GOVERNANCE WEEK 2025 GOVERNANCE WEEK 2025

企業を取り巻くリスクはサイバー攻撃や地政学リスク、生成AIの普及、ESG規制強化などで複雑化し、未来志向のガバナンス戦略と部門横断の協働が不可欠です。

今年のGovernance Weekでは、改訂グローバル内部監査基準への実務対応を軸に、生成AI利用が前年15%から40%に急増するなか求められるガバナンスと倫理教育、不正・サイバー・プライバシー対策、ESG報告と第三者リスク管理、データ分析やプロセスマイニング等多様な課題を実務家が議論します。
さらに新しい人材戦略やトレーニングの重要性、資格取得なども取り上げ、現場経験に裏打ちされた知見を通じて、貴社のガバナンス強化と皆さまのキャリア形成の一助となれば幸いです。

PROGRAM

12/13
10:00~11:00

内部監査人材のキャリアメイク
―次世代ガバナンス人材へのキャリアパス―

企業のガバナンス強化に伴い内部監査の高度化が進む中、内部監査人には経営を支える専門性の向上が強く求められています。一方でそうした知見やスキルの向上は、将来のガバナンス人材としての活躍の可能性を拡げることにもつながります。
本講演では、みずほのグループCAEとしてグループ・グローバルに監査を統括する菊地氏が、内部監査人における経営に資する監査人材への成長の必要性と、キャリア展開の可能性について展望します。

GUEST
菊地 比左志

PROFILE

菊地 比左志

Hisashi KIKUCHI

株式会社みずほフィナンシャルグループ 執行役常務 グループCAE
みずほ銀行   取締役(監査等委員)
みずほ信託銀行 取締役(監査等委員)
みずほ証券   取締役(監査等委員)
みずほリサーチ&テクノロジーズ 監査役

1988年入社、みずほグループの一員として本・支店での営業、人事業務、経営企画等に携わった後、㈱みずほフィナンシャルグループにおいて取締役会室長、企画グループ長等を歴任し、2020年度に現職に就任。以降、みずほ内部監査部門のトップとしてグループ・グローバルベースでの高度化に向けた様々な取組みを牽引、「経営に資する監査」の実践を通じて、ステークホルダーの期待に応えるプロフェッショナル集団の実現を目指している。
資格:CIA、CFE、CMA(正式名称:日本証券アナリスト協会認定アナリスト)

GUEST
宮前 裕太

PROFILE
12/13
11:10~12:00

内部監査室の人財育成と組織マネジメント

内部監査を取り巻く環境は、グローバル内部監査基準の施行や非財務情報開示の拡大、個人情報保護やサイバーセキュリティ規制の強化など、大きな変革期を迎えています。これからの監査部門には従来の「アシュアランス中心」ではなく、経営の意思決定に貢献する戦略的助言者への進化、経営に資する監査の強化が期待されています。
本セッションでは、こうした環境変化を踏まえ、部門内外における組織マネジメントの実務、内部監査人財に求められる能力、人財育成の具体的なアプローチを取り上げ、最新の事例を交えながら解説します。

宮前 裕太

Yuta MIYAMAE

株式会社ポーラ・オルビスホールディングス 内部監査室

ポーラ化成工業株式会社へ入社。化粧品の研究員 15年 博士取得、経営企画部門 2年、子会社の取締役 3年半、工場部門 8年(生産企画、品質管理、製造)を経て、2020年1月から株式会社ポーラ・オルビスホールディングス 内部監査室勤務。
内部監査室では、国内3社、海外4社の主査を経験。2023年1月より内部監査室長。

12/13
12:40~13:40

現場経験から学ぶ不正対応における初動の重要性

本講義では、警察官として刑事部門で20年近く犯罪捜査に従事した実務経験と、PwCにて公認不正検査士として不正調査や企業研修に携わってきた経験を基盤に、不正対応における初動の重要性と調査に求められる視点を整理します。
具体的には、取調べで培ったインタビューテクニックや、デジタルフォレンジックを活用した証拠保全と情報管理を取り上げ、初動対応の成否が組織全体に及ぼす影響を示し、現場で求められる実践的な対応力を解説します。

GUEST
佐藤 立

PROFILE

佐藤 立

Ritsu SATO

Apple Japan合同会社
公認不正検査士(CFE)

約20年間にわたり警察官として刑事部門で犯罪捜査に従事し、多数の表彰を受ける。
その後、PwCにて公認不正検査士として企業の不正調査やコンプライアンス対応に携わり、企業研修の講師としても活動。
現在は大学院で社会心理学を専攻し、経営者の心理とリスク判断に関する研究を行っている。

GUEST
村尾 一樹

PROFILE
12/20
10:00~11:00

施行1年を経た改訂グローバル内部監査基準 ―実務対応の現状と今後―

2024年に施行された改訂グローバル内部監査基準は、内部監査の目的・役割・評価軸を国際的に再定義し、各社の実務対応にも大きな影響を与えました。 本講演では、施行から1年を経た現場対応の実態と課題、そして今後の内部監査部門に求められる視座を、PwC Japanの知見から読み解きます。

村尾 一樹

Kazuki MURAO

PwC Japan有限責任監査法人 ガバナンス・リスク・コンプライアンスアドバイザリー部 マネージャー公認内部監査人(CIA)

