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合格者の声

内部監査とは何か、人に自信をもって説明出来るようになったことが最大のメリットだと思います。

内部監査とは何か、人に自信をもって説明出来るようになったことが最大のメリットだと思います。

向田 康之さん

建設会社(1部上場)

  • 50歳代
  • 国内_通学圏
  • 監査経験有
  • その他
  • 現職で必要

CIAを目指した理由

私は、システムインテグレーターでシステムエンジニアとしてシステム開発に長く従事しておりましたが、50台後半のときに内部監査部門に異動となりました。異動することになったきっかけは、会社で発覚した、従業員による架空売上という不正事件でした。調査を実施した第三者委員会が指摘した不正発生原因の中に「人事ローテーションの固定化、すなわち人事異動が少なすぎる」というものがあり、再発防止策として「大規模な人事ローテーション」が実行されたのです。
内部監査部門は、内部監査と内部統制評価の2グループで構成されておりましたが、私は内部監査を担当することになりました。どうやって内部監査をすれば良いのかわからず、まずは内部監査の入門書を読むところから始めました。これは、私に限らず内部監査部門に異動した方には良くあてはまると思います。
しばらくして、同僚から「CIA」という資格があるということを教えてもらいました。調べてみると国際資格であり内部監査の資格の中では最も認知されているものだとわかりました。また、上司からCIAの取得を強く推奨されました。
また、内部監査という仕事は高年齢であることが不利にはならない、むしろ有利であるように感じました、監査される側からすると人生経験豊富な内部監査人から指摘されると受け入れやすいという側面もあるからです。私は内部監査に本腰を入れようと決め、自信もって内部監査を実施するには内部監査を体系的に理解する必要があると考えました。そのために、「CIA」の取得を目指すことにしました。

アビタスを選んだ理由・メリット

独学で勉強する方法もあるかもしれませんが、私は独学は難しいと考えました。そもそも、世の中に独学に適した書籍があまり無いように思います。GLEIMというテキストはありますが、一人で読んで最後まで続ける自信は全くありませんでした。
「CIA」を勉強中の同僚に聞いたところ、アビタスに通っているとのことでした。また、グループ会社の内部監査部門のCIA取得者はアビタスで勉強した人が多数でした。私はCIA合格実績などを考慮しアビタスにしようと考えました。
早々にアビタスの説明会に参加しました。説明会で実際にテキストやMCカードをみると、分量が予想以上に多く諦めずに勉強出来るだろうかと不安になりました。しかしながら、ライブ講義だけでなくWebサイトでも勉強できる仕組み(講義を動画で見れる、Webで問題が解ける)や模擬試験があるのでアビタスにしました

CIAの学習を通じて得た事、メリット等

「CIA」の勉強をしたことで、内部監査とは何か、人に自信をもって説明出来るようになったことが最大のメリットだと思います。内部監査を実施する中である事実を発見した時に、「本当に不備指摘をして良いのか?不備とまでは言えないのではないか?」と迷うことがあると思います。そのような時には、CIA取得を通じて得た知識や考え方を拠り所にすることが出来るようになりました。
また、パート3は「内部監査のためのビジネス知識」が問われるため、今まで苦手で避けていた分野(私の場合は財務会計など)についても、ある一定水準の知識は否応なく付いたと思います。これも、実際に内部監査をする際の自信につながりました。
システムインテグレーターを早期退職し建設業の会社に転職したのちに3科目合格を果たしてCIAを取得した時には、59才になっていました。還暦目前でしたが、まだまだ何か新しいことが出来るという自信がわいてきました。

これからCIAを目指す方へのアドバイス等

GLEIMのテキストも買って1度は使ってみましたが、アビタスのテキストとGLEIMのテキストでは用語が異なるものがありました。同じことでも用語が異なるものがあるのです。実際の試験に出てくる用語はアビタスのテキストの用語の方が近いと思います。結局、私はアビタスのテキストとMCカードに絞りました。講義の中での先生の話や不明点を自分で調べた事などをテキストやMCカードにいっぱい書き込みました。また、MCカードは、何回か回し間違ったところを重点的に復習し覚えるという方法にしました。
注意しないといけないのは、得意分野を侮ってはいけないということです。私はSE経験が長かったのでIT分野(パート3の45%程度はITが占めるようです)はあまり勉強しなくても大丈夫じゃないかという先入観がありましたが、実際にはそうとも言えませんでした。実務では使わないような用語も試験には出てきますし、意味合いが違うんじゃないかと感じるものも結構あります。ここは、試験勉強と思い素直にテキストやMCカードで勉強しましょう。
あと、あまり期間はかけずに、例えば1年~1年半くらいで取得するようにした方が良いと思います。あまり期間をかけると出題の傾向も変わるので得策ではありません。私は、途中で内部監査以外の仕事に従事したためブランクがあったことと、途中でシラバスの変更があったため3年程度かかってしまいました。
CIAは簡単にとれる資格ではないと思いますが、取得によりメリットも多いと思います。皆様、頑張ってください。