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株式会社博報堂DYホールディングス 前監査室長(博報堂企業年金基金 顧問)
内部監査部門の役割と地位が確立しているアメリカの企業社会において、CIA/公認内部監査人はプレステージが高い資格として広く認知されています。
日本においても、従来以上に内部監査の質が厳しく問われる時代です。先進的な企業では有能な人材を内部監査部門に集めています。
わたくしの勤務先もそのひとつです。社内各部門から選抜された10数名の部下に対して「内部監査の専門性を高めよう」と檄を飛ばすだけでなく、自分自身がCIA/公認内部監査人試験に挑戦することによって、部門全体の専門性の向上にドライブをかけようと考えました。
勉強することは嫌いではありません。日本内部監査協会の講習会を受講した際に書いた修了論文が優秀論文として「月刊監査研究」に掲載されたこともあります。
受かって当然、一科目でも不合格になると部門長として格好がつかないので、内部監査や内部統制に関する本は殆ど入手し目を通しました。アビタスの通信講座と模擬試験も受け、参考問題は繰り返し解きました。
2月から本試験前の休日は終日勉強していたような気がします。5月の試験においては、一科目も不合格にならずほっとしました。
内部監査の目的・範囲・方法は、組織によって異なりますが、その基本となる考え方に関しては、国際的な共通認識が広がっています。
内部監査に関するグローバル・スタンダードについての理解を深めることができたという意味でも、CIA/公認内部監査人資格取得のための勉強は有意義だったと考えています。