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平日は殆ど勉強できず、土日に集中して勉強した。通信生だったが、独学よりも頭に残りやすいライブ講義に出来る限り出席した。ライブ講義の他、自宅では3時間くらい勉強した。
講義は2回(DVD含む)、MCを4周回した。全問まず解いてみて、連続して間違えたり、当てずっぽうで答えていると感じた項目はすぐ講義に戻る。講義をすべて聞いていると時間がかかるため、該当の章のみ。
MCを解く際に気をつけたことは、Aを正答、としたところでやめず、B、C、Dはなぜ正答でないのかをきちんと毎回考察するようにした。
同じ問題は2回もやれば正答は覚えてしまうので。例えば、「Bは“~でない”ではなく、“~である”であれば正答になるとか、この言葉が別の言葉であれば正答、など。結局そこがわかってないと、理解していないのと同じということを意識した。
正解がわかってもなぜ不正解が分からない場合には、MCの裏面の解説を読んで書いてあることを理解しているかチェックしました。あまり解説が書かれてない場合は重要度が低いということで終わらせた。
MCは問題数も多いし範囲も広いので、一箇所にとらわれてしまうと全体を俯瞰できず、勉強時間も取れない。講義でセルフスタディとされている部分はほとんど学習しなかった。
MC問題で間違えたらテキストに戻るぐらいのことはしたが、それ以上に時間を割かなかった。講師が重要と言っているところだけでもたくさんあるので、そこを中心に勉強した。講義で触れている部分のテキストを重点的に読んだ。
P3に関しては特に範囲が広いので細部にこだわらない。重要ポイントに絞って勉強。その裏にある経済学やITの知識は踏み込むと勉強の時間がなくなるので、踏み込まない。講義を聞いて分からないところは、日経文庫を買って該当部分だけを読んだり、ネットで単語の意味だけ確認する。それ以上やらない。
MCは全ての問題を4周回して、間違えたところは付箋をつけていった。付箋がだんだん減っていくので、5回目以降は付箋のついた問題だけ解いた。
他の方で2回正解した問題は飛ばすと言っている方がいたが、実際やってみると、2回連続で合っていても、3回目は間違えるということがあったので、最低4周は全問解くことが必要と感じた。
4周終えた頃に、8割位は出来ていると感じたのでそこからWEBプラクティスを用い、本番の時間・問題数と同じようにやるようにした。
MCを解くときは「正しくないものを選べ」と「正しいものを選べ」があったりしてよくひっかかっていたが、本試験では「正しくない」のように、注意すべき部分が太字になっているので、見分けやすくなっている。
WEBプラクティスは90分で100問くらいのペースで問題をランダムにして実施。同じ順番で出てくると記憶に残っているのでランダムでやるのが良い。
当日の時間配分がとにかく大事なので、演習段階から問題を解くペースは常に意識した。
P1→P2→P3の順で受けた。P1、2は同じ問題が出題されるとよく言う。やはりある程度は両方見て受験するほうが良い。
P3でもP1、2の問題と思われるものが5~6問出た。内部監査の基本となる部分は繰り返し出ていると思う。またこれか!というくらい出題される。
本試験の出題は、広く浅いので、本番では読んで分からない問題があったらフラグを立てて次へ進むようにした。分からない問題で時間を取ってしまってはもったいない。4つの選択肢を2つまで絞って、わからなければフラグを立てた。
P3は30%くらいフラグを立てた。全問のうち、どの問題が採点対象か分からないため(注)、すぐ次に行くようにした。30分余らせたかったが実際は20分位。フラグを立てた問題は心配なので1問1分程度掛けて見直したがそこに時間がかかる。途中でどこかにこだわると時間が足りないので割りきって飛ばす。
すごく感じるのは、試験の前提を理解しておかないと解けない問題が多い。
問われるのはアメリカの製造業の場合で、
【例えばタイムカードで時給ベースの給与は、毎週、小切手で支払う。お客さんからの商品代金の回収も小切手で行っている。】
そういうものだと思ってその仕組みを理解しないと答えられない問題が多いと思う。
あくまでも時給の人しかいないし、小切手でしか支払われないし。小切手は盗まれたりするし、キャッシュに換金するのに時間がかかるとか、そのあたりを理解していないと答えられない問題が多い。自分の会社と同じように考えてはいけないと思った。
計算問題は2問くらい出た。アビタスMCに載っている計算問題のほうが難しかった。電卓の使い勝手は良くない。原価計算の問題は自分が受験した時は出題されなかった。
P3は本当に広く浅いという印象。複雑な問題は出題されなかった。経済は日経新聞を普段から読んでいる方なら特段勉強しなくとも答えられる問題があったと思う。
全部解けなくてもいいので合格点が取れるようにと思って勉強した。合格するための勉強という割り切りが必要。ひとつの部分を深堀りしない。全体を広く浅くやったほうがいい。私はMC問題よりは本試験のほうが簡単と感じた。
本試験ではケアレスミスしないことと、分からない問題は飛ばしてチェックする時間を確保するよう注意した。分からない問題はすぐにフラグを立ててあとで見直した時に、勘違いしていたな、と修正できる問題もあった。考えても分からない問題は割りきって飛ばした。
本試験の問題画面には英語に切り替えられる機能が付いているので、難解な日本語は英語で確認するということを何問か行った。
「P1から2の講義は受講済みでP1受験予定」、という方から質問を頂いたが、その場合はP1の勉強に集中し、P2、3の勉強は一旦やめたほうがいいと思う。
また、模擬試験で初見の問題を解いた際、正答率が低下したそうだが、先程申し上げた「正答以外の選択肢の間違っている理由」が理解できていれば正答率はそれほど変わらないのでは。
注:CIA試験問題はすべての問題が採点対象ではありません。将来的に、採点対象の問題として採用するか統計データを取ることが目的として採点されない問題が出題されます。なお、採点対象外の問題は10%程度と推測されます。
※この体験記は、2014年8月9日にアビタス新宿校で受講生の方を対象に開催された「CIA学習法相談会」でのご発言を書き起こしたものです。