CISAを目指した理由
私はエキスパート職として、監査・内部統制・不正リスク対応に加え、IT分野にも精通した監査人として専門性を高めたいと考え、CISAの取得を目指しました。監査を取り巻く環境は急速に変化しており、デジタル化の進展に伴い、ITガバナンスやシステムリスクへの理解は監査人にとって不可欠な能力となっています。
降格されず、専門職として長期的に価値を発揮し続けるためには、実務経験に加え、専門性を客観的に証明することも重要であると考えていました。CISAはIT監査に関する知識と経験を体系的に証明できる国際資格であり、自身の専門能力の向上と継続的なキャリア形成につながると考え、取得を目指しました。
アビタスを選んだ理由・メリット
私はCIAおよびCFEについてもアビタスを通じて取得しており、その際の教材品質、講義内容、サポート体制に高い満足感を持っていました。特に、仕事と学習を両立する社会人にとって、試験合格に必要な知識を効率的かつ体系的に習得できる点に大きな価値を感じていました。そのため、CISA取得を目指す際にも、これまでの実績と信頼感を踏まえ、迷うことなくアビタスを選択しました。
CISAの学習を通じて得た事、メリット等
CISAの学習を通じて得た最大の成果は、ITを監査人の視点だけでなく、ガバナンス、リスク管理、内部統制の観点から体系的に理解できるようになったことです。
私はCIA、CFEとして業務監査や内部統制監査、不正リスク対応に従事してきましたが、企業活動のデジタル化が進む中で、ITシステムやデータ管理に関する理解の重要性を強く感じていました。CISAの学習では、ITガバナンス、システム開発・運用、アクセス管理、サイバーセキュリティ、事業継続管理など幅広い領域を体系的に学ぶことができ、ITリスクをより深く理解できるようになりました。
また、個別のIT統制だけでなく、経営目線でITがどのように事業目標の達成を支えているかを考える視点を身につけることができました。その結果、監査実務においても、業務プロセスだけでなく、それを支えるシステムやIT統制まで含めてリスクを評価し、より実効性の高い監査を実施できるようになったと感じています。
さらに、CISA取得を通じて、自身のIT監査に関する知識や経験を客観的に証明できるようになったことも大きなメリットでした。CIA、CFEに加えてCISAを取得したことで、業務監査、不正リスク、IT監査を横断的に理解する監査人として、より高い付加価値を提供できるようになったと考えています。
今後もCISAで学んだ知識を活用しながら、変化するビジネス環境やテクノロジーの進展に対応し、組織のガバナンス強化とリスク管理の高度化に貢献していきたいと考えています。
これからCISAを目指す方へのアドバイス等
CISAを目指される方へのアドバイスとして、まずお伝えしたいのは、「単なる試験対策として学ぶのではなく、ITリスクやITガバナンスを理解する機会として取り組んでほしい」ということです。
私はCIA、CFE取得後にCISAを目指しましたが、学習を始める前は、IT監査はシステム部門や専門家だけの領域というイメージを持っていました。しかし、実際に学習を進める中で、現代の企業活動においてITはあらゆる業務プロセスを支えており、内部監査人にとってもITに関する理解は不可欠であることを改めて認識しました。
CISAの試験範囲は幅広く、特にIT実務経験が少ない方にとっては難しく感じる内容もあると思います。ただし、個々の知識を暗記するのではなく、「なぜその統制が必要なのか」「そのリスクを管理できないと企業にどのような影響があるのか」という視点で学ぶことで、理解が深まり、実務にも活かしやすくなります。
また、働きながら資格取得を目指す場合は、短期間で一気に学習するよりも、毎日少しずつ継続することが重要です。私自身も限られた時間の中で学習を進めましたが、継続的に問題演習を行い、間違えた箇所の理解を深めることで知識を定着させることができました。
さらに、CISAは試験合格だけで終わる資格ではありません。学習を通じて得られるITガバナンス、情報セキュリティ、システム開発・運用、事業継続管理などの知識は、内部監査、内部統制、リスク管理、コンプライアンスなど多くの領域で活用できます。特にデジタル化が進む現在において、CISAで得られる知識は監査人としての視野を広げ、専門性を高める大きな財産になると感じています。
これから受験される皆さまには、合格を目標とするだけでなく、専門職として長期的に価値を高めるための投資と捉え、ぜひ前向きに挑戦していただきたいと思います。CISA取得までの努力は、必ず今後のキャリアに活きてくるはずです。