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大手損害保険会社 内部監査部 内部監査人
学習期間:12か月
私は文科系学部の出身で、IT畑の業務経験もなく、ITシステムには全くの素人でしたが、50歳前後して主に経理、財務部門を中心に監査をする内部監査人になりました。
しかし、現在ではあらゆる監査対象業務でITシステムが用いられており、同システムの理解無くして適切な監査は行えないことを監査実務から実感し、CIA、CFSAに続いてCISAに合格するレベルのITシステム監査に関する知識の習得を目指し、その勉強の学習目標として50代からのCISAの受験を自分に課しました。
最初は独学で受験対策の勉強をしていましたが、初回受験は一部のPartで失敗。そこでCIA受験時に使用したアビタスのテキストと問題集がよく出来ていると実感していたので、CISAの受験に際しても選びました。
特に、主たる学習時間が通勤途中の時間に歩きながらの学習をしていたので、手のひらサイズにアビタスの問題集は丁度私の学習スタイルのニーズに合っていました。
そして、問題集に収録されている問題が、本試験と良く整合しているので確実に得点につながるとの実感でした。これを繰り返し学習することで合格は達成できるとの実感です。
実務経験を通じて必要性を認識したCISA合格レベルのITシステム監査に関わる知識は、ストレートに日々の監査業務に活きています。
例えば経理部門の監査時に当該ITシステムの仕組みが理解できるため、相手方の言い逃れやITシステムへの誤解・無理解に惑わされることなく、的確な発見事項を指摘できるとともに、ITシステム専門部署の担当者らを相手にしても共通の言語で「相手の話していることの意味」が理解できるので相互の仲立ちとしての助言的なアドバイスを行うことが可能となりました。
また、CISAの認定を受けていることで、ITシステム部門の担当者からも「この監査人はシステムを理解して、モノ言っている」という肩書効果が明らかに認められ、スムースなコミュニケーションツールとしての機能を発揮してくれます。
CISAを受験する方には大きく2つのグループにわけられるのではないでしょうか。
一つは既にIT関連の知識があったり、国内のシステム関連資格を有していたりしてシステム業務に従事している方、他方は私のように従来IT専門外だが、監査人としての必要性を認識し、チャレンジしようと考えている方です。以下、私同様の後者の方をイメージしてのアドバイスを書かせて頂きます。
アビタスのテキストや問題集の解答を見ても、行間の意味の理解があやふやなので腑に落ちる理解ができない状態から、学習に挫折してしまうリスクが大いにあろうかと思います。私は、市販の解説書を数冊座右に置きながら、自分なりに納得がいくようにノートにまとめるとともに、テキストや問題集の解答余白に補足説明を記載しました。
一番心がけたことは「学習すること自体を趣味的に楽しむこと。」。実務の場面を想定しながら仮想成功体験としての達成感を学習過程でも実感してしまうことを心がけて、座右の銘は「継続は力なり」という大学受験時代のフレーズを再び持ち出すことで、働きながらの試験勉強のモチベーション維持に成功し、試験にも成功しました。