CISAを目指した理由
多様なインフラ運営を担う会社に勤務し、多くのSPCの設立や運営に携わってきました。インフラ運営においては、システム障害やサイバー攻撃、データ破損が社会全体に及ぼす影響が極めて大きく、高度なセキュリティとガバナンスが求められます。業務や監査プロセスを通じて、情報システムの技術革新が急激に進展する中で、事業会社固有の従来型の管理手法にとどまらないIT固有のリスク評価とガバナンスの重要性を痛感しておりました。
CISA試験は、情報システム監査、ITガバナンス、リスク管理に関する国際的な知見を体系的に習得できます。学習を通じて、国際基準でのシステム検証や実効性の高いガバナンスの構築・評価に貢献し、社会から信頼されるインフラ基盤の維持に寄与していきたいと考えました。
アビタスを選んだ理由・メリット
CISA試験対策における豊富な実績に加え、これまでUSCPAやCIAの学習でもお世話になっており、教材や講義の質の高さを実感しておりました。CISA試験は実務的な判断を問われる問題が多く、単なる暗記ではなく概念の深い理解が求められます。アビタスのテキストは日本語として自然で理解しやすい表現に整理されており効率的に理解が進みます。
また、アウトプット用のMC問題の演習環境と、その解説の丁寧さも選定の大きな理由です。出題傾向を踏まえた問題集と詳細な解説により、なぜその選択肢が最適なのかという「監査人としての判断軸」を身につけることができます。
限られた時間の中で挫折することなく最短ルートで合格を目指すうえで、アビタスは最も信頼できるパートナーであると確信し、受講を決意しました。
CISAの学習を通じて得た事、メリット等
これまでにCIA(公認内部監査人)やCFE(公認不正検査士)を取得しておりますが、CISAの学習を通じて得たIT監査の専門知識を掛け合わせることで、組織が直面する複合的リスクに対応できる強固な評価軸を確立することができました。
CIAの学習で培った「組織全体のガバナンス・内部統制の評価」というマクロな視点と、CFEで得た「業務プロセスにおける不正機会や不正シナリオを見抜く」ミクロな視点は、実務における強力な武器となっていました。しかし、あらゆる業務がデジタル化した現場においては、不正や統制上の欠陥の多くがITシステムを介して、あるいはシステムの設定・運用上の隙をついて発生します。
今回CISAを習得したことで、ガバナンス(CIA)と不正リスク(CFE)という既存の軸に「情報システム(CISA)」という決定的な3つ目の軸が加わりました。これにより、システム構築やDXの推進段階から潜在するサイバーリスクやデータ改ざん、不正アクセスの懸念を多角的に把握し、インフラ基盤の安定運用と強力なガバナンス体制の構築に貢献できる確信を得ています。
これからCISAを目指す方へのアドバイス等
CISA試験では、出題比率の高いドメイン4(情報システムの運用・事業継続性)やドメイン5(情報資産の保護)の学習に目が向きがちです。実際、これらの分野は得点への影響も大きく、重点的な対策が必要だと思います。
一方で、私は学習を進める中で、ドメイン2(ガバナンスおよびITマネジメント)が全体理解の土台になると感じました。CISA試験は単な単なる知識の暗記ではなく、「ISACAが考える監査人として最も適切な判断はどれか?」を問う試験です。ドメイン2を理解することで、各ドメインの内容を個別の知識としてではなく、ISACA思考の枠組みの中で、ガバナンスやリスク管理が体系的に理解できるようになります。そのため、まずはドメイン2をしっかり理解し、その上で、出題比率の高いドメインの学習に向かう方向が学習の近道だと思います。