CFEを目指した理由
CFEを目指した理由は以下の3点です。
●CIA合格に向けて学習する中で不正リスクへの着目と評価は内部監査にとり必要事項であることを知る一方、実際の内部監査実務では形式的な確認しかしておらず、当時内部監査部長として、どこまで踏み込むべきか模索していたため。
●内部監査部への異動前は人事部長の立場でパワハラ・セクハラ・不正などに対処していたが、対処内容は前任者の方法を真似た「最初にストーリーありき」の危うい方法で、きちんとした方法論を学ぶ必要性を感じていたため。
●昨年の11月下旬にCIA試験全科目合格した直後の来たアビタスからのメールに、「CFE試験はCIA試験よりも短時間で準備できます。これから学習すれば半年後の7月合格をめざせます」の誘いが、上記の理由から刺さったため。
アビタスを選んだ理由・メリット
アビタスの学習方法により1年4ヶ月でCIA試験全科目合格できたことが、アビタスでのCFEの学習を開始した直接の理由です。
実際にアビタスで学習教材や講師の方々のアドバイスの通り、CFE試験は「4択の簡単な選択肢がほとんど」だったので、学習方法を暗記を重視したものにシフトし、効率的に合格にたどり着けたと思います。
CFEの学習を通じて得た事、メリット等
CFEの学習を通じて得た事、メリットは以下の3点です。
●不正検査のプロセスについて、CFE試験学習教材Section3テキストで体系的に学べたことが最大のメリットであったと私は思っています。理由は、不正対応プロセスの全体を知ることで、少しそれを一般化した「問題社員」対応方法のオーソドックスに関して参照できるものを持てたためです。逆に言えば、特に人事部時代に「これまでよく、徒手空拳でやっていたものだ」と少し怖くなる一方、「あの場面はもっと突っ込めたのに」と反省もすることができました。
●様々な不正の手口を知ることで、リスクの具体的な所在・態様を知ることになり、内部監査のリスク・アプローチの際、監査対象を見る視座・視野・視点の向上に役立てることができます。
●司法制度を英米法系と大陸法系の2側面から学習できたことです。2つの制度は相互浸透もしてきており、実際のところ両者のハイブリッドである日本の司法制度がなぜこうなっているのかを考えるうえで、非常に参考になりました。
これからCFEを目指す方へのアドバイス等
私は、CIA学習・合格、その直後にCFE学習開始・約半年後合格のプロセスを辿れましたが、それは個別の結果論なので、そのプロセスからプラス面とマイナス面を挙げると以下の通りです。
●CIA学習を先行するプラス面
(実際のCFE試験学習の内容)CFEの学習教材はSection1・2・3・4の4つありますが、実はSection4に振り向ける時間が不足し、Chapter2[ホワイトカラー犯罪」とCFEの倫理・倫理規範・職業基準の学習だけで試験に臨むことになりました。
結果、COSO内部統制・ERM・コーポレイトガバナンスコードなどのCFEのSection4のChapter3からChapter8関連の選択肢は(2025年7月試験内容では)ほぼ迷わないで正解にたどり着けました。この理由を推察するに、CIA試験のレベルが理解力を問う内容でそのベースが、Section4の知識有無を問う問題を容易に回答できるようにしたのだろう思います。この面からは、CIA学習先行はプラスでした。
●CFE学習を先行するプラス面
CIA学習の中で、「フォレンジック」、「ラーセニー」、「スキミング」といった専門用語がでてきて、CIA試験の際は覚えた範囲で回答し、あとでCEF試験で内容をよく知ってこういうことだったのかと改めて再認識したことがいくつかありました。
●CFE学習を先行するマイナス面
CFE試験は知識問題が多いため、覚えることが優先で「あっている・あっていない」志向になると思います。一方、CIA試験は「より望ましい(more likely)・相応しくない(less likely)」の相対評価が必要になります。そして、相対評価をするためには設問内容の理解がないと対応できません(監査で言えば、前者は不備指摘監査、後者はリスクベース監査)。
この試験内容の特徴から、仮にCFE試験対応から入りCFEに合格した後に、CIA試験に対応できるように頭を切り替えるのはかなり難易度が高くなるため、両試験合格を目指す場合、CFE学習を先行することのマイナス面になると思います。