以外選択肢はなかった。うちの会社はCIA取得に、アビタスを推奨しており、受講料を市中価格よりも割安で受講できる仕組みを作ってくれてはいるが、それでも12万円近い負担は重い。会社の同僚は、アビタスを受講せず、中央経済社の「内部監査基本テキスト」を繰り返し読み込んで合格しており、「何周かすればコツがつかめてくる。自分の周りの合格者もアビタスを使ってない方が多いのではないか」と聞き、自分もそうしようと考えた。しかしながら、同テキストは現行第4版が最新版で、IPPF改定前のバージョンで、現行のIPPFをもとにした試験には使えない。それゆえ、腹を決めてアビタスを利用しないと合格できないと資金負担を覚悟した。
CIAの学習を通じて得た事、メリット等
学習を通じて得たことは資格取得それだけで、合格するまではいわば拘置所にいるような感覚で、まったく気分が晴れなかった。そもそもCIA試験が難しいのは、偏に過去問題が開示されていないからで、過去問題が開示されていれば、自分の間違った問題を振り返り、知識や考え方を改めて再試験に臨めるので、決してIIAにも悪いことはないはずだが、なぜIIAはそうしないのか。日本の大学受験で過去問だけ徹底的に解いて、回答のコツをつかんで、合格するようなケースを恐れているのか。逆に言えば、CIA受験者は座学はそんなに苦手ではないはずにて、過去問対策さえ十分できればそんなに難しい試験ではないということになる。実際に試験範囲の広がりを考えればそのようなレベルかもしれない。とにかく過去問を解く機会が与えられない試験で、IIAのその姿勢に納得がいかないでいた。
これからCIAを目指す方へのアドバイス等
数か月集中的に勉強して取得すべき資格にて、長丁場で時間を見つけて勉強などと考えない方がいいと思う。イメージとしては、MCは全部答えがわかるのが前提。MC全部理解して、模擬試験も解きなおして、本番の難しい試験では、ようやく8割のスコア(取りこぼしがないという前提)到達というところではないか。合格点を75%とすると、CIA試験特有の、日本語では設問の意図が理解できない問題、何を尋ねているのか理解に苦しむ問題、奇をてらった問題等々があるなかで、これらの問題は半分しかできないとして、上述の模擬試験まで理解したレベルで、普段以上にケアレスミスや思い違いをした回答をしてしまうと、75%確保は危うくなり、自分もパート2つではそんな感じで失敗した。