CFEを目指した理由
内部監査業務に従事する中で、ガバナンスや内部統制の評価についてはCIAの学習や実務を通じて一定の知識を身に付けることができましたが、不正調査に関する専門知識や実践的なスキルについては、まだ不足していると感じる場面がありました。特に、不正の兆候をどのように把握するのか、事実関係をどのように整理するのか、またインタビューや証拠収集をどのように行うのかについて、体系的に学びたいと考えたことがCFEを目指したきっかけです。
また、近年は企業に求められるガバナンス水準が高まっており、不正の予防・発見・調査に関する専門性の重要性も増しています。監査部門の責任者として、平時の内部統制評価だけでなく、有事における不正対応にも貢献できる人材になりたいという思いがありました。
さらに、自身の専門性を高めることによるキャリアアップも目的の一つです。CIAで培った内部監査の知識に加え、CFEを取得することで不正対策分野の知見を強化し、ガバナンス強化や企業価値向上により貢献できると考えました。将来的には監査役としてのキャリアも視野に入れており、そのためにも不正対応の専門性を身に付けておきたいと考え、CFE取得に挑戦しました。
アビタスを選んだ理由・メリット
CFEの学習機関としてアビタスを選んだ最大の理由は、CIA(公認内部監査人)取得時に利用した経験があり、教材や講義の品質、受講サポートに対する信頼感があったためです。実際にCIAの学習では効率的に学習を進めることができたため、CFEについても安心して学習に取り組めると考えました。
また、CFEについては国内で学習できる教育機関や教材の選択肢がそれほど多くなく、試験範囲を体系的に学べる環境が限られていることもアビタスを選択した理由の一つです。アビタスでは講義・教材・問題演習が一通り整備されており、独学では理解しにくい論点についても効率的に学習することができました。
特に、オンライン講義により自分のペースで学習を進められる点や、MC問題WEBプラクティスを繰り返し利用できる点は大きなメリットでした。仕事をしながら資格取得を目指す社会人にとって、時間や場所を選ばず学習できる環境は非常に有用であり、継続的な学習にもつながりました。結果として、実務経験と講義内容を結び付けながら効率的に学習できたことが、今回の合格につながったと考えています。
CFEの学習を通じて得た事、メリット等
CFEの学習を通じて最も大きな成果は、不正の予防・発見・調査に関する知識を体系的に習得できたことです。内部監査業務においては、これまでも不正リスクや内部統制を意識してきましたが、CFEでは不正が発生する背景や心理、不正の兆候、不正スキームの具体例、調査手法、インタビュー技法などを幅広く学ぶことができました。
特に印象に残ったのは、不正への対応は単に問題発生後の調査だけではなく、平時からの予防や組織風土の醸成が重要であるという点です。経営陣の姿勢や内部統制、不正リスク評価の重要性についても改めて理解を深めることができました。
また、実務で不正やコンプライアンス事案が発生した際にも、より体系的な視点で事実確認や原因分析ができるようになったと感じています。CIAで学んだガバナンス・内部統制の知識に加え、CFEによって不正対応に関する専門性を強化できたことは大きなメリットでした。
さらに、上場企業において求められる「不正を許さない」というガバナンスの姿勢を支える知識を得ることができたことも大きな収穫です。今後はCFEで得た知見を活用し、不正の予防・発見・調査のみならず、組織全体のガバナンス強化や企業価値向上にも貢献していきたいと考えています。
これからCFEを目指す方へのアドバイス等
CFEは内部監査、コンプライアンス、法務、経理・財務などの業務に携わる方にとって、非常に実務との親和性が高い資格だと思います。試験範囲は幅広いものの、学習内容の多くが実際の業務やニュースで見聞きする不正事例と結び付いているため、単なる暗記ではなく理解しながら学習を進められる点が魅力です。
学習にあたっては、まず講義を受講して全体像を把握し、その後はMC問題WEBプラクティスを繰り返し解くことをお勧めします。CFEは知識の網羅性と問題への慣れが重要であり、問題演習を通じて理解を深めることが合格への近道だと感じました。私自身も、講義視聴と問題演習の反復を中心に学習を進めました。
また、普段の業務と関連付けながら学ぶことで理解が深まり、記憶にも残りやすくなります。特に内部監査やリスク管理に携わっている方であれば、CIAで学ぶガバナンスや内部統制の考え方とも共通点が多く、相乗効果を得られると思います。
資格取得はゴールではなくスタートです。CFEの学習を通じて得られた知識は、不正の予防・発見・調査だけでなく、ガバナンス強化や企業価値向上にも活用できます。ぜひ合格だけを目標とするのではなく、実務に活かすことを意識しながら学習を継続していただければと思います。最後は才能よりも継続です。限られた時間でも毎日少しずつ学習を積み重ねることが、合格への一番の近道だと思います。