会計系コンサルティング会社においてフィリピンへ赴任し日系企業の海外事業進出に係る会計税務、法務等のコンサルティング経験を経て現職。
PwC Japan有限責任監査法人へ入所後は大手メーカー、エネルギー業、物流業における内部監査およびJ-SOXに係る高度化および実行支援、グループガバナンス体制高度化、リスクマネジメント体制高度化支援等の業務に従事。

12/20
11:10~12:10

監査人にとってのAIとの向き合い方

生成AI時代をむかえて、よりITの監査は複雑性を増しています。特に監査やガバナンス分野では監査対象として向き合う対象であるとともに、自らの業務への適用や変革の促進も求められており、ISACAのAAIAなどの新しい試験も登場しています。
本セッションでは、監査人および組織が生成AIのような新しい技術との向き合い方をお伝えしていきます。

GUEST
松本 照吾

PROFILE

松本 照吾

Shogo MATSUMOTO

Amazon Web Services Japan
アジアパシフィック地域 コンプライアンス統括

Senior Principal GRC Analyst, Notion Labs Japan合同会社
システムエンジニアとして、認証及びシングルサインオンシステムの構築、運用を経験。

その後、国内セキュリティ事業会社にて、コンサルタントとして、ISMS認証、情報セキュリティ監査等の法人向け情報セキュリティマネジメント業務に従事し、Amazon Web Services(AWS)の日本法人においてプロフェッショナルサービスのコンサルタントを経て、日本のコンプライアンス統括を担当。現職ではアジアパシフィック地域のコンプライアンス統括を担当する。

また、専門学校等における講師、業界団体等にてセキュリティ、モラル、セキュリティ監査に関する普及啓発活動、自治体における個人情報保護審議委員会委員などを務めている。

趣味は旅とジョギングとその後のビール。

≪主な保有資格・活動≫ - CISA、AAIA、CISSP、MBA(University of Massachusetts Lowell)
- 情報処理安全支援確保士 集合講習講師
- 株式会社アビタスCISAコース講師(APMG認定CISA/AAIAトレーナー)

GUEST
神谷 智彦

PROFILE
12/20
12:40~13:40

AI時代のCFEの役割と未来

生成AIの社会での活用がより本格化し、かつてのIT革命以上にパワフルな社会変革が予想されるAI革命元年ともいえる時代にいます。AI時代の到来に あたって、CFEがいかなる役割を果たすことが期待されるのか?国際資格ならではの魅力とともに未来のCFEについて考えます。

神谷 智彦

Tomohiko KAMIYA

タワーズワトソン株式会社 法務部 所属
Assistant General Counsel, Japan

日系・外資系企業 法務・コンプライアンス部門勤務経験24年、日系・外資系企業の法務部門にて不正調査、コンプライアンス、金融規制(投資助言業、保険業法)対応、官庁監査対応等を経験。
関連保有資格:CFE、CIA、CRMA

12/20
13:50~14:50

ガバナンス人材の確かなスタンダード―CIA・CISA・CFEの3資格を通じて、世界基準の専門性を―

企業のガバナンス、リスクマネジメント、コンプライアンス体制の高度化が進む中で、CIA・CISA・CFEの3資格は、グローバルに通用する専門家としての証となっています。

本セッションでは、アビタスの講座担当責任者が、3資格の特長・習得ステップ・キャリアメリットを体系的に解説。実務の幅を広げ、経営に資する人材を目指す方へ、資格活用の具体的な道筋を示します。

GUEST
九石 賢治

PROFILE

九石 賢治

kenji SAZARASHI

アビタス ガバナンス・IFRS事業部 シニアアドバイザー

アビタス入社以来、アドバイザーとして様々な資格の講座の運営に関与し、講座検討者のキャリアプランをサポート。現在は、ガバナンス・IFRS事業部で、CFE(公認不正検査士)・CISA(公認情報システム監査人)講座のチーフ、公認内部監査人(CIA)のサブチーフとして、ガバナンス系資格の講座の運営に従事。累計1,000名を超える資格検討者に中長期的なキャリア、資格の有用性を伝え、キャリア設計のサポートを行う。

VOICE

01

普段他社様の監査部の状況をお聞きすることがないので、大変貴重なお話を伺うことができ、有意義でした。

製造業/内部監査・内部統制

02

非常に具体的なケースに落とし込んだ説明、日頃の業務上の悩み解消に繋がる内容だった。

金融・保険・不動産/コンプライアンス統括部

03

経営陣は意識高く社内への発信をしてる中で、不正やガバナンスについては従業員が常に意識していくのは難しいところがあり、所属部署でもそのあたりの展開に苦慮している中で、今回のセミナーでの考えは今後の施策を検討する中で大きなヒントになりそうなものと感じました。

製造業/法務・知的財産・特許

04

グローバル内部監査基準を適用する際の現行基準とのギャップ、留意点、外部評価について理解が深まった。

金融・保険・不動産/内部監査・内部統制

OVERVIEW

イベント名
GOVERNANCE WEEK 2025
日時
2025年12月13日(土)、20(土)
視聴方法
完全オンライン(リアルタイム配信)
参加費・定員
無料・先着300名
参加特典
CIA/CISA/CFE講座受講料 5,000円OFF

RESERVATION

予約する