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  • 2025/09/17更新

AICPA & CIMA × Abitus 協賛イベント 開催レポート

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2025年8月22日(金)、米国公認会計士協会(AICPA®)と勅許管理会計士協会(CIMA®)を傘下に持つ国際公認職 業会計士協会(the Association of International Certified Professional Accountants®)が主催し、アビタスが協賛した特別イベントが、帝国ホテル 東京にて開催されました。
AICPAおよびCIMA会員、USCPAホルダー、アビタス受講生、企業の財務責任者、会計専門職など約50名が参加し、会計の未来と専門人材の役割をテーマに3部構成のプログラムが進行しました。

【第1部】基調講演

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国際公認職 業会計士協会CEOのMark Koziel氏が登壇し、「Rise to the future together」と題した講演を行いました。
2つの協会の統合により誕生した世界最大規模の会員組織が果たす役割や、規制当局との連携を強調。また、AIは会計士を脅かす存在ではなく「強化するためのツール」であると述べ、信頼性確保のためのガードレール設計やAIアシュアランスの必要性を指摘しました。

さらに、将来を見据えて「変えられないハードトレンド」と「調整可能なソフトトレンド」を区別することの重要性を説き、参加者に強い印象を与えました。

【第2部】パネルディスカッション

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テーマは「Developing Global Accounting & Finance Leaders: Reskilling and Upskilling Strategies」。
現役のCFOおよびCFO経験者が登壇し、会計・財務分野の未来像について議論が展開されました。

主な論点は以下のとおりです:

  • 未来のリーダーに必要なスキルと姿勢
  • AI活用による業務変革と人間の役割
  • 不確実性に備えるシナリオプランニング
  • 日本の強みと課題(IFRS導入の遅れ、文化的な意思決定プロセスなど)
  • 実践的なリスキリングの手法

アビタスからは代表取締役の宇坂 純がモデレーターとして登壇。パネリストは、Sachin Jaisani氏 (CFO, Adobe Japan)、Richard Salmon氏 (CFO, Dassault Systèmes K.K.)、宮増 浩氏 (Treasurer, Board of Governors, Tokyo American Club, U.S.CPA)の3名。日本においてグローバルビジネスを推進する立場から議論が深まりました。変化に柔軟に、迅速に、的確に対応するためには、基本的知識から最新知識まで、学び続けることの重要性が強調されました。

【第3部】ネットワーキング

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最後のプログラムは、軽食を交えた交流の時間。
大手企業のCFOや監査法人のパートナー、内部監査部門の責任者など多彩な参加者が集まり、資格取得やキャリア形成に関する相談、最新の業界動向に関する意見交換が活発に行われました。和やかな雰囲気の中で、専門家同士のネットワークが広がる場となりました。

アビタスの役割と今後の展望

今回のイベントは、国際公認職 業会計士協会による資格認知の拡大と国際的ネットワーク構築の一環であり、アビタスにとってもUSCPA資格の価値を広く発信する重要な機会となりました。
アビタスは今後も国際的な会計資格団体と協力し、日本における専門職教育と人材育成の発展に貢献していきます。

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