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合格者の声

「なぜこの選択肢は誤りなのか。なぜこの選択肢が正解なのか」を意識しながら問題を解きました。

「なぜこの選択肢は誤りなのか。なぜこの選択肢が正解なのか」を意識しながら問題を解きました。

阿子島 隆さん

国内生命保険会社 内部監査部
学習期間:11カ月

  • 通信
  • 国内_通学圏
  • 監査経験有
CIA 合格時期 ・ 受験回数
  • PART1 / 2016年11月 / 1回
  • PART2 / 2017年3月 / 2回
  • PART3 / 2017年1月 / 1回

CIAを目指した理由

50台半ばとなり今後の会社生活の終盤戦をどのように過ごすか考えました。

食品偽装や測定値等の偽装、不適切な会計などで窮地に陥る会社を見るにつけ、なぜこのようなことが起きるのか?もし企業内に有効で適切なガバナンスが機能していれば最悪の状態にはならなかっただろう。

そうすると今後経営の眼として耳としてセンサーとして、ガバナンスが妥当に有効に機能しているかを評価する役割の部署や人財がますます必要とされるだろうと考えました。

自分の実務経験を振り返ると経理やシステム、事務部門での経験は、監査業務で有効ではないかと考え「内部監査人」を目指してみようと考えたのが始まりです。

「金融内部監査士」の資格を取得し、この進路に間違いはなさそうだと考えた折に社内の人事異動の応募制度に合格し「内部監査部」に異動することができました。

「内部監査部」は長い監査経験を持つ社員が多く、その中で短期間に戦力となるためにはどうすればよいかと考えたとき、自学で知識を増やすことや資格取得でカバーするのが最適だと考えました。

着任直後の内部監査人の集合研修で「CIA」という国際資格があり会社も取得を推奨していることを知り「これだ!」と取得を目指しました。

アビタスを選んだ理由・メリット

資格取得の学習法は2つ考えました。

�@独学で日本内部監査協会の参考書や問題集(GLEIM CIA Review の Part 1、2、3など)で勉強する。

�A試験専門コースのある予備校で勉強する。

の2つです。

最大のリスクは不合格であり、このリスクを回避して短期間で合格する事を最優先として、合格後の内部監査人としての実務期間を出来るだけ長くしたかったため、1年間を受験期間としました。

そのためには実績のある予備校で学習する事が近道と考え、CIAの先輩がアビタスで勉強し合格していたことから選びました。選択は正解だったと思います。

アビタスを選んだ理由、良かった所は、テキストがコンパクトにまとまっている事、問題集も通勤途中に開ける手頃な大きさである事、授業もポイントを押さえてわかりやすかった事、Webで問題が解けるシステムがある事、多数のCIAの合格者がおり実績がある事でした。

CIAの学習を通じて得た事、メリット等

内部監査部に異動した直後の4月からCIAの学習を開始したこともあって、実務のこの規定は基準の何番のことだなあと、実務とCIAの学習が時折リンクして双方に深みを持たせることが出来たと感じます。

また「業務プロセス」などは実務を単純にモデル化した中でどのような部分に懐疑心を持ち評価すべきか、など参考となりました。

CIAの学習分野にあるIT統制は、現代の業務ではますます重要度が増す分野であり、IT関連の基本的な知識を整理することが出来ました。

Part3は非常に広範囲でいわば「何でもあり」の試験範囲です。ビジネスの概論や戦略論、組織論、リーダーシップ論、情報技術、財務会計、ファイナンス、管理会計と、ビジネスマンとしての基本知識を一通り押さえることが出来ます。

精神面では、CIAの学習を通してあきらめない気持ちを持ち続ける事が出来たと思います。また生活や時間をコントロールし、地道な努力を続けられる事を発見しうれしくもありました。何より記憶力や思考力がまだまだ使える!と感じられたのはメリットだと思います。

これからCIAを目指す方へのアドバイス等

CIAの学習は独学では非常に大変だと思います。アビタスの教材はよくできていました。

講師の方が言うように「Input Output Input Output ・・・」の繰り返しで、知識を蓄え必要なときに引き出せるようにする事が大事だと思います。

テキストを隅々まで何回も読んで、問題集も何回も繰り返しました。やがて問題集の答えを大体覚えてしまいますので「なぜこの選択肢は誤りなのか。なぜこの選択肢が正解なのか」を意識しながら解くようにしました。

アビタス以外の問題集(GLEIM Part2)も使いましたが、結局アビタスのテキストと問題集に戻りました。

本試験はCBTといってコンピュータでマウスを使って回答する方法ですので、WebからMCカードの問題を解くことができるシステムは本試験の雰囲気になれる意味でもよかったと思います。問題集も本番の試験も「意味不明な日本語(の文章)」の場合があります。

これは試験がそうですので文句を言っても仕方ないので、慣れるしかないと思います。本試験時にどうしても意味のわからない単語や文章にぶつかった場合に、その問題文を「英語」に変更して読んでみるとわかる場合がありました。試験時間に余裕があれば試してみる価値はあると思います。

試験勉強は計画・実施・評価・調整を繰り返すプロジェクトだと思います。合格のポイントは、計画を立てたら日々の単調な努力を黙々と続けてあきらめないことだと思います。単調さの繰り返しが実りの果実となります。皆さんの合格を応援しています。