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人材サービス会社 内部監査室→監査法人
学習期間:約1年
当時所属していた会社が、市場替えを進めるにあたって内部監査を強化する方針であったため、自ら希望して内部監査室に異動。
異動後間も無く、「もうすぐ30歳になるし、そろそろ専門性を磨いて他社でも活躍できる人材になりたい」と考え、当初はUSCPAの取得を視野にアビタスを訪れたところ、「せっかく現在内部監査室にいらっしゃるのなら、まずはCIAから取得されてはいかがですか?」とカウンセラーの方から提案を受ける。
その後、アビタスのサンプルテキストや体験講義、インターネットなどから内部監査やCIAについて調べたところ、CIAはUSCPAより広い範囲でガバナンスや内部統制について理解を深められること、また、有資格者の年齢層が比較的高いため30歳前後でCIAを取得すれば希少価値があるなどと考え、CIAコースに申し込みました。
上記のとおり、元々CIAの受験がアビタスからの提案だったこともあり、他社での受講は検討しませんでした。
ただ、校舎の雰囲気や講師の教え方、テキストのクオリティや通信コース、綺麗で静かな自習室など、他社と比較するまでもなく満足のゆくものだと当初より感じていました。
CIAを取得する過程では、米国における不祥事や内部監査の発展、日米のガバナンスの違いなど、まさに近年日本でも盛んに取り沙汰されるトピックについて理解を深めることができ、非常に有意義でした。また、内部監査人としての心構えや振る舞いなどについても理解が深まり、実務においても確かな根拠と説得力を持って内部監査を行えるようになりました。
一方、試験については設問の意図が読み取れず、3回もパート不合格となってしまいましたが、テキストに加えて模擬試験の受験やIPPFの読み込みなどを行い、曖昧な部分の理解をより一層深めることで、何とか全科目合格することができました。
さらにCIA取得のメリットとして、当初の狙い通り、転職活動では相手方より「30歳前後で内部監査の実務経験があり、CIAを保有している方は非常に稀。ぜひ当社で働いてほしい」といったありがたいお言葉を複数いただきました。
結果としては年収大幅アップで監査法人に転職。苦しい時期もありましたが、CIAを取得して良かったと心から感じています。
CIAはテキストを読む限りではUSCPAや日商簿記1級ほど難しくはありませんが、実際にはかなり深い理解がないと設問の意図が読み取れず苦戦してしまいます。早い人で受講開始から全科目合格まで半年、普通であればおよそ1年以上かかるかと思います。それなりに金銭的・時間的な負担を要する資格だと思います。
試験が不合格で落ち込むときもあるかと思いますが、自分の場合は名刺やメールの署名欄にCIAや志望先企業について記載することで、CIA取得後のポジティブなイメージを思い描き、何とか乗り越えました。(ちなみに私の写真は、CIA合格後に参加した、アビタス主催の合格者パーティーのときのものです)
上述のとおり、CIAを取得することで、実務面では根拠と説得力を持って仕事を行えるようになりますし、キャリアアップまたはキャリアチェンジという観点からも非常に有効な資格だと思います。既に内部監査に従事されている方はもちろん、未経験ながら内部監査に関心のある方や何かしらの専門性を磨きたいという方にもオススメです。
最後に、ドラマ「半沢直樹」ではありませんが、内部監査の仕事は「正しいことは正しい、間違っていることは間違っている」と言える、従来の日本社会においては非常に稀で意味のある役割・機能だと考えています。現在の仕事や環境にモヤモヤを抱えている方がいらっしゃったら、ぜひCIAの受験を変化のきっかけにしていただければと思います。がんばってください!