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エンジニアリング会社 内部監査室
私は経理財務畑の経歴が長いのですが、もう少し広く全体的な形で会社を見たいと思い、内部監査に関心を持つようになりました。
以前に海外子会社の監査役を経験していましたので、イメージも実感できており、今後のキャリアとして内部監査業務を本格的にやってみたいと考えCIAを目指すことに決めました。
CIA受験では、独学するかアビタスのような資格学校で学習するかの選択肢があると思います。
ネットでもいろいろ調べてみましたが、一般に出回っている教材は少なく、独学は極めて難しいと言えます。
やはり「餅は餅屋」で資格学校を選択することが近道と言えますが、資格学校ではアビタスとT社の2つが候補となります。
私は2社ともHP閲覧→電話での問合せ→個別面談、の流れで相談・検討しましたが、やはり対応の丁寧さと説明・アドバイスの納得性で迷うことなくアビタスに決めることができました。
私がアビタスを受講し始めたのは2014年春からですが、ご承知のようにその年からCIAの受験制度が4科目制から3科目制に変更になることになっていました。
実はアビタスに相談する前は、様子を見る意味で制度変更から1年くらい後に受験するのがベターではないかと迷っていましたが、この点も的確に説明して下さり、おかげで早期学習開始を決断することができました。
また、私は当時地方在住でしたのでCIA受験手続の必要書類である推薦状にサインしてくれる会社の上司等がおらず、アビタスに相談したところ、何と三輪社長が推薦状にサインをして下さり、手続きを無事完了することができました。本当に感謝しております。
Part1、Part2では内部監査の理論と実務、Part3では経営、IT、財務会計などを学べます。
私のように40代後半で新しいことを学ぶということ自体が、非常に貴重な機会であり教養を広げられたことに感謝しています。
ただ、実際に内部監査業務に従事してみると、CIA資格は実務と組み合わさることで始めて業務推進の両輪となるものであり、CIA資格取得は内部監査業務に従事する人にとってはスタートに過ぎないのではないかと思います。
私は2014年4月から通信コースの受講を開始し、3科目の新試験制度で受験し、2014年12月に3科目合格(8月にPart1不合格、Part2合格、10月にPart3合格、12月にPart1再受験合格)することができました。
IIAのホームページでは2014年の合格者累計数は370名しか増加しておらず、2013年の668名増加から大幅に減少しています。
この数字が示すとおり、試験は考えていた以上に難しかったと言うのが正直な実感です。かといって、何か特別な対策が必要かといえばそういうことではなく、あくまでもアビタスの教材をしっかり身につければ合格できるものと思います。
参考に私のやり方を述べてみます。
①学習開始前学習開始前に、テキストすべての目次を見てどういうことを学ぶのか全体を俯瞰してみました。
これは自分のバックグランドに対して親和性がある分野とそうでない分野を識別するために行いました。
私の場合は、Part1とPart2には関心が持てましたが、Part3についてはあまり関心が持てる分野ではなく学習に時間がかかりそうだと覚悟しました。
また、講師の方も授業で述べておられましたが、Part1とPart2はいわば同範囲の内容であり重なっている部分もあるので学習・受験ともに1セットで考えることが合理的だと思います。
②学習時間と学習方法学習時間は1日2時間、土日は1日5時間、1週間で合計20時間を確保しました。
このペースを基本に4月から12月まで続けました。
Part1が一度不合格になったので合計学習時間は700時間を少し超えてしまったかと思います。
学習方法は特別なことは何もないです。
Part1から順にDVDを見始め、テキストを読み、MCカードをやる、の繰り返しです。
DVDは3回以上、テキストとMCカードは5回以上は回したと思います。
MCカードで何度も間違えた問題は、間違いノートにまとめて理解するようにしました。
ただMCカードは何度もやると回答を覚えてしまうので、最終段階では地味ですがテキストを考えながら読んでMCカードの行間を頭の中で埋めていくようにするのが良いと思います。あと、市販の参考書で「内部監査基本テキスト」(中央経済社)の問題部分だけは何度かやりました。
③試験Part1とPart2のDVD学習の1回目が終わった頃に、受験スケジュールを固めました。
まずPart1とPart2を仕上げて、8月にセットで受験し、その後Part3の学習を開始して10月に受験するという計画を立てました。
(Part1)率直に言って半分くらいの問題が選択肢を2つに絞ることさえ難しいような状態でした。
中には私にとって選択肢の4つ全てが正しいとしか思われない問題もありました。
試験中に「これはダメだ」と感じたのを覚えています。
今思えば、やはり知識そのものを問うというより、知識を前提とした上で判断力が試されるような問題だったと思います。受験前にアビタスのPart1模試を受けましたが、この結果も75点で全くのボーダーラインでした。
(Part2)Part1不合格のショック状態のまま、次の日にPart2を受験しました。
こちらは問題がやや具体的に感じられ、Part1ほど選択肢に迷うこともありませんでした。それでも合格の確信までは持てませんでしたが、何とか合格することができました。
内部監査の実務経験がある人はPart2はとっつきやすいと思います。
(Part3)Part1と2の受験後に、すぐPart3の学習を開始しました。
Part3の学習はなんと言っても範囲が広くて時間を要し、内容も今まで経験したことのない分野が多く私としては一番苦労しました。
10月下旬に受験しましたが、これが以外にもあまり深い内容の問題は出題されず、まさしく広く浅くで、管理会計の計算問題などはほとんど出題されず拍子抜けするほどでした。
結果は合格で、一番苦労して不安に思っていた科目が一番易しく感じるという、何とも奇妙な感覚を味わいました。
(Part1再受験)11月と12月の2ヶ月はふたたび一からPart1をみっちり学習しました。
新しいことは何もないですが、やはりテキスト中心になるべく根拠とか理由とかを考えて判断するように心がけました。
MCの問題文もゆっくり考えながら読むようにしたりしました。そのことが良かったのかどうかはわかりませんが、12月末の再受験では1回目と比べて選択肢に迷うことが明らかに減り、無事合格することができました。
私の場合、全てのPartで試験時間が足りないようなことはありませんでした。フラッグを立てた問題をすべて見直す時間まで十分にありました。
(最後に)以上、長々と駄文を書き連ねてしまいましたが、これから受験される方に少しでも何かお役に立てば幸いです